感想:アニメ(新番組)「刀使ノ巫女(とじのみこ)」第1話「切っ先の向く先」

TVアニメ「 刀使ノ巫女 」オープニングテーマ「 Save you Save me 」

オリジナルアニメーション「刀使ノ巫女」公式サイト http://tojinomiko.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女。
制服に帯刀が主な出で立ちの彼女たちは、刀使(とじ)と呼ばれる。
正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊。
御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、
そのほとんどは全国に五ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒たちである。
ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、
御刀を手にし、様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。


この春。
全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。
大会に向け、多くの刀使たちが修練に励む中、ひときわ強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた。
彼女が構えた御刀の切っ先が向くその先は―。

 

第1話 切っ先の向く先

 

あらすじ

 怪物「荒魂」を「御刀(おかたな)」で祓う神薙ぎの巫女たちは「刀使」(とじ)と呼ばれていた。

 美濃関学院の刀使候補生(?)的な衛藤可奈美は校内の試合で優勝し、準優勝の柳瀬舞衣と共に「御前試合」のため鎌倉の折神家に向かう。そして試合で勝ち抜き決勝に進むが、試合開始と同時に、対戦相手が可奈美ではなく折神家の当主に切りかかる。すぐさま護衛が飛んでくるが、可奈美はその相手を連れて試合場の外に逃げ出す。


■脚本:髙橋龍
■絵コンテ:柿本広大
■演出:柿本広大
作画監督:大田謙治・王國年


感想

 評価は……、これは厳しい……、予想よりはるかにイマイチだった……


 近代兵器が通じない怪物が暴れていて、それを倒せるのは選ばれた少女たちのみ、とかいう設定は別に王道パターンなのでとやかくいう話ではないのですが……


 キャラデザがびみょーで女の子がイマイチ可愛くない……、もう一歩踏み込めば行けるタイプにも見えるのですが、踏み込んでないのでぼんやりしたピントの合ってないキャラデザにしか……

 あと、何故制服で試合をしますか? 専用の試合着とか無いんですか? 普段着ている制服で試合して汗をかいたものをそのままずっと着ているとかちょっとアレじゃないですか? そもそもミニスカで試合しておいて巫女とか名乗るのもどうなんですか?

 剣の流派の事とか口にしていて本格剣術物を目指しているのかもしれませんけど、刀を構えたシーンが別に凄いって感じでも無かったしなぁ……

 あまつさえ、主人公が「名家の当主にいきなり切りかかったテロリスト」に、事情も聴かずに味方してそのまま一緒に逃亡する、という展開についていけません。主人公の頭の中はどうなっているのか……


 でもこれ、2クールアニメだそうなんですよ……、この作品のどこに勝負をかける要素が有るんだろうか。スマホゲームも作っていて相乗効果狙いとかいう戦略? 初回からもう一つだったよなぁ。
 
 

刀使ノ巫女


制作会社
Studio五組


スタッフ情報
【監督】柿本広大
【シリーズ構成】髙橋龍
【キャラクター原案】しずまよしのり
【キャラクターデザイン】八尋裕子
【プロップデザイン】鈴木典孝
総作画監督】八尋裕子/大田謙治
【アクション作画監督】神谷智大
美術監督】佐藤勝(石垣プロダクション
【美術設定】緒川マミオ
色彩設計田中美穂
【CGディレクター】荻田直樹(グラフィニカ
【3DCG】グラフィニカ
【撮影監督】関谷能弘
【編集】三嶋章紀
【音楽】橋本由香利
【音響監督】飯田里樹
【プロデュース】ジェンコ


音楽
【OP】衛藤可奈美(CV:本渡 楓)、十条姫和(CV:大西沙織)、柳瀬舞衣(CV:和氣あず未)、糸見沙耶香(CV:木野日菜)、益子 薫(CV:松田利冴)、古波蔵エレン(CV:鈴木絵理)「Save you Save me」
【ED】衛藤可奈美(CV:本渡 楓)、十条姫和(CV:大西沙織)、柳瀬舞衣(CV:和氣あず未)、糸見沙耶香(CV:木野日菜)、益子 薫(CV:松田利冴)、古波蔵エレン(CV:鈴木絵理)「心のメモリア」



