【科学】ニュートン2018年7月号は「宇宙のすべてを支配する数式」特集

Newton(ニュートン) 2018年 07 月号 [雑誌]

科学雑誌ニュートン最新号 | ニュートンプレス
http://www.newtonpress.co.jp/newton.html

 
 科学雑誌ニュートン最新号(2018年7月号)の特集は「宇宙のすべてを支配する数式」です。
 
 

宇宙のすべてを支配する数式
天才物理学者たちがつくりあげた叡智の結晶を“鑑賞”しよう!
協力 橋本幸士
執筆 小松研吾(編集部)
 
自然界のほとんどすべての法則を,たった一つの数式であらわせるという。理論物理学者の橋本幸士教授を案内役に,その数式を読み解いていこう。

 
 過去にNHK科学番組「神の数式」でも取り扱ったテーマですが、「この宇宙の全てを全て表現できる究極の数式」の記事です。宇宙の物質は全て素粒子で出来ており、また働く力は4つに分類されています。この数式は素粒子と力についての式であり、つまりこの式一つで宇宙の全てが表現できると言っても過言ではない物なのです。門外漢が聞いてもワクワクしますよね。

 内容は、ニュートンお得意の「ド素人でも何となくなら解らせる」あのレクチャーテクニックを使って、物理学の専門家が作り上げた式を「何となく」レベルで理解させてくれています。

 宇宙論がどうとか、ブラックホールの底が、とか、「ひも理論」が、とか、そういう話が大好きな人にはおススメです。
 
 
神の数式 完全版 DVD-BOX
神の数式 完全版 VOL.2 [DVD]
 
 

【ボードゲーム】2018年に「アメージング・スパイダーマン」(ツクダ)のリプレイが二本も読めるとは(T A T)

アメイジング・スパイダーマンTM [AmazonDVDコレクション]
  
 超懐かしい、1984年のツクダのゲーム「アメージング・スパイダーマン」のお話です。
 

●「100メートル先に落ちた針の音をも聴き取る男、スパイダーマン!」

blogs.yahoo.co.jp

アメコミのヒーローと悪漢が、縦横無尽にマンハッタンを駆け巡る!~アメージング・スパイダーマン(ツクダ) ( ブログバトン ) - 歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15907719.html

 
blogs.yahoo.co.jp

NY上空の空中戦!サンドマンの変幻自在な流動化!~アメージング・スパイダーマン(ツクダ) ( ブログバトン ) - 歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15933971.html

 
 ちはら会さんによる、まさかの「アメージング・スパイダーマン」(ツクダ:1984年)のリプレイ二連発です。

 1984年当時はアメコミ版スパイダーマンを知る者など日本に数えるほどしかおらず、「スパイダーマン? ああ、レオパルドンに乗る東映ヒーローね」という認識だった時代。その頃にガチ原作準拠で、ドクターオクトパスやグリーンゴブリンとか謎のクモ殺しロボットと戦うゲームを作るとは、ツクダは一体何を考えていたのでしょうか。多分「作りたいから作った」だけだと思われます(笑)
 
 
 そんなゲームのリプレイ記事が2018年に二つも読めるなんて、ちはら会さんには大感謝です。


●その評価は!?

 
 このゲームってマップは地味だし、ルールはもっさりした感じだし、正直あんまり面白そうに思えないのですが、
 

そう!このアイテムはガチンコの勝敗ゲームではなく、雰囲気を楽しむカード使用のロールプレイングなんです。

ここまで読んで、そんな傑作?!と激しく誤解したあなたへ。本当のことを言うと、「世界でただ一つの完全AAR」として、かなり脚色しています(あるいは脳内補完)。


実際は、かなり広めの(フルマップの)マンハッタン地区を、スパイダーマンと悪漢、5台のパトカーが走り回るという、まったくインスタ映えしない、地味な絵面でして。正直、マップ上でユニットを動かす意味が、ほとんど感じられず(だんだんと億劫になる)、いっそ、TRPGにした方がなんぼか、わかりやすいです。


カードも「スパイダー感覚」とか「流動」とか「殺人光線」とか、黄色地に黒文字だけ。いまなら、きっと、プレイ意欲をかき立てる、写真かリアルな劇画調のイラストが入るでしょうね~。


よって、結論は、やっぱり「ガチンコの勝敗ゲームではなく、雰囲気を楽しむカード使用のロールプレイング」です。そう、「ロープ」の地味な文字だけでシュッと飛び出すクモ糸が、あるいは「剃刀コウモリ」できらりと光る高速の刃が、思い浮かべられる人こそ、プレイヤーにぴったりです。


そうでない人は、どうしたらいいかって?ええ、DVDを借りまくって、「スパイダーセンス」を身につけてから、プレイするようにしましょう!

