あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
【オカルト】「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」:あわてるな!これは孔明の罠だ(笑)
幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーE+(プラス) https://www.nhk.jp/p/ts/R88ZYP985X/
放送 NHK Eテレ。毎週月曜午後7:25~午後7:50(25分)
www.nhk.jp
Eテレで放送している「ダークサイドミステリーE+」は終了し、「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」の新作
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新作登場!「最新超常映像2020」
年末は不思議映像で愉悦だ!
★30(水)後6:00-7:29 BSプレミアム「最新超常映像2020」
姿を消すネコ幽霊?タタ〇神は実在した?鬼の叫び声?黄金UFOあらわる?巨大UFOでパニック?役所がビッグフット公表?年末は栗山千明と一緒に、世界各地の謎現象を徹底検証、おどろきと納得の90分。
待て!而して希望せよ!
も見終わって、ようやく一息ついたとこですが。さらに公式サイトを見たら……
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「ダークサイドミステリー season2」
「幻解!超常ファイル E+」
ともに、ご試聴ありがとうございます!
あとは12/30に新作特番90分!(最新情報参照)
それが終わると…もしかしてもしかすると、Season3か!?
あわてるな!これは孔明の罠だ。
一寸先は闇の2021年!黒クリ・白クリの運命や如何に!?
待て!しかして希望せよ!
何が「これは孔明の罠だ。」だよ(笑) しかしこれはシーズン3に期待して良いという事かな?
UMA事件クロニクル
「新」怪奇現象41の真相
【ドラマ】感想:NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」第3話「D.N.A」(2020年12月30日(水)放送)
【※以下ネタバレ】
ヘブンズ・ドアー! 今、心の扉は開かれる――
「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした荒木飛呂彦の同名傑作漫画を映像化!高橋一生演じる漫画家の岸辺露伴が、遭遇する奇妙な事件に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描く!
第3話 D.N.A (2020年12月30日(火)放送)
あらすじ
岸辺露伴は動かない 最終回(3)「D.N.A」
[総合]2020年12月30日(水) 午後10:00~午後10:49(49分)
荒木飛呂彦・原作の大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした短編を初映像化!高橋一生演じる漫画家・岸辺露伴の活躍を描くミステリードラマ!
担当編集の京香(飯豊まりえ)から付き合っている写真家の平井太郎(中村倫也)の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴(高橋一生)。写真家だった太郎は6年前に交通事故にあい、一命は取り留めたが、社会復帰できずにいた。京香に太郎を紹介され話しているところに娘を抱えた片平真依(瀧内公美)が通りかかる。すれ違い様、娘の手が太郎の袖をつかみ転倒させてしまう。露伴はその瞬間、娘に異変を感じていた。
【原作】荒木飛呂彦,【出演】高橋一生,飯豊まりえ,瀧内公美,森山未來,奥野瑛太,川上友里,北平妃璃愛,中村倫也,【声】櫻井孝宏,【脚本】小林靖子,【音楽】菊地成孔,【演出】渡辺一貴
岸辺露伴は志士十五を正気に戻した際、泉京香には自分が習った催眠術的な物を使ったと誤魔化していた。ところが京香はその話に食いついてきて、自分の恋人の平井太郎に催眠術をかけて欲しいと頼んでくる。太郎はかつては売れっ子の写真家だったが、六年前に交通事故で重傷を負い、リハビリの末に肉体は回復したものの、精神的は回復したとは言えない状態だった。しかし、露伴は当然即座に断ると、京香を家から追い出す。
露伴は外出中に偶然京香・太郎の二人と出会うが、太郎が通りがかった女性に抱えられていた少女に腕を掴まれ転倒して頭を打ってしまう。一行は太郎の検査のため病院に向かう。女性はインテリアコーディネーターの片平真依で、子供は彼女の娘の真央だった。