キャスト
衛藤可奈美:本渡楓
十条姫和:大西沙織
柳瀬舞衣:和氣あず未
糸見沙耶香:木野日菜
益子薫:松田利冴
古波蔵エレン:鈴木絵理
折神紫:瀬戸麻沙美
獅童真希:内山夕実
此花寿々花:M・A・O
皐月夜見:渕上舞
燕結芽:水瀬いのり

 
TVアニメ「 刀使ノ巫女 」エンディングテーマ「 心のメモリア 」
 
 

感想:アニメ(新番組)「三ツ星カラーズ」第1話「カラーズ」

TVアニメ「 三ツ星カラーズ 」オープニングテーマ「カラーズぱわーにおまかせろ! 」【通常盤】

TVアニメ「三ツ星カラーズ」公式サイト http://mitsuboshi-anime.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

野の公園にひっそりと佇むアジト。
そこにいるのは3人の小学生の女の子たち――。
そう、彼女たちこそ上野を守る正義の組織「カラーズ」!!
結衣、さっちゃん、琴葉の3人は今日も平和な上野の平和を守るため、
日夜(嘘、夕方まで)街を駆け回るのである!!

 

第1話 カラーズ (2018年1月7日(日)深夜放送)

 

あらすじ

 小学生女子三人による組織「カラーズ」は、上野の平和を守る正義の組織である。ある日カラーズはパンダそっくりの猫が街の色々な物を盗んでいるという事を知り、猫捕獲に乗り出す。そして猫が自分たちの基地を住みかにしていたという事に気が付き、無事捕獲に成功する。そしてネコを飼うことに決め、餌代は警官の斎藤に払わせることに決めるのだった。


 カラーズは雑貨屋の店主「おやじ」から対戦車ロケット砲を入手し、警官の斎藤を脅しに行く。斎藤は上手い事言いくるめてロケット砲を奪い勝ち誇るが、結局股間にロケット弾をぶつけられて悶絶する。


 カラーズはおやじから「金庫が誰かにロックされてしまった」という話を聞く。そして犯人が残したという暗号文を調べ、暗証番号がパンダ型郵便ポストの下に張り付けてあることを発見し、見事金庫を開ける。金庫に隠されていた「お宝」とは、おやじが猫の「モノクロ大佐」用に用意してくれたエサ皿だった。


脚本:ヤスカワショウゴ 絵コンテ・演出:河村智之 作画監督:横田拓己 美術監督:李 凡善


感想

 評価は……、まあ○か……


 「電撃大王」誌で連載している漫画で、絵柄もテーマも(殆ど連載されていない)「苺ましまろ」とダブる漫画。「苺ましまろ」が無くて物足りない読者向けの代替作品というポジションだと思われます。

 原作漫画は読んだことが無いのでどんな作品かと思いましたが……、ああ、うん、微妙? 生意気小学生が特に明確なストーリーも無いままわちゃわちゃする話で、別にチョー面白い、ということもないのですが、切り捨てるほどにはダメじゃない、という非常に判断に困る内容でした。


 とりあえず、もちっと見てみるかね。
 
 

三ツ星カラーズ


制作会社
SILVER LINK.



スタッフ情報
【原作】カツヲ(「月刊コミック電撃大王」連載)
【監督】河村智之
【シリーズ構成】ヤスカワショウゴ
【キャラクターデザイン】横田拓己



音楽
【OP】カラーズ☆スラッシュ(結衣(CV.高田憂希)、さっちゃん(CV.高野麻里佳)、琴葉(CV.日岡なつみ))「カラーズぱわーにおまかせろ!」
【ED】カラーズ☆スラッシュ(結衣(CV.高田憂希)、さっちゃん(CV.高野麻里佳)、琴葉(CV.日岡なつみ))「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!」



キャスト
結衣
高田憂希

さっちゃん
高野麻里佳

琴葉
日岡なつみ

斎藤
田丸篤志

おやじ
玄田哲章

さっちゃん母
名塚佳織

ののか
朝井彩加

ももか
東城日沙子

 
TVアニメ「 三ツ星カラーズ 」エンディングテーマ「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ! 」【通常盤】
 
 

感想:アニメ「鬼平」(2017年)第1話「血頭の丹兵衛」

鬼平 Blu-ray BOX

アニメ「鬼平」公式サイト http://onihei-anime.com/
放送 BSジャパン。(地上波 2017年1月~3月)。全13話。

【※以下ネタバレ】
 

日本屈指の痛快時代劇が、クールなアニメーションとなって堂々登場!