 
 素晴らしいオチの付け方でした(笑)
 
 
スパイダーマン 1 [VHS]
 
 

【学研まんが】学研の科学と学習の漫画が電子版で復刻開始だとぉぉぉ!!

学研まんが ひみつシリーズ できるできないのひみつ (もう一度見たい!あのころの学研)

電子版まんが復刻シリーズ「あのころの学研」とは?
http://ebook.gakken.jp/manga_hukkoku/about.html

 

 「もう一度見たい! あのころの学研」は、人気がピークにあった1970年代の「科学と学習」で連載されていた学習まんがを中心に、同時期に刊行されていた「ひみつシリーズ」なども含め、順次復刻を目指す電子書籍シリーズです。

 例えば「科学と学習」からは、当時、絶大な人気を博しながら、単行本としてなかなかまとめられる機会のなかった作品のうち、〝学習まんがの立役者〟内山安二先生の作品群から復刻スタート。「ひみつシリーズ」からは、人気が高く、学級文庫などでも長年愛された『できるできないのひみつ』などを、復刻配信します。


 また、「科学と学習」の学習まんが作品や「ひみつシリーズ」に限らず、作品によっては関連する「おまけコンテンツ」も収録。


 さらに、まんが以外にも、懐かしのシリーズ単行本や幻の作品なども配信予定ですのでご期待ください。


 電子書籍という形で新たに復活するこれら作品に、子供時代に夢中になった遠い懐かしい記憶、ドキドキとワクワクを思い出していただけたら幸いです!

 
 ウヒョォォォ。とりあえず、

・未来救助隊アスガード7(細井雄二)
・新アスガード7(土山よしき)
・名探偵荒馬宗介(山口太一

 辺りををまとめてくれぇぇぇぇ。特にアスガード7関係は全部読みたいわ。
 
 
内山安二コレクション 1 (もう一度見たい!あのころの学研)
 
 

【コミック】「週刊少年サンデーS(スーパー)」がアムロのせいで女性誌コーナーに(笑)

週刊少年サンデーS(スーパー)2018年7月号 名探偵コナン
 

WEBサンデー|サンデーS増刊
http://websunday.net/super/

 
 本日本屋を覘いたら、週刊少年サンデーの増刊「サンデーS」の最新号(2018年7月号(5/25発売))が何故か「少女漫画コーナー」に積まれていました。

 『プロの本屋店員が少年誌を少女漫画コーナーに置くようなミスをするか?』といぶかったのですが、はたと気が付いた。これ男の読者は無視して、腐女子向けに売っているんだなぁと。

安室君大人気

 この号は名探偵コナンのキャラの安室が表紙を飾っているのですが、聞くところによるとこの安室とやらは、女性ファンにバカみたいに人気で、安室ファンになることを「安室の女になる」とか表現する、というくらい大人気モテモテキャラとのこと。

 正直、今のサンデーSなんて私には「機動戦士ガンダム アグレッサー万乗大智」くらいしか読むところが無い雑誌なのですが、腐女子にとっちゃぁ安室君がニッコリの表紙の雑誌なんて凄いお宝なんでしょう。

 そういう世の中の流れを察知して、場違いとも思える(しかし実は最適の場所の)少女漫画誌コーナーにおいた店員の才覚は、なかなかのものかもしれませんな(笑) 
 
名探偵コナンスーパーコレクション 安室透 (My First Big SPECIAL)
 
 

【成年コミック】コミック阿吽に今年も「深崎暮人小画集」が付いているぞ~

※以下成年コミックの表紙絵やエロ絵が出ますのでご注意。


COMIC AUN(アウン) 2018年 07 月号 [雑誌]