露伴は真依が真央を恐れているらしいのに気が付いて、興味を持って京香の伝手で真依の家に乗り込む。そして催眠術をつかうカウンセラーという体で、真依から話を聞く。真依の夫は6年前に交通事故で死に、真央はその忘れ形見だったが、左右の眼の色が違い、言葉を逆さまにしか喋らず、狭い所を好み、さらに周囲では事故が頻発するという。真依は自分の両親も事故で死んでいることから、何か呪いのような物がD.N.Aのような形で娘に伝わったのではないかと恐れていた。
露伴は真央をヘブンズ・ドアーで調べるが何も異常は無かった。拍子抜けした露伴は興味を失い帰ろうとするが、突然真央は透明になって家から出て行ってしまう。慌てた真依たちは探しに出かけるが、真央は同じ頃病院の検査を嫌がって逃げ出していた太郎と出会っていた。真依は、太郎が亡くなった夫と同じく口癖やしぐさをすることに気が付く。
露伴は真依・真央・太郎たちを一気に本に変えてある事実を掴む。
6年前の事故の際、太郎は臓器移植を受けており、また真依の夫は臓器提供のドナーとなっていた。真央は父親の臓器を移植された太郎を見つけて、母親と引き合わせたという事らしかった。
感想
何じゃこりゃ(失望) 1・2話目は面白かったのに、ラストとなる3話目は「なんじゃこりゃ」というかったるいだけの話で、ホントになんじゃこりゃ以外の感想が出ない……、うーん、最後で大コケしちゃったよ……
あと、ヘブンズ・ドアーの能力の描写が1・2話目とまるで違うんですけど……、本当に人を一冊の本に変えてしまってる。こんな短期シリーズで設定をごっそり変えるなよなぁ……、なんか超能力というよりおとぎ話の魔法みたいになっちゃったじゃん。
https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/
【スタッフ】
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴は動かない」
原作:荒木飛呂彦 小説:北國ばらっど「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」所収「くしゃがら」
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
演出:渡辺一貴
撮影:山本周平 照明:鳥内宏二 録音:高木創 美術:磯貝さやか 編集:鈴木翔
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
制 作:NHKエンタープライズ 制作・著作:NHK、ピクス
感想:アニメ特番「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」
ボトムズWeb http://www.votoms.net/
放送 BS11。2020年12月29日(火)。30分番組。
【※以下ネタバレ】
『装甲騎兵ボトムズ』Blu-ray Box発売記念特別番組「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」TOKYO MX、BS11にて放送決定!! NEWS|ボトムズWeb
http://www.votoms.net/news/item.php?id=18349&offset=&category_id=「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」 TOKYO MX、BS11にて放送決定!!
2021年2月25日の、『装甲騎兵ボトムズ』初となるBlu-ray Box「装甲騎兵ボトムズ Blu-ray Perfect Soldier Box」発売を記念して、TOKYO MX、BS11にて本作の特別番組を放送することが決定いたしました。
高橋良輔(原作・監督)へのインタビューを通して、HDリマスターした本編映像で作品を振り返る特別番組です。更に、番組内で「炎のさだめ2020ver.」の楽曲によるBlu-ray Box PV第2弾を初公開いたします。
内容
高橋監督インタビューがメイン。
生物の進化樹でいうと、ボトムズは珍しい枝で、そこで行き止まりで、それ以降が無い。ボトムズより素晴らしい物が出たらボトムスがかすんでいたが、それ以降が無かったので今でもボトムズボトムズ言ってもらえて、個人的には幸せ。
・ATについて
ガンダムで初めてロボット=兵器という考えが出来た。自分は鉄でできたロボをイメージ。すると材質としてあまり巨大な物は作れず、ジープか戦車かそのくらいのサイズとなるが、戦車は前作の「ダグラム」でやったので、ボトムズはジープのイメージ。そのため自動車を縦にしたくらいのサイズになった。
メカデザイナーの大河原氏と打ち合わせると、作品と関係なく大河原氏がそれくらいのサイズのロボのデザインを用意していたので、これだとなった。