時は江戸後期。暴虐の限りを尽くす盗賊たちが、「鬼」と呼んで畏れる男がいた。
「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長谷川平蔵その人である。
火付盗賊改方とは、一種の特別警察。江戸市中内外の犯罪を取り締まるだけでなく、他国に出て犯罪者を捕らえることもできる機動性の高い組織。
しかし平蔵は職務に忠実なだけの固い男ではない。時として罪を犯した者にも情けをかけることがある。
平蔵が許さないのは、非道。《盗人三箇条》――殺さず、犯さず、盗まれたら潰れるような店からは盗まない――から外れ、人の道に背く者には一切容赦はしない。
男気と人情にあふれ、毅然としながらもどこか色気を漂わせた佇まいで人を惹きつけるオトナ。
そんな平蔵と彼を取り巻くクセのあるキャラクターたちが、江戸にはびこる非道を追い込み、叩き潰す。
先の見えない現代だからこそ必要な、オトナの魅力に満ちた痛快エンターテインメントの誕生だ。


原作は池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」。1967年に文藝春秋オール讀物」で第一作目を発表以降、1990年まで連載、累計発行部数は2700万部を誇る超人気時代劇シリーズだ。これまで幾度となくドラマ化、映画化、漫画化、舞台化されてきたが、ついに本格時代劇アニメーションとなってお目見えする。


アニメーション総指揮は、名プロデューサー・丸山正雄(『この世界の片隅に』)。半世紀以上にわたってアニメ業界で活躍し続ける企画の鬼は、自らを鬼平ファンと言ってはばからない。監督とキャラクターデザインは、宮繁之(『ルパン三世 Green vs Red』)が担当。現代的でスマートな新たな鬼平像を描き出す。渾身の音楽で物語世界を彩ったのは田中公平と川村竜。主題歌「そして・・生きなさい」は由紀さおり。その圧倒的な歌唱力が作品を鮮烈に印象づけた。
声の出演は長谷川平蔵堀内賢雄密偵・おまさに朴ロ美鬼平の息子・長谷川辰蔵に浪川大輔と、実力派声優が勢揃い。
ほか、佐島忠介:水内清光、粂八:細谷佳正、木村忠吾:岡本信彦、小柳安五郎:木内秀信、酒井祐助:浜田賢二、彦十:飯塚昭三、長谷川久栄:岩男潤子、お順:千本木彩花、岸井左馬之助:田中秀幸と、ベテランが名を連ね、「鬼平」の世界を奥深く築き上げる。


原作の魅力に、アニメならではのクールな色気と力強さを兼ね備えた新たな “鬼平”が、非道を叩く!!
2017年1月放送開始!

 

第1話 血頭の丹兵衛

 

あらすじ

 鬼平たちは盗賊「小房の粂八」(こぶさのくめはち)を捕える。粂八は仲間に見捨てられて置き去りにされたにもかかわらず、盗人なりの仁義があると言って、拷問にも口を割ろうとはしない。

 数か月後。江戸では「血頭の丹兵衛」(ちがしらのたんべえ)の一味が盗みを繰り返していた。一味は盗みに入った先で、女子供も含めて一家を皆殺しにする非道さに加えて、現場には自分の名前を焼き付けた木の板を残していく不敵さだった。

 牢の中の粂八は、その盗賊たちの行状を聞き、その「丹兵衛」は偽物だと訴える。粂八は若いころ丹兵衛の一味に所属していたことがあり、その際繰り返し「真の盗人三箇条」、すなわち「人は殺さず、女は犯さず、金が有るところしか盗まず」という信条を叩き込まれたのだと言う。

 粂八は鬼平に偽物を捕まえるために牢から出してくれと頼み、鬼平はそれを承諾する。そして粂八は一味のいるらしい場所で待ち構えていると、粂八をなんと本物の丹兵衛が訪ねてくる。15年ぶりに会った丹兵衛は、最近の凶行は自分の犯行だと言い、盗人三箇条など若気の至りだったと笑い飛ばす。そして粂八に仲間になれと誘い、潜伏先を教えて去る。