COMIC阿吽
http://www.hitpub.com/aun/contents/

 
 有名絵師「深崎暮人」氏と、無名エロ漫画雑誌「コミック阿吽」(ヒット出版社)との関係について、のお話です。

コミック阿吽という雑誌

 ヒット出版社の発行している「コミック阿吽」という平綴じエロ漫画雑誌がありまして、1996年創刊なので歴史は20年以上という古参雑誌です。かつては、あの「師走の翁」を輩出するなど相当勢いのある雑誌でしたが、ここ5年ほどはめぼしい新顔も現れず、完全に停滞しきっていて、読みがいも全く無い状態。変化が無い事を戒めて「流れずによどんだままの水は腐ってしまう」云々と申しますが、今の阿吽がまさしくそれです。


深崎暮人氏の表紙絵

 しかしこの雑誌にも他誌に負けないものが一つだけあります。それは表紙絵。有名絵師の深崎暮人氏(ラノベ冴えない彼女の育てかた」の人)に、2009年8月号から表紙イラストを担当してもらっているので、書店に並んだ時の目立ちっぷりが物凄いです。ファンとしても、あの深崎暮人にチョイエロイラストを描いてもらえるので、こりゃたまらん!状態。

 阿吽編集部もそのあたりは十二分に意識しており、二年に一回特別付録の形で「深崎暮人小画集」と銘打った表紙絵イラスト集を付けてきました。

1冊目 2011年6月号付録 (収録:2009年8月号~2011年 3月号)
2冊目 2013年6月号付録 (収録:2011年4月号~2012年12月号)
3冊目 2015年6月号付録 (収録:2013年1月号~2014年 9月号)
4冊目 2017年7月号付録 (収録:2014年10月号~2016年 6月号)
5冊目 2018年7月号付録 (収録:2016年7月号~2018年 3月号)
 

 深崎氏の商業出版された画集は2010年発売の「Cradle(クレイドル)」

Cradle(クレイドル)-深崎暮人画集-【限定版】ハードカバー&ケース付き

Cradle(クレイドル)-深崎暮人画集-
https://www.amazon.co.jp/dp/B079GZWTLT/

 
 しか無いので、深崎ファンなら、普段は阿吽に一ミリグラムも興味が無くても、この付録の号だけは買う、はずです。
 
 

入手の苦労は半端じゃない

 2011~2015年頃は律義に阿吽を毎月購入していたので、付録も自動的に?入手できていたのですが、質の低さに失望して定期購読を止めてしまったため、去年(2017年)は手ひどい失敗をしました。

 2011、2013、2015年と三回続けて「6月号付録」だったので、2017年6月号に付録が無いと確認した時には「ああ、もう付録をつけるのは止めたんだな」と思っていたら、あとから「7月号の付録だった」と知って大ショック。そのあと慌ててネットで苦労して入手しましたが、価格約1000円の雑誌を買うのに3000円くらい使わされました。

 そして「次の付録が付くのはおそらく2019年の6月号か7月号だよなぁ、次は失敗しないようにしよう」とかのんびりしていたら、なんと今年も7月号(5月28日発売)に付録が付いていたと知って顔面蒼白。それでも「まあ、2週間前に発売されたばかりだから、アマゾンでもまだ定価(970円)で売っているだろう」と思って調べてみたら……

 一番安い出物でも2620円! 高い物になると3980円! 繰り返しますが、二週間前に出たバックナンバーでも何でもない最新の号の話ですよ、ふざけんな!!

 あんまり腹が立ったので、普段は使わない遠くの店、とにかくリアルの書店に行き、定価970円ポッキリできちんと購入しました。なんなんだ、ネットでも最新の雑誌くらい定価で売れよ、ク●がぁ。


 まあ、今回もしっかり入手できましたので怒りも収まりましたが、ホント阿吽の動向には注意が必要だよなぁ。アキバブログあたりを読んでいたら気が付いたんだろうか……?
 
 
失われた未来を求めて 初回限定版
 
 

感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第159話(シーズン7 第10話)「水爆爆破予告」

スパイ大作戦 シーズン7<トク選BOX> [DVD]

スパイ大作戦BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
スパイ大作戦 パラマウント http://paramount.nbcuni.co.jp/spy-daisakusen/
放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 
シーズン7(150~171話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン7」あらすじ・感想まとめ

 

第159話 水爆爆破予告 Ultimatum (シーズン7 第10話)

 

あらすじ

著名な原子物理学者のクーパー博士が、アメリカ大統領に脅迫状を送り付けた。大統領が2つの要求を叶えない限り国内に仕掛けた水爆を爆発させると言うのだ。IMFの説得でクーパーは水爆解除を指示するが、そこに彼の妻が現れる。