・キリコとフィアナ
自分はどちらかというと喋る方だが、寡黙な方が格好いいと思っているのでキリコは寡黙にした。フィアナは整い過ぎているという気持ちで、現実にいたらココナの方が惹かれると思う。フィアナのデザインは、キャラデザの塩山紀生氏が正統派美人が好きだったから。
第一話のフィアナが溶液の中に浮かんでいるシーン。自分は髪が溶液の中に広がっているシーンをやりたかったが、演出の吉川惣司の考えで髪の毛なしになった。あのシーンのせいでフィアナが気持ち悪がられると困るなと思ったけど、スタッフの気持ちを優先した。
ボトムズは恋愛物だと言われる。三角関係で女性二人にすると、ココナはフィアナに太刀打ちできない。そこで男を二人にすることにして美形のイプシロンを出した。しかし作っているうちにイプシロンは長生きしないと思って、ああいう最期になった。
・印象深いシーン
TV版のクメン編の戦場の周辺の描写。ゴウトとかカンユーとかココナが歌っているところとか。
相手を追いかけていくシーンが好きなので、「ザ・ラストレッドショルダー」でキリコがヘリに乗ったフィアナを追うシーン。
第二次大戦の連合軍のフランス上陸みたいな話をやりたかったが、兵器の数が無いと話にならない。昔は手書きだったので無理だったか、CGで作れるようになったので実現したのが「ペールゼン・ファイルズ」。
・ボトムズを振り返って
自分程度の人間がオリジナル作品を作れたのはあの時代だけだったと思う。幸運。
感想
来年(2021年)発売予定のボトムズ全作品総ざらえボックスの宣伝番組、というか、この番組その物がボックスの中に入る模様。
僅か30分の番組でしたが、監督の裏話が聞けてそれなりに良かったです。ナレーションが郷田ほづみというのも解っているよなぁという感じでした。
http://www.votoms.net/news/item.php?id=18349&offset=&category_id=
【番組概要】
番組名:「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」
放送局・放送日時: TOKYO MX 12月27日(日) 22:30~ / BS11 12月29日(火) 24:00~
出演者:高橋良輔(原作・監督) ナレーション:郷田ほづみ(キリコ役)
番組内容:高橋良輔(原作・監督)特別インタビュー、PV第2弾初公開
■高橋良輔(原作・監督)特別インタビュー■
TVシリーズの放送が始まった1983年4月1日から約40年が経った今、
高橋監督にキリコを始めとする登場キャラクター、ATについての思い、
「ボトムズ」を創り続けたスタッフたちの裏話、さらに「ボトムズ」シリーズを
通して特に印象深いシーンなど、当時の思い出を余すところなく振り返ります。
■HDリマスター映像で「ボトムズ」を振り返る■
高橋監督へのインタビューの中で挙がったシーンをHDリマスターした本編映像で振り返ります。
■PV第2弾初公開■
高橋監督による新規ナレーション原稿を銀河万丈氏が熱く読み上げる!「Blu-ray Box」 PV第2弾を
初公開致します!
Blu-ray Boxの発売を記念して制作した「炎のさだめ2020ver.」もこのPVで初公開となります!
また、放送が決定した特別番組「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」の“ディレクターズカット版”を2021年2月25日発売の「装甲騎兵ボトムズ Blu-ray Perfect Soldier Box」に、新規映像特典として収録します!
【ドラマ】感想:NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」第2話「くしゃがら」(2020年12月29日(火)放送)
【※以下ネタバレ】
ヘブンズ・ドアー! 今、心の扉は開かれる――
「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした荒木飛呂彦の同名傑作漫画を映像化!高橋一生演じる漫画家の岸辺露伴が、遭遇する奇妙な事件に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描く!
第2話 くしゃがら (2020年12月29日(火)放送)
あらすじ
岸辺露伴は動かない(2)「くしゃがら」
[総合]2020年12月29日(火) 午後10:00~午後10:50(50分)
荒木飛呂彦・原作の大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした短編を初映像化!高橋一生演じる漫画家・岸辺露伴の活躍を描くミステリードラマ!