 粂八の先導で鬼平たちは丹兵衛一味の隠れ家に踏み込み、丹兵衛たちを捕縛する。だが粂八は捕まった丹兵衛を見ながら、あの男はあくまで丹兵衛を騙る偽物だと言うのだった。事件解決後、鬼平は粂八に自分の密偵になるように誘うのだった。


感想

 昨年(2017年)1月~3月クールに放送されたアニメが、しれっとBSジャパンで放送開始。本放送時はテレビ東京系の局と「時代劇専門チャンネル」でしか放送されず、歯噛みしていたので、一年越しで視聴出来たことは嬉しいのですが……、危なかった……、新聞のBSテレビ欄で小さく「鬼平」と書いているのを見つけて確認しなかったら絶対見逃していた……、危なかった……

 原作は時代劇物に興味ゼロの私でも知っている「鬼平犯科帳」ですが、よくこれのアニメ化企画が通ったなぁと……、最初から普段アニメを見ているような層は完全に無視していて、50代以降の、時代劇専門漫画誌を愛読しているような層を狙いに行ったものと思われます。だって全国ネットがAT-Xとかじゃなく「時代劇専門チャンネル」だったもんね……

 肝心の中身ですが、超手堅い時代劇アニメで子供はお断りの雰囲気がプンプン。しかし作画は固いし、それ以上に声優が手堅い。鬼平役は(洋画の主人公を吹き替えまくっている)堀内賢雄だし、全体の雰囲気も「洋画か海外ドラマかよ!」みたいなノリ。しかしこれはこれで安心できるメンツです。

 時代劇物なんて興味ゼロでしたが、これはかなり行けます。視聴継続決定ですよ。
 
 

鬼平


スタッフ
クリエイティブプロデューサー 丸山正雄
監督/キャラクターデザイン 宮繁之
脚本 あべ美佳・村越繁・稲本達郎・水上清資加藤綾子
美術監督 秋葉みのる
色彩設計 西香代子
撮影監督 宮田崇弘
編集 木村佳史子
音楽 田中公平・川村竜
主題歌 「そして・・生きなさい」 由紀さおり
音響監督 三間雅文
録音スタジオ アオイスタジオ
音響制作 テクノサウンド
アニメーション制作 スタジオM2
制作 トムス・エンタテインメント
製作著作 オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会



キャスト
長谷川平蔵
堀内賢雄
佐嶋忠介
水内清光
おまさ
朴ロ美
粂八
細谷佳正
木村忠吾
岡本信彦
小柳安五郎
木内秀信
酒井祐助
浜田賢二
彦十
飯塚昭三
長谷川辰蔵
浪川大輔
長谷川久栄
岩男潤子
お順
千本木彩花
岸井左馬之助
田中秀幸

 
鬼平~その男、長谷川平蔵~ [DVD]
 
 

感想:アニメ(新番組)「カードキャプターさくら クリアカード編」第1話「さくらと透明なカード」


カードキャプターさくら クリアカード編(1) (KCデラックス なかよし)

カードキャプターさくら公式サイト http://ccsakura-official.com/
放送 NHK BSプレミアム。7:30~8:00。全22話。

【※以下ネタバレ】
 

夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる!


世に災いをもたらす「クロウカード」を集め、魔法の力で自分のカードに変えたさくらは、桜満開の4月、中学1年生に進級した。そこで香港に帰国していた小狼と再会し、一緒に学校へ通えることを喜び合ったのもつかの間、ある夜、集めたカードに異変が…! さらに友枝町では、不思議な出来事が次々起こり、さくらは夢で出会った「鍵」に導かれ、再びカードを集め始める。そんな中、クラスに女の子が転校してきて…

 

第1話 さくらと透明なカード (2018年1月7日(日)放送)

 

あらすじ

 春。さくらは中学一年生となり、友枝中学校に入学した。親友の知世とは同じクラスになったし、さらに香港に帰っていた小狼も日本に帰ってきて同じ学校に通うことになり幸せ一杯状態。

 しかし、ある夜、さくらはフードを被った見知らぬ人物が出て来る夢を見る。目覚めたさくらは胸騒ぎを感じて「さくらカード」を確認すると、なんとカードは全て透明になってしまっており、魔力も失われていた。さくらたちはイギリスにいるエリオルに連絡を取ろうとするものの、何の返事もない。

 さらに次の日、さくらはまた謎のフードキャラの夢を見るが、目覚めると夢の中のアイテムの筈の鍵を握りしめていた。翌日、さくらは往来で魔力による攻撃を受けるが、さくらカードが無いため手の打ちようがない。さくらは前夜手に入れた鍵を新たな呪文でステッキにすることに成功し、攻撃者を捕える。その相手は「疾風」と書かれたカードだった。

感想

 うぉぉぉ、18年ぶりの「CCさくら」のアニメ!! 昔と雰囲気が全く変わらないのが嬉しい!! 期待通りの内容でした!! 