※DVD版のタイトルは「水爆仕掛人」。
 
 
【今回の指令】
 著名な原子物理学者ジェローム・クーパー博士(Dr. Jerome M. Cooper)が、大統領に手紙を送り付け、彼の要求を飲まない場合には、明日正午に国内某所に仕掛けた50メガトン水素爆弾を爆発させると脅迫してきた。その要求とは、リストに挙げた国会議員やFBI長官を解任し彼の望む人物と交代させること、外交政策を180度転換させること、の二つである。IMFは水爆の設置場所を突き止め、爆発を防がなければならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、バーニー、ウィリー、ミミ
 ゲスト:無し


【作戦の舞台】
 アメリカ国内


【作戦】
 冒頭。クーパー博士が下水道の水爆にタイマーをセットする。

 フェルプスがテープで指令を受け取る。

 IMFはクーパーが過去二か月太平洋岸しか訪れていないので、太平洋側のどこかの都市に爆弾が設置されていると見当をつける。

 大統領補佐官がクーパーに大統領が会うと言って呼び出し、クーパーの運転する車が荒地の真ん中のガソリンスタンドの側を通りがかったところで、ウィリーがリモコンで車を故障させ店に立ち寄らせる。続いてIMFはラジオで男女二人組の強盗が人を殺して逃亡中だという偽ニュースを流した後、フェルプスとミミがその強盗という設定で店に押し入ってきて、クーパーとウィリーに銃を突きつける。

 一方、クーパーの妻のアデールは、夫がなかなか帰ってこないので、監視の目を逃れて家から抜け出し、荒事専門のモーガンを呼び出して、夫を探すように頼む。

 クーパーはフェルプスたちに、大事な用事で電話させてくれと頼むが、フェルプスたちは笑って相手にしない。しかしその内、クーパーが本当に大物科学者だと知ったふりをして、金儲けできそうだから電話させてやると言う。クーパーは仲間の一人ロジャーに水爆のスイッチを止めるように連絡するが、ロジャーはビルから出た途端、待ち伏せしていたアデールに撃ち殺される。IMFはクーパーの電話先を調べ連絡先がロスアンゼルスのロジャーだと突き止めるが、駆け付けてみると殺されていたため、水爆がロスアンゼルスのどこかに有るとしか解らない。

 IMFはニュースでロジャーが死んだ事を知らせ、それを聞いたクーパーは自分が水爆を止めないと大変なことになるとフェルプスたちに言う。フェルプスは説得された振りをしてヘリを呼び寄せるが、そこにモーガンが現れフェルプスたちをクーパーもろとも殺そうとする。フェルプスたちはモーガンを取り押さえ、ヘリで水爆の設置場所に駆け付ける。

 地下ではアデールが待ち構えていて、フェルプスたちに発砲してくるが、フェルプスに撃たれてひるんだすきに、クーパーが水爆のタイマーを解除する。最後クーパーとアデールが警官たちに連れていかれるシーンで〆。

監督: バリー・クレーン
原案: シャール・ヘンドリックス&ハロルド・リビングストン
脚本: ハロルド・リビングストン


感想

 評価は(なんとか)○。

 単なるアクションドラマとして見ればそこそこの出来ではあったが、「スパイ大作戦」という番組のシナリオとしてはイマイチ番組に合っておらず、最初から最後まで微妙感が漂う内容だった。


 アメリカのどこかに水爆が仕掛けられ、15時間以内に発見して爆発を防がなければならない、という任務自体が、今一つスパイ大作戦のいつもの任務とはノリが違っていて、何か居心地が悪かった。フェルプス・ミミ・ウィリーの三人がグルになってクーパーに芝居を仕掛け、爆弾の場所を突き止めようとする、というあたりはまあいつものIMFの作戦と同じではあったが、爆発予定時刻が刻々と迫っている、というサスペンス要素は何か違う感が満載だった。

 また博士の妻アデールや、アデールに雇われたモーガンIMFのミッションを邪魔する、という展開も、視聴者に手に汗握らせるアクシデント要素ではあったが、やはりいつものスパイ大作戦らしさを失わせているように感じられた。大体フェルプスたちが謎の相手(モーガンやアデール)と派手に銃の撃ち合いをする、というのは、スパイ大作戦ファンが望んでいる展開とはかけ離れているのではなかろうか。
 