露伴(高橋一生)は同僚の漫画家・志士十五(森山未來)から奇妙な相談を受ける。担当の編集者から「くしゃがら」という言葉は使用禁止だと言われたのだ。しかしネットにもどんな辞書にも意味は載っていない。使うなと言われると使いたい。だが意味を知らないと使えない。何かにとりつかれたようになった十五を露伴がヘブンズ・ドアーで「本」にすると、そこにはうごめく何かが存在していた。
【原作】荒木飛呂彦,【出演】高橋一生,飯豊まりえ,森山未來,諏訪太朗,佐々木睦,竹口龍茶,吉田亮,中村倫也,【声】櫻井孝宏,北國ばらっど,【脚本】小林靖子,【音楽】菊地成孔,【演出】渡辺一貴
岸辺露伴は、顔見知りの漫画家・志士十五(しし・じゅうご)から変わった話を聞く。十五は担当編集者から、漫画内で使用できない「使用禁止語リスト」を渡されたが、その中に「くしゃがら」という意味不明な言葉があるのだという。いくら調べてもこんな言葉は出てこないので、何故禁止されているのか解らないうえ、担当編集者は行方不明になってしまったので詳細を確認しようも無いとのことだった。
一週間後、露伴は十五と再会するが、十五はネットや文献で「くしゃがら」の意味を調べようとしても全く情報が無いため、憔悴しきっていた。見かねた露伴は、もう「くしゃがら」について忘れるように忠告するが、十五は激しく拒絶する。
一方、泉京香は行方不明だった十五の元担当が、実家の近くで潜伏していることを突き止めていた。元担当は「くしゃがら」について調べるため、十五を利用したような口ぶりだったという。
やがて十五が露伴の家にやってくるが、完全に正気を失っていたうえ、口の中に何かがうごめいていた。露伴はヘブンズ・ドアーを使い、十五の「くしゃがら」への執着の理由を調べようとするが、本の中に不気味な「袋とじ」のページがあることを見つける。
露伴は本能的にこの「袋とじ」に触れては危険なことを察し、十五の本に「くしゃがらを忘れる」と書きこもうとするが、文字がすぐに消えてしまう。「くしゃがら」は漫画の中などではなく、この世で使用してはいけない言葉であり、そのため書き込むこともできないに違いなかった。露伴は進退窮まるが、十五の本に「過去一か月の事を忘れる」と書き込むことで、十五を「くしゃがら」から解放する。目覚めた十五はすっかり正気に戻り、元気に立ち去っていった。
後日。十五から「くしゃがら」について聞かれていた古本屋の店主が、やはりとり憑かれたように「くしゃがら」について調べていた。露伴は店主の過去三日の記憶を消して、その場を収めた。十五が一体何人に「くしゃがら」について広めたのかは不明のまま終わり。
感想
都市伝説物っぽいエピソード。「その言葉の意味を知ったら恐ろしいことが起きる」と散々煽っておいて、結局言葉の意味は不明のまま〆とかいうのがなんとも。しかしこれはこれで面白い話ではありましたよ。
でも使用できない言葉なら「禁止語リスト」に書くこともできなかったのでは……?
https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/
【スタッフ】
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴は動かない」
原作:荒木飛呂彦 小説:北國ばらっど「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」所収「くしゃがら」
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
演出:渡辺一貴
撮影:山本周平 照明:鳥内宏二 録音:高木創 美術:磯貝さやか 編集:鈴木翔
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
制 作:NHKエンタープライズ 制作・著作:NHK、ピクス
【ドラマ】感想:NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」第1話「富豪村」(2020年12月28日(月)放送)
【※以下ネタバレ】
ヘブンズ・ドアー! 今、心の扉は開かれる――
「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした荒木飛呂彦の同名傑作漫画を映像化!高橋一生演じる漫画家の岸辺露伴が、遭遇する奇妙な事件に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描く!
第1話 富豪村 (2020年12月28日(月)放送)
あらすじ
岸辺露伴は動かない 新番組(1)「富豪村」
[総合]2020年12月28日(月) 午後10:00~午後10:50(50分)
荒木飛呂彦・原作の大ヒット漫画「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした短編を初映像化!高橋一生演じる漫画家・岸辺露伴の活躍を描くミステリードラマ!
周囲から隔絶された山奥に豪邸が立ち並ぶ「富豪村」。所有者はいずれも各界で成功した大富豪ばかりで、20代でこの村の土地を所有して成功しているという。ただし、ある条件をクリアしないと買うことが許されないらしい。真偽を確かめるべく露伴(高橋一生)は、編集者の泉京香(飯豊まりえ)と共に富豪村に赴く。そこで課されたのは奇妙な試験だった。それは「マナー」。マナーに寛容はない。「正しい」か「正しくない」か…
【原作】荒木飛呂彦,【出演】高橋一生,飯豊まりえ,柴崎楓雅,中村まこと,増田朋弥,坪根悠仁,佐々木睦,中村倫也,【声】櫻井孝宏,【脚本】小林靖子,【音楽】菊地成孔,【演出】渡辺一貴