 前作は20世紀(1998年~2000年)に、まだ衛星放送が最新鋭のハイテクノロジーだった時代に放送されていて、そういう枠でのアニメというだけでドキドキしていたのですが、内容もなんかイマイチとりとめのない原作と比較してメリハリがついており、「原作よりもっと面白いアニメ」という事で高く評価していました。

 そして、その「さくら」が18年ぶりに、スタッフも声優もまんま同じで帰ってくるという事で、「同じは良いけど、もうみんな歳を取って、以前と同じような物は作れないのでは……」と心配していたら……、まんま一緒のノリでした~~ ヽ( ´¬`)ノ

 絵は21世紀テクノロジーによって前作より遥かにキレイになり、しかも声優の声は18年経っているのに前作とほぼ一緒 (゚ロ゚;) さすがにさくら父役の田中秀幸はあんな若い父親の役をやるのはきつくなったかなぁという感は否めませんが、女性声優たちはまんま同じ。さくら(丹下桜)、ケロちゃん久川綾)、知世(岩男潤子)は「以前と同じ声出るの?」と疑っていたのに、ほぼ変わりなし。声は外見ほどには年を取らないというのは本当だったんですね。いやー、ビックリした。

 しかも作り手にどうこう言う前に、見ているこっちの方が「さくらカード編」の内容を完璧に忘却していて、「エリオル……? 誰それ……?」状態でしたが、公式サイトを読んで勉強しなおしたのでもう大丈夫。原作のストックは大して有りませんが、オリジナル展開を入れるつもりらしく、全22話予定となっているので、ボリュームも十分。

 新春の大期待アニメが好スタートです!!
 
 

カードキャプターさくら クリアカード編


制作会社
マッドハウス


スタッフ情報
【原作】CLAMPカードキャプターさくら クリアカード編」(「なかよし」講談社刊)
【監督】浅香守生
【シリーズ構成・脚本】大川七瀬
【コスチューム&カードデザイン】もこな
【キャラクターデザイン】濱田邦彦
【音響監督】三間雅文
【音楽】根岸貴幸


あらすじ
中学1年生になったさくら。小狼にも再会し、みんなとうれしく楽しい日々を過ごしていた。しかし、ある日ふしぎな夢を見た後に本を開けたら、カードが全部透明になってしまっていた…さくらを待ち受ける新たな運命とは!?


音楽
【OP】坂本真綾「CLEAR」
【ED】早見沙織Jewelry


キャスト
木之本桜丹下桜
ケルベロス久川綾
大道寺知世岩男潤子
李小狼くまいもとこ
詩之本秋穂:鈴木みのり
ユナ・D・海渡:花江夏樹
木之本藤隆田中秀幸
木之本桃矢関智一
月城雪兎緒方恵美
柊沢エリオル:佐々木望
観月歌帆:篠原恵美
スピネル・サン:冬馬由美
秋月奈久留・ルビームーン:柚木涼香
山崎貴史:宮崎一成
三原千春:松本美和
柳沢奈緒子:本井えみ

 
カードキャプターさくら クリアカード編(2) (KCデラックス なかよし)
 
 

感想:アニメ(OVA)「カーニバル・ファンタズム」(2011年)セレクション第1週

カーニバル・ファンタズム Complete Edition(2枚組) [Blu-ray]

Carnival Phantasm カーニバル・ファンタズム http://www.typemoon.com/products/cp/index.html
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

http://typemoon.com/news/2018/R6S4pX
TYPE-MOONのキャラクターが多数登場する、TYPE-MOON10周年記念として制作されたOVAカーニバル・ファンタズム』のセレクション放送が決定しました!

