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【映画】感想:映画「ロボコップ (2014年版)」(2014年:アメリカ)

映画


ロボコップ [Blu-ray]

BS朝日 スペシャルドラマ・映画ラインナップ http://www.bs-asahi.co.jp/movie/
放送 BS朝日 2017年2月4日(土)

【※以下ネタバレ】
 

爆発で瀕死の重傷を負った警官アレックスが、最新技術によりサイボーグ警官“ロボコップ"としてよみがえる!1987年制作「ロボコップ」をリメイクした近未来SFアクション!

 

あらすじ

 西暦2028年。アメリカ軍は世界中で兵士の代わりに戦闘ロボットを配備し、人間の犠牲を抑える方向へ向かっていた。ロボット兵器開発メーカー・オムニコープは、国内でも警官をロボットに置き換えて新規市場開拓を狙っていたが、「ドレイファス法」という法律がそれを禁止していた。オムニコープの経営陣は、市民がロボット警官をヒーローとして迎え入れるようなキャンペーンを行おうと考える。

 デトロイトの警官アレックス・マーフィーは、汚職警官が絡んだ武器横流し事件を追っていたが、そのために爆弾を仕掛けられ瀕死の重傷を負う。オムニコープはアレックスをサイボーグ化し、人間の心を持つロボット警官「ロボコップ」に作り替えた。アレックスの妻と息子は変わり果てた夫を、それでも家族として迎える。

 アレックスは警察のコンピューターと連動し、たちまち犯罪者たちを次々と捕まえるが、市民はロボット警官の活躍を大歓迎した。アレックスはそのうち勝手に自分が狙われた事件を調べ始めた。オムニコープはその動きを抑えるため、アレックスの感情を殺し、ただのロボットに変えてしまう。それでもアレックスは自分の意思を取り戻して捜査を続け、ついに犯罪組織を壊滅させ、さらに汚職警官を逮捕する。

 アレックスの活躍により、市民のロボット警官への警戒心が無くなり、ついにドレイファス法は廃止された。オムニコープの経営陣はアレックスを放置すれば自分たちの汚職も暴きかねないと邪魔に感じ、社長のセラーズはアレックス破壊を命じる。さらにアレックスの妻には、アレックスは脳の病気で死んでしまったと嘘をつく。しかし、アレックスを手術したノートン博士はアレックスを逃がし、アレックスはセラーズを警官殺しの容疑で逮捕しようとする。セラーズはアレックスが攻撃できない信号発信機を持っていたが、アレックスは意思の力でそれを乗り越え、相打ちになる。

 最後、回復したアレックスが妻子と再会するシーンで〆。


感想

 評価は△。


 1987年に作られて今では伝説化した「ロボコップ」のリメイク映画。評判がいまいち良くなかったので警戒して視聴したのですが、思ったよりは酷くはなかった、というところ。


 21世紀バージョンはオリジナル版の各所にあったエグさとかブラックさといったもはほぼカットされており、

・警察は民営化されていないので、多少腐敗しているものの、ストライキとかやったりしない
・オリジナルでピーター・ウェラーが悪党になぶり殺しにされる残虐シーンは、単に爆弾で(あっさり)吹き飛ばされるシーンに変更
・アレックスは最初から記憶も感情もある
・家族や同僚はアレックス=ロボコップだと知っている
・オムニコープの幹部が会社で麻薬でラリッたりするシーンはない

 など、今風の内容に変更。またロボコップはオリジナル版の重々しさを感じさせるデザインとは違い、黒基調でバイクを乗り回すアメリカンヒーロー風味になっている。以上、かなりオリジナルとイメージが違い、リメイクというより新解釈という感じの内容だった。


 ただ、つまらないという訳ではなく、展開はテンポが良かったし、相棒刑事との友情、家族との絆、といった面も描かれ、結構悪くはなかった。ラスト20分までは。

 ラスト20分はオリジナル版とほぼ同様の展開となっており、アレックスがオムニコープ本社に乗り込み、二本足巨大ロボとバトルを繰り広げた後、幹部に銃を向けたら制約で撃てない、という流れとなる。ロボコップと二本足ロボとのバトルシーンは21世紀CG技術がふんだんに使われ、1987年版よりはるかに派手になっており、かなり盛り上がった。

 しかしその後がいけない。オムニコープの幹部がアレックスに「マーカーをつけているからお前はオレを撃てないだろう、このロボット野郎」としつこくしつこく罵倒するシーンが延々と続いて辟易した。オリジナル版で不快感を感じさせられた部分を殆ど排除しておきながら、一番腹が立ったこのあたりを後生大事に残しておかれたので、不意を突かれた分失望感が物凄かった。何故ここだけ変えなかったのか……、がっかりにも程がある。

 結局、ラス前までは「思ったより悪くなかった」扱いだったが、ラストバトルあたりの失速ぶりに「やっぱりB級だった」評価に変更となった。もったいない話だったとしか言いようがない。

2028年。世界各国で軍事配備のロボット化が進む一方、ロボット配備を禁止する「ドレイファス法」を支持し抵抗していたアメリカの近未来都市デトロイト。愛する家族とともに暮らす勤勉な警官アレックスは、捜査中、爆発事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負うが、オムニ社の最新ロボット技術により“ロボコップ"として新たな命を得る。


人間としての感情と記憶、ロボットとしての圧倒的な力で、一躍ヒーローとなったロボコップだったが、巨悪の陰謀に巻き込まれ、ある日、“人間としての感情と記憶"をリセットされてしまう。そして、一切の感情を失いロボットとして"正義"のためだけに街を守る彼は、予想をもしなかった問題に直面することになる…(2014年/アメリカ)


出演者
アレックス・マーフィ/ロボコップジョエル・キナマン
デネットノートン博士(ゲイリー・オールドマン
レイモンド・セラーズ(マイケル・キートン
パット・ノヴァック(サミュエル・L・ジャクソン


監督
ジョゼ・パジーリャ

ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]