人気漫画家・岸辺露伴は、人間を本のように変えて、その人間の知識や過去を読み取るという超常の力「ヘブンズ・ドアー」を持っていた。
露伴の元に、新しい担当になった編集者・泉京香がやってきた。京香はそもそも漫画に興味が無い上におおざっぱな性格で、神経質な露伴はあからさまに京香を疎ましがるが、京香の方はそんな露伴の気持ちなど全く気がついてもいなかった。
ある日、京香が露伴に新作のネタになりそうだと言って、とある村の話を持って来る。その村は、山奥に孤立した別荘地で、道路も電気も通っておらず、出入りするにはヘリを使うしかないという不便な場所だった。そして村には11軒の別荘が有ったが、所有者は全員が大富豪で、しかもこの村の土地を20代で手に入れた後で大金持ちになっているのだという。
京香はこの村の土地800坪が僅か300万円で売りに出ているのを知り、自分で買うつもりだった。露伴は何故購入希望者が殺到しないのかと問いただすが、京香はそもそも土地の売り出しの情報を得るのが難しい上、購入には何らかの条件があるらしいことを話す。露伴はこの謎めいた村に興味をそそられ、京香に同行することにした。
二人は山奥にある村に徒歩で向かい、この村の存在する一帯がかつては禁足地だったこと、土地の売主は村の代表者で購入希望者のマナーを厳しくチェックしていること、等を知る。
やがて二人は、売り主の屋敷にたどり着き、一究という人物に屋敷内に案内される。一究は二人のマナーを厳しくチェックしており、すぐに京香の紅茶の飲み方がマナー違反だと言って、売り主が現れる前に屋敷から追い出そうとする。京香は慌ててやり直しを懇願し、一究はその場合は今後失敗する度に大切なものを一つ失うと告げる。
直後、京香の携帯電話に恋人から愛犬が倒れたという連絡が入り、さらにその恋人も車にはねられる。一究は、紅茶の件と携帯電話の受け方の二つがマナー違反なので大事な物を二つ失ったという。露伴は半狂乱の京香をヘブンズ・ドアーで眠らせた後、さらに一究の情報を読み、一究が山の神の案内人だと知る。正しいマナーで山の神に敬意を払う者は成功するが、マナー違反の場合には罰を受ける。そして露伴は勝手に人の心を読んだことがマナー違反だとみなされ、漫画を描く右手の自由を奪われてしまう。一究は露伴に立ち去るように勧めるが露伴は再トライを要求する。
露伴はトウモロコシまるごとの食べ方を試されるがなんとか切り抜け、逆に一究が畳のヘリを踏むというマナー違反をしていることを指摘する。実は露伴は一究がマナー違反をするようにヘブンズ・ドアーで書きこんでおいたのだった。一究はイカサマだと騒ぐものの露伴は右手の自由を取り戻し、さらに一究にマナー違反をその場で咎める事こそマナー違反だと指摘して屋敷を去る。
京香は露伴に記憶を書き換えられて紅茶の一件のあとですぐ退散したと思い込まされていた。
感想
有名な「ジョジョの奇妙な冒険」から派生したスピンオフ漫画のドラマ化。まさかNHKがこれを原作にしたドラマを放送するとは……
脚本が特撮とアニメで大活躍の我らが(?)小林靖子女史だったのであまり心配はしていませんでしたが、出来栄えは予想以上で、めっぽう面白かったです。そもそも靖子にゃんはこういう暗そうな話の方が得意だしねぇ。
まあ漫画のノリとは微妙に違っていて、こんな騒々しい編集者っていたっけ? とか、この人が岸辺露伴?なんかイメージ違う、とかありましたし、それにベブンズ・ドアーの描写がちょっと「(笑)」とかいう事もありましたが、原作の芯の部分、「日常の中に潜むホラー」というところはしっかり押さえていたので、最終的にはまったく問題なしでした。
予想の期待値を楽々超えてきたので、これは2・3話目が楽しみになってきましたぞ。
https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/
【スタッフ】
原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴は動かない」
原作:荒木飛呂彦 小説:北國ばらっど「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」所収「くしゃがら」
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
演出:渡辺一貴
撮影:山本周平 照明:鳥内宏二 録音:高木創 美術:磯貝さやか 編集:鈴木翔
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
制作統括:鈴木貴靖、土橋圭介、平賀大介
制 作:NHKエンタープライズ 制作・著作:NHK、ピクス
【SF小説】感想「デヴォリューションの虜囚」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 631巻)(2020年12月17日発売)
http://www.amazon.co.jp/dp/415012308X
デヴォリューションの虜囚 (宇宙英雄ローダン・シリーズ631) (日本語) 文庫 2020/12/17
エルンスト・ヴルチェク (著), 井口 富美子 (翻訳)
出版社 : 早川書房 (2020/12/17)
発売日 : 2020/12/17
言語: : 日本語
文庫 : 278ページ
【※以下ネタバレ】
デヴォレーターによりネガスフィアとのコンタクトを断たれた"エレメントの支配者"は復讐のためストーカーに接触をはかったが!?