 

第1週 (2018年1月6日(土)深夜放送)

 

内容

・第1話『第5次 魔術師大激突 チキチキ聖杯戦争

 第5次聖杯戦争はルールが変更になり、殺し合いではなく、周辺に被害の出ない非暴力的手段で争うことになった。かくして七組のマスターとサーヴァントは、かるた・テニス・黒ひげ危機一髪その他で勝敗を競い合う。そして最終的に士郎が聖杯を手に入れ、すぐさま壊そうとするものの、壊した中からアルクェイドが出てきてしまい、グダグダのうちに聖杯戦争は幕を閉じるのだった。



・第6話『型月連続小説 さくら』

 間桐桜は義理の兄・慎二から日々辛い仕打ちを受けており、慎二のサーヴァントのライダーは桜の事を心配していた。そして陰から桜の事を助けようとするのだが、桜は自分のプロポーションと不遇な境遇に酔っており、全然ライダーのいう事を聞いてくれない。しかし最終的に桜はライダーが持ってきた魔剣ルールブレイカーをうっかり慎二に刺してアホにしてしまい、ライダーと二人で屋敷を去るシーンで〆。


・その他「白き月姫 ファンタズムーン」

 魔法少女キャラ・ファンタズムーン(アルクェイド)が妖怪秋葉と戦ったりするアニメ。

感想

 TYPE-MOONによるセルフパロアニメ。結構笑えました。基本的に重苦しい設定の作品ばかりなので、こういう羽目を外した作品だとギャップが楽しいですよね。

 

原作・原案
・ゲーム=「月姫」「歌月十夜」「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」「MELTY BLOOD
TYPE-MOONアンソロジーコミック 武梨えり「TAKE-MOON」(一迅社刊) 


スタッフ&キャスト

監督=岸誠二

シリーズ構成・脚本=上江洲誠

キャラクターデザイン・総作画監督森田和明

キャラクターデザイン=廣瀬智仁

音楽制作=ランティス

音響制作=ダックスプロダクション

音響監督=飯田里樹

音楽=高梨康治

撮影監督=塩見和欣

美術監督=下山和人

色彩設計=柳澤久美子

音楽プロデューサー=斎藤滋

プロデュース=エモーション

アニメーション制作=ラルケ



アルクェイド柚木涼香

遠野志貴野島健児

シエル=佐久間紅美

遠野秋葉ひと美

琥珀高野直子

翡翠松来未祐

弓塚さつき南央美

レン=水橋かおり

セブン=戸松遥

シオン・エルトナム・アトラシア夏樹リオ

有間都古倖月美和

リーズバイフェ・ストリンドヴァリ=渡辺明乃

セイバー=川澄綾子

衛宮士郎杉山紀彰

遠坂凛植田佳奈

アーチャー=諏訪部順一

間桐桜下屋則子

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン=門脇舞以

ランサー=神奈延年

ライダー=浅川悠

バーサーカー=西前忠久

キャスター=田中敦子

アサシン=三木眞一郎

ギルガメッシュ関智一

言峰綺礼中田譲治

間桐慎二神谷浩史

葛木宗一郎中多和宏

藤村大河伊藤美紀

 
『カーニバル・ファンタズム』1st Season 初回限定版 [Blu-ray]
『カーニバル・ファンタズム』2nd Season 初回限定版 [Blu-ray]
 
 

感想:アニメ(新番組)「ポプテピピック」第1話「出会い」

ポプテピピック (バンブーコミックス WIN SELECTION)

公式サイト http://hoshiiro.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

暗闇は無く、無知があるのみ。―ウィリアム・シェイクスピア

 

第1話 出会い (2018年1月6日(土)深夜放送)

 

内容

・Aパート
1)「星色ガールドロップ」というギャルゲか何か風のアニメがスタート
2)唐突に「ポプテピピック」本編に移行。原作の四コマネタを延々放送
3)エンディング

・Bパート
 Aパートの内容をほぼそのまま繰り返し放送(主役のポプ子とピピ美の声優は違うバージョン)


感想

 まあ、あの原作をアニメ化すればこうなるよなぁ……、という評価のしにくいアニメでした。


 原作はWEBコミックの「まんがライフWIN」で連載しているナンセンス4コマ漫画で、ストーリーらしきものは無いものの、あまりに異常な内容が一部マニアにウケていたのですが、それを無謀にもアニメ化。