 やはりファンが望むのは、変装やら小道具やらで相手を巧みにだまして、スマートに任務を達成するIMFの活躍ぶりであり、今回の様な派手さは満載だが中身は薄い作戦は、見ていて歯ごたえが無くて不満が募った。

 そもそも、今回のシナリオは博士の妻アデールは何がしたかったのか全く説明が無いのが大いに問題である。アデールは雇ったモーガンにクーパーを殺させようとするし、自らは水爆を止めようとしたロジャーを射殺したうえ、クライマックスでは夫のクーパーすら撃ち殺そうとしている。

 まあ、シナリオライターの視点で考えれば、アデールはIMFの任務を邪魔してピンチを招くために用意されたキャラだと理解できるが、そうするとアデールは水爆が爆発して自分が死んでも構わなかったということになり、そんな行動に走った理由が全く分からない。シナリオライター氏は、そのあたりをもう少し考えて話を書いてほしかったところである。

 ということで、アクションドラマとしてはまあ退屈はしなかったが、スパイ大作戦的な要素はあまり無い、微妙なエピソードであった。

 今回のサブタイトルの原題「Ultimatum」は「最後通牒」という意味。クーパー博士が大統領に送り付けた要求の手紙の事であろう。


参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが車で海辺の廃墟の様な建物に乗り付けて中に入り、中に停めてあった幌馬車の後ろから大きめの封筒とオープンリール式テープレコーダーを取り出す。そしてその後、テープを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なお、このテープは自動的に消滅する」と言い、テープから煙が吹き上がる。


参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。著名な原子物理学者ジェローム・クーパー博士が、このほど合衆国大統領宛に親書を送り、次の二つの要求を容れぬ場合には、すでに国内某所にセットしてある50メガトン水素爆弾を、明日正午に爆発させると言ってきた。要求の第一は、別表に掲げた国会議員11名・FBI長官らを退け、それぞれクーパーの指名する人物に替えること。第二は、わが国の外交政策を180度逆方向に転換させること。以上二つである。

 そこで君の使命だが、セットされた水爆の所在を突き止め、爆発を未然に防ぐことにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。
 
 

シーズン7(150~171話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 

感想:アニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」第9話「永劫回帰のパンドラ」

ファティマ

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト http://steinsgate0-anime.com/
放送 BS11。全23話。

【※以下ネタバレ】
 

第9話 永劫回帰のパンドラ

 

あらすじ

 倫太郎は気が付くと病院に担ぎ込まれていたが、自分がまゆりの生きている世界線に帰ったことを確認して安堵する。ダルたちによれば、倫太郎とまゆりのコスプレ仲間「フブキ」(本名は中瀬克美)が全く同じタイミングで失神したとの事だった。フブキの言葉を聞くと、どうも彼女もリーディングシュタイナーの能力を持っているらしい。

 また真帆は何物かによるアマデウスの乗っ取りは防いだものの、ホテルの部屋に泥棒が入ったという。倫太郎はフェイリスに頼んで真帆の部屋を用意してもらう。

 倫太郎は鈴羽から銃を突き付けられ、リーディングシュタイナーを体験したことを白状させられ、世界線が変化した事を話さざるを得なくなる。鈴羽は世界線変動はロシアのタイムマシン実験の影響だと確信しており、ぼやぼやしていたら第三次世界大戦がはじまってしまうと焦りをあらわにする。そして倫太郎を無理やり2010年7月に連れて行こうとするが、そこに現れたダルの説得で思いとどまる。

 倫太郎は天王寺に襲撃者の心当たりについて訪ね、アメリカ国防総省の研究組織DARPAというヒントをもらう。DARPAはタイムマシンを開発するため、紅莉栖の研究資料を求めてアマデウスや真帆の部屋を狙ったのかもしれなかった。倫太郎は真帆にそれらしい資料は無いかと尋ねるものの、真帆は否定する。

感想

 倫太郎がどうやって元の世界線に帰って来たのか理屈が解らん…… そこが気になって気になってしょうがないというのに。
 
 前作ではセルンを悪の組織にしたと思ったら、今度はダーパが黒幕という設定かい(笑)
 
 
LAST GAME
 
 

【ウォーゲーム】感想:雑誌「ゲームジャーナル No.67」『特集:激闘!タイフーン電撃戦』

ゲームジャーナル67号 激闘! タイフーン電撃戦

ゲームジャーナル公式サイト http://www.gamejournal.net/
発売日:2018年6月1日(3,6,9,12月の1日発売)

【※以下ネタバレ】
 
 

内容

1.付録ゲーム

激闘!タイフーン電撃戦ゲームデザイン:呼拉中村)

http://www.gamejournal.net/item_list/gj_067
名作「激闘!マンシュタイン軍集団」システムでモスクワ攻防戦を再現する「激闘!タイフーン電撃戦」が登場!
 