エレメントの支配者の正体は、かつて太古に存在したヴ・アウペルティア種族が進化を遂げてネガティヴ超越知性体となったものだった。かれはエデン2のクロノフォシル活性化を阻もうとしたが、ポルレイターの武器“デヴォレーター”を見舞われ、とめることのできない逆進化の道を歩みだすことになる。なんとか解決策を探そうとするなか、かれはみずからの内に未知の意識存在が宿っていることに気づいた。その未知者とは?
あらすじ
◇1261話 デヴォリューションの虜囚(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:井口 富美子)
クロノフォシル・エデンIIの活性化は失敗し、各クロノフォシルでは時間・空間の異常が発生し始めた。《バジス》から消えたローダンは、精神だけの存在となり、何故かエレメントの支配者の精神と一体化してしまった。エレメントの支配者は貯蔵基地に逃げ帰るが、デヴォレーターによって逆進化「デヴォリューション」に見舞われ、力を失いつつあった。エレメントの支配者は、反コスモクラートの立場であるストーカーに接触し、貯蔵基地の兵器でデヴォレーターを破壊すれば、相応しい見返りを与えると持ち掛けるが、ストーカーは銀河系種族に基地の場所を知らせ、貯蔵基地は破壊されてしまった。(時期:不明:NGZ429年4月8日~6月中旬頃)
※初出キーワード=時間黒点、空間黴。クラックトン症候群
◇1262話 英雄学校チョモランマ(エルンスト・ヴルチェク)(訳者:井口 富美子)
エレメントの支配者は、逆進化によってただのヒューマノイドに退行していたが、ストーカーへの復讐の機会を狙っていた。一方、ストーカーは自分たちの哲学を教える「ウパニシャド学校」、通称「英雄学校」をエベレストの頂上に建設し「チョモランマ」と命名していた。エレメントの支配者は学校の開校イベントに乗じてストーカーを襲撃するが失敗して逃亡し、数ヶ月後、原細胞にまで遡った末に消滅した。ローダンの精神は解放され、力を取り戻した“それ”と共に改めてクロノフォシル・エデンIIを活性化し、遂にフロストルービン/トリイクル9の全ての封印は消滅した。(時期:NGZ429年6月頃~9月末頃)
※初出キーワード=惑星キャプテン・ホーネックス
あとがきにかえて
・シリーズの翻訳を始めて二年経った話
・コロナ禍でウェブ会議ツールを活用している話
感想
前半エピソード … 原タイトル:DEVOLUTION(意訳:デヴォリューション)
「エレメントの支配者」と「ストーカー」という、このサイクルの前半と後半を代表するキャラが対面するという豪華エピソード。前半のクロノフォシル活性化話と、後半のエスタルトゥ話は、あまりにノリが違い過ぎて全く関係のない展開を無理やり結び付けた感が強いので、まさかこの二人がきっちり絡むエピソードがあるとは驚きでした。
後半エピソード … 原タイトル:SCHULE DER HELDEN(意訳:英雄の学校)
エレメントの支配者の最期と、ストーカーの英雄学校開設を描いたエピソード。そこにゲストキャラのシーラ・ロガードとエレメントの支配者の悲恋を絡ませて、なかなか読ませてくれる回でした。終盤、猿人に退化した元エレメントの支配者とシーラの対面シーンとか、結構泣かせました。こういう味付けの話が唐突に出て来るからローダン・シリーズは侮れない……
600巻~650巻(「クロノフォシル」サイクル)の他の巻の内容・感想は以下へどうぞ
ローダン・シリーズ翻訳者一覧は以下へどうぞ
感想:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第12話(最終回)「それでも私は守りたい」:まあそこそこ手堅くまとめてました
アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」公式サイト http://w-witch.jp/strike_witches-rtb/
放送 BS11。
【※以下ネタバレ】
突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合軍を組んだ。
ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った、少女たちだけだった・・・。
遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、
再び結成される第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」、
新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わり
ネウロイとの死闘を繰り広げてゆく!
果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?