 最初いきなり「星色ガールドロップ」というギャルゲ風アニメが始まって面食らわせておいてから、唐突に本編に入る、という構成ですが、これは原作漫画でも最初「大川先生の新連載」とか謳ってギャルゲ漫画を始めておいてから、「実はポプテピセカンドシーズンでしたぁ」とやったのと同じ手口だったので、あああれかとしか思えず。

 あとは原作のナンセンス四コマを「ゲバゲバ60分」のアニメみたいに、「四コマネタ放送する→いちいち「ポプテピピック」というタイトル画面を出す」という流れで延々意味不明の四コマを放送。

 そして「もう大概飽きてきた……、これで30分枠は辛いよなぁ……」とか思ったらいきなり10分過ぎにエンディングが流れて、Bパートは「同じ内容をもう一度放送」。ただし声優が微妙に違っているバージョン。

声優は
Aパート 「ポプ子:江原正士」「ピピ美:大塚芳忠
Bパート 「ポプ子:三ツ矢雄二」「ピピ美:日高のり子
という配役。

 実は事前に告知されていたのは「ポプ子:小松未可子」「ピピ美:上坂すみれ」という売れっ子声優コンビだったのですが、全くウソだったという……


 結局「アニメが面白いわけでもなんでもなく、イベントとしてやった試みが面白かっただけ」でした。これじゃまかり間違っても円盤が売れることは無いでしょうが、まあ、今時のネット民にウケそうな仕掛けで、瞬間的な話題を作ることには成功したんじゃないでしょうかね。

 まあ、原作も中身の無さと壊れっぷりはこんなもんなので、原作のスピリットを忠実に映像化したと言えば言えるかもね。
 
 

ポプテピピック


制作会社
神風動画


スタッフ情報
【原作】大川ぶくぶポプテピピック」(「まんがライフWIN竹書房刊)
【監督】青木純(スペースネコカンパニー)、梅木葵
【企画・プロデュース】須藤孝太郎
【シリーズ構成】青木純(スペースネコカンパニー)
【コンセプトデザインワークス】梅木葵
【音響監督】鐘江徹
【音響効果】小山恭正
【音響制作】グロービジョン
【音楽】吟(BUSTED ROSE)
【音楽制作】キングレコード


音楽
【OP】上坂すみれ「POP TEAM EPIC」


キャスト
ポプ子:小松未可子
ピピ美:上坂すみれ

 
ポプテピピック SECOND SEASON (バンブーコミックス WINセレクション)
 
 

【デジタル&アナログゲーム】ゲーム会社「サイフォン」の中の人が影響を受けたシミュレーションゲーム一覧

シヴィライゼーションIIIゲームオブザイヤーエディション 完全日本語版
 
 デジタルゲームボードゲームの両方を手掛ける稀有な会社「サイフォン」の中の人が、自らが影響を受けたシミュレーションについてブログで語っていました。こういう自らのバックグラウンドを語るような話ってめちゃめちゃ興味を惹かれますよねぇ。

デジタルゲーム

Si-phon(サイフォン)|開発者BLOG::影響受けたデジタルシミュレーション
http://si-phon.com/blog/?eid=3306

【シミュレーション選挙】(システムソフト)
【森田のバトルフィールド
【現代大戦略
【歴史三部作】(光栄)
【ROMMEL】(ホビージャパン)
【大東亜黙示録轟】(ウルフチーム)
【ブリッツグリーグ】(システムソフト)
【太平洋の嵐】(G.A.M)
【群雄三国史】(エニックス)
ロンメル装甲師団1941】(グラムス)
大戦略V】(システムソフト)
信長の野望internet】(コーエー)
大戦略パーフェクト】(システムソフトアルファー)
【信長本編】(コーエー)
武田信玄
【StrategicCommand】
【CivilizationIII】

 
 

アナログゲーム

Si-phon(サイフォン)|開発者BLOG::影響受けたアナログシミュレーション
http://si-phon.com/blog/?eid=3308

【EWE日本海海戦】エポック
日本機動部隊】エポック
【激戦アバオアクー】ツクダホビー
ジャブローツクダホビー
ニュータイプ/ホワイトベースツクダホビー
戦艦大和/航空母艦ツクダホビー
【タスクフォースシリーズ】ツクダホビー
ブルーゲイル/ウォーカーギャリア】ツクダホビー
オーラバトラーツクダホビー
撃墜王ツクダホビー
【ZとかZZとかのガンダムゲー】ツクダホビー
【霧のアルデンヌ】アドテクノス
【冬の嵐】アドテクノス
【レッドサンブラッククロス】アドテクノス
【凍結戦線デミヤンスク】タクテクス付録ゲーム
失われた勝利】エポック