あなたはドイツ軍を率いてクレムリンを占領し、対ソ戦を勝利のうちに終わらせることができるだろうか!?

 
 WW2の超定番テーマ・タイフーン作戦モノ。
 
 
2.雑誌内容

●特集「激闘!タイフーン電撃戦

 ヒストリカルノート、松田大秀氏のリプレイ漫画、リプレイ、を掲載。まあ語り尽くされたテーマではありますが、ソ連が1941年にドイツ軍が迫っているのにそれでも軍事パレードを敢行した、という仰天エピソードは初めて知りました。


●ゲームの殿堂(座談会)

 今回のテーマは「チット・ドリブン・システム」。カップの中にチットを入れて、エイヤっと引いて動けるユニットを決めるアレ。物凄い昔からあったような気がしていたのですが、日本製ゲームで初めて取り入れたのは1987年の「アウステルリッツの太陽(アドテクノス)」だと書いてあって軽く驚き。

 記事の中でも書いてありましたが、そのあとSSシリーズ「ロンメルアフリカ軍団」(翔企画:1988年)、ツクダホビーの「銀河英雄伝説シリーズ」(1989~1992年)とかあっという間に広まって、当たり前になってしまったので、割合新しい(?)システムだという事を忘れていました。まあ21世紀になって普及したカードドリブンシステムよりは昔からありますしねぇ。


●[連載]Mrことくの過激にレポートするぜ!

 今回のお題は日本のゲーム「ルターの宗教大改革」(キリスト新聞社)。
 
 こういうゲームです・
 ↓
www.kirishin.com

【聖書コレクション】 ルターの宗教大改革(第7弾) | キリスト新聞社ホームページ
http://www.kirishin.com/book/9551/
宗教改革500周年ゲームコンテスト最優秀賞受賞作


1517年10月31日――ドイツ・ヴィッテンベルクで、贖宥状(免罪符)の販売を批判する文書が発表されました。それが、世界を揺るがす「宗教改革」のはじまりでした。ゲーム中、あなたは4人の著名な宗教改革者の1人となり、ほかの宗教改革者とときに助け合い、ときに邪魔し合いながら、宗教改革を行っていきます。

パトロンに支援を頼み込んで資金を集める
聖書を研究し、イエスの真の教えを追究する
聖書で得た知識を活版印刷で世に広める
貶められた自分の評判を、公開討論で取り戻す
聖職者の身でありながら結婚をする


さまざまなアクションを行うことで、「あなたの宗教改革」は進められます。歴史通りの結末になることもあれば、思わぬ展開になってしまうことも……!?

 
 
 発売している「キリスト新聞社」は何十年の歴史を誇るキリスト教系の真面目な出版社。そんな会社がゲーム? と首をかしげたくなる向きもありましょうが、「中の人」は結構ゲームに理解があるようで、以前その時の事を日記に書いています。
 
 

テーブルゲーム】「宗教改革ゲーム」を作ろうとしている中の人が意外とマジなゲーム好きだった
http://perry-r.hatenablog.com/entry/2016/12/11/004608

perry-r.hatenablog.com

 
 ゲームは何かのゲームのパ●り呼ばわりされていますが、質は上々のようです。しかしルターとカルヴァンはともかく、メランヒトンとかツヴィングリとか誰?
 
 
 
3.次号予告

 No.68(2018年9月1日発売予定)の特集/付録ゲームは「西国の雄 毛利元就の野望」。戦国群雄伝シリーズの一作です。
 
 

総括

 うーん、さすがにもうタイフーン作戦の記事を読んでも既視感しかないので、ちょっと辛いわ…… まあ「過激にレポートするぜ」とか「データでみる日米海戦」とか「B級SFゲーム分科会」が有るのでなんとか耐えられますけど……
 
 

他の号の内容・感想はこちらからどうぞ

ゲームジャーナル内容・感想まとめ

perry-r.hatenablog.com
 
 
モスクワ攻防戦――20世紀を決した史上最大の戦闘