第12話(最終回) それでも私は守りたい
あらすじ
芳佳やパットンたちはネウロイの作ったドームの中に閉じ込められてしまい、ネウロイの猛攻に晒される。ミーナたちは、ドーム突入のためベルリンの地下鉄のトンネルへと向かうが、ストライカーユニットが破損した静夏は待機を命じられる。
直後、坂本の指揮するB-17が、芳佳用のユニット震電を搭載してベルリンに到着した。静夏は震電を使用し、ドームに投下した気化爆弾を銃撃で破壊することで、ドームの外壁に穴をあけることに成功した。ところが穴はすぐさま閉じ始め、坂本は静夏に後退を命じる。しかし静夏は穴から芳佳が攻撃にさらされているところを目撃し、命令を無視して単身ドームに突入した。
静夏はネウロイを蹴散らすものの、攻撃を受けて墜落し、芳佳は治癒魔法でしか助けられないことを知る。この事態に芳佳は魔法力を取り戻し、静夏を治療した後、震電で飛び立った。芳佳がネウロイと死闘を繰り広げる中、ミーナたちも合流し、501はベルリンのネウロイの巣「ウォルフ」を殲滅し、遂にベルリン解放を成し遂げた。
感想
最後はお約束的な「味方の大ピンチに、失われていた力を取り戻す」という展開ながら、まー、そこそこには楽しめたかなと。今まで出番の無かった静夏も最後は(遅ればせながら)大活躍して存在感も出せたし、まあまあの出来でした。
総括
お馴染みストライクウィッチーズのテレビシリーズ第三期。もう最初のシリーズから10年以上経過し、作り過ぎ感が有って、途中までは熱意も無く流し見状態でしたが、最終的にはそこそこ満足できました。
1945年。人類は、新たな目標としてネウロイ占領下にあるカールスラントの首都ベルリンの解放のために動き出した。そして第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」も再編成されるが……
テレビシリーズも第三期になると、「テレビシリーズ×2」→「劇場版」→「OVA×3」→「ミニキャラアニメ」のあとだけに、もう新鮮味皆無。またスタッフの方もネタ切れを起こしているのか、第6話あたりまでは「あっても無くても良いような話」ばかりでした(特に、4・5・6話あたりの話、必要か……?)
しかし奇跡の番外編第7話「ポヨンポヨンするの」で勢いを取り戻した後は(笑)、後半はそれなりに盛り上げて、12話でなかなかの熱量でフィニッシュしてくれましたので、良かった良かった……、ん? じゃあ前半の6話分は要らなかったんじゃ……?
最後、「まだまだネウロイとの戦いは続く」みたいなナレーションを入れてましたけど、いい加減もう「卒業」するべき時なのでは……、声優さんたちも若い子の声出すの辛そうな気がするし……、特に名塚佳織さんあたりとかが……(余計なお世話か?)
<スタッフ>
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish
監督:高村和宏
シリーズディレクター:髙橋秀弥
シリーズ構成:ストライカーユニット
チーフライター:浦畑達彦
脚本:あおしまたかし・築地俊彦・鈴木貴昭・村上深夜・髙橋秀弥
世界観設定・軍事考証:鈴木貴昭
シリーズ文芸:村上深夜
キャラクター原案:島田フミカネ
キャラクターデザイン:高村和宏
サブキャラクターデザイン:小野田将人・サトウミチオ
ネウロイデザイン:鷲尾直広
プロップデザイン:糸井 恵・滝れーき
美術設定:成田偉保・森木靖泰
総作画監督:小野田将人・サトウミチオ
CG統括ディレクター:石井規仁
CGディレクター:中園麻衣・柴山一生
色彩設計:大西峰代
美術監督:伊東広道
撮影監督:松本乃吾
編集:三嶋章紀
音楽:長岡成貢
音楽制作:日本コロムビア
音響監督:吉田知弘
音響効果:西村睦弘
音響制作:マジックカプセル
プロデューサー:立崎孝史
アニメーション制作:david production
製作:第501統合戦闘航空団2020
<キャスト>
宮藤芳佳:福圓美里
坂本美緒:世戸さおり
リネット・ビショップ:名塚佳織
ペリーヌ・クロステルマン:沢城みゆき
服部静夏:内田彩
ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ:田中理恵
ゲルトルート・バルクホルン:園崎未恵
エーリカ・ハルトマン:野川さくら
フランチェスカ・ルッキーニ:斎藤千和
シャーロット・E・イェーガー:小清水亜美
サーニャ・V・リトヴャク:門脇舞以
エイラ・イルマタル・ユーティライネン:大橋歩夕