 
 年齢が近いのか、知っているゲームがいっぱいです。大東亜黙示録轟とかウルフチームとか懐かしすぎ。各ゲームに対する一言コメントも味があります。
 
 
大戦略V DX
 

【漫画・アニメ】永井豪先生がトーク番組「アナザースカイ」に出演していたので、内容を書き起こしてみた (2018年1月5日放送)

マジンガーZ 1 (トクマコミックス ハイパーホビー)

another sky-アナザースカイ- http://www.ntv.co.jp/anothersky/
放送 日本テレビ系。

【※以下ネタバレ】
 

内容

http://www.ntv.co.jp/anothersky/contents/2018/01/post-2046.html
TITLE
永井豪さん
DATE
2018.01.05
COUNTRY
イタリア/ローマ


漫画家。1945年生まれ。
1967年、『目明しポリ吉』でデビュー以降、『マジンガーZ』『デビルマン』『ハレンチ学園』『キューティーハニー』等、数々の国民的作品を生み出す。

 「アナザースカイ」は日本テレビトーク番組で、今田耕司中条あやみがMC担当。毎回のゲストが「第二の故郷」を訪ねるとかいう趣旨の模様。今回のゲストは御大・永井豪で、イタリア・ローマを訪問。


・1967年に22歳でデビュー。漫画家キャリア50年。


・永井『漫画家になったのは手塚治虫先生の影響。小学校2~3年生の頃には友達に漫画家になると宣言していた』


永井豪はイタリアでは大人気。特にアニメ「鋼鉄ジーグ」が有名。


・永井『「鋼鉄ジーグ」はおもちゃ屋さんに「磁石でパーツがくっつくロボットを考えて」と言われて作った』


・永井『「ゲッターロボ」もおもちゃ屋さんの注文。主役を三人にすればおもちゃが三倍売れるので何か考えて、と言われて知恵をひねった』


・永井『1970年に発表した「鬼」は、剣闘士映画「スパルタカス」の影響で描いた。当時ハレンチ学園がヒットしすぎてギャグマンガ家としか見てもらえなかった。「鬼」はシリアス物でストーリー漫画家に転身するきっかけとなった作品』


・永井『「マジンガーZ」は中世の鎧がイメージ。目を覆う部分を口にしてみた』


・永井『デビルマンの妖鳥シレーヌは「サモトラケのニケ」に影響を受けている』


・永井『女性の裸は、昔は写真とか手に入らないので、彫刻の裸体像を参考にした』


・永井『「ハレンチ学園」がヒットすると、ワイドショーに引っ張り出されてPTAとかに叩かれた。しかし子供からの応援の手紙が凄かったので頑張った。「大人はもっといやらしいものを見ているのを知っている」「どんどん描いて」と応援されたので、叩かれても前に出ようと思った』


・イタリアで鋼鉄ジーグをモチーフにした映画「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」が作られ大ヒット。永井がガブリエーレ監督を表敬訪問。当然監督も永井豪ファン。「アメリカのヒーローと違い、永井漫画は善と悪の明白な境界線が無い。何事も白黒で割り切れないとかを考えさせてくれる」と絶賛。


ローマ国際映画祭では新作のマジンガーZアニメをいち早く公開。


・永井『今「デビルマンサーガ」という作品を描いている。編集長のたっての希望。昔感動した作品をもう一度見たいと言われた。自分としては全くの新作を描きたいが、編集者サイドからは昔の感動した作品をもう一度という希望が強く、どうしてもリメイク漫画ばかりになってしまう』


・永井『明日描く作品が自分の最高傑作になるのでは、という気持ちで描いている』

感想

 永井豪先生がトークに出演。ハレンチ学園の裏話とかなかなか面白かった。あと最近リメイク的な漫画の嵐なのは、先生の意向ではなく編集者のせいだったのか! デビルマンとかもう昔の漫画読めばいいんだから、まっさらの新作描かせてあげてよ!
 
 
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