感想:成年漫画誌「COMIC快楽天ビースト2011年4月号」


 発売日:2011年3月14日

快楽天ビースト 公式サイト
http://www.wani.com/13835/

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・表紙=八宝備仁

・レディメイド/Cuvie

 ヒロインは旦那さんに浮気されて最近すっかり枯れてしまっています。そんな伯母さんを心配した姪っ子が、年上好きの同級生の男の子を連れてきて、女を思い出してもらおうとします・・・

 この人、ホント絵が上手いと思うの。問題はエロ漫画を描いても全然エロく感じず、一般漫画では普通に受ける様なものを描いていない/描けない、という中途半端な姿勢では無いのか・・・、等と言っても、コミックは数え切れないくらい出しているから、全く余計なお世話ですね。

 ところでドロテアの鉄槌のオチはどうなったんだろう、未だに知らない・・・


・Consolation/加瀬大輝

 大学に二浪してもう引きこもり同然の主人公のところに後輩の女の子が訪ねてきました。ヤケ気味の主人公は「お前オレに気が有るんだろうオラオラ」とか襲い掛かりますが・・・

 相変わらず女の子の乳はデカく、お話のほうは軽め。しかし、それがこの人の持ち味だからそれでいいのだ。ところでサンデーGXで連載するとか何とかの話はどうなっているのだろう、エロを描いてもらえなくなるのも嫌だけど、そっちの噂を聞かないのも気になるし・・・


・愛はさだめ、さだめは義娘/内々けやき

 巻中カラー。お母さん&連れ子の娘と旦那という再婚家庭で、お母さんが死んでしまい、もう父と娘は赤の他人。でも娘さんの方は、一年経っても未だに立ち直れない義父の情けなさにキュンキュン来てしまい・・・

 あ、珍しく明るい漫画。ここ数年ダークサイド全開の憂鬱漫画ばかり描いていて、正直ウンザリしていたのでこの方向性は嬉しい。でもこれ多分気まぐれなんだろうなぁ、本質的にダークな人だと思われますので。


・暴走デリュージョン/悠木しん

 ストーカー寸前の主人公君が好きな女の子を尾行してきたら、なんと見知らぬ男とラブホ街に・・・、「そんな男と一緒にいてはいけない」とか何とか言いながら彼女を引きずって自分がラブホに連れこんで・・・

 もうオチは見え見えですね。絵がちょいと上手いけど話はトホホというか・・・

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 とりあえず今月は内々けやき氏が突然明るい漫画を描いてくれた事に感謝と。

雑談:記事:コミックナタリーで週刊少年サンデーの編集長インタビュー

●コミックナタリー
http://natalie.mu/comic/pp/sunday

>怒濤と呼ぶにふさわしい誌面改革を前にして、コミックナタリーはその仕掛け人に取材を申し込んだ。いまサンデーで何が起きているのか。何を狙い、どこへ行こうとしているのか。2009年から編集長を務める縄田正樹氏に、新ラインナップを紹介してもらうとともに、その意図するところについて存分に語ってもらった。


>サンデーと聞いて、いまでも「タッチ」や「うる星やつら」を思い浮かべる人は多いですよね、もう20何年も前の作品なのに。これらがどうしてサンデーらしさとしていまでも語られているかといえば、その頃サンデーが時代にピタッとハマっていたからだと僕は考えているんです。


>でも、もうそれから20何年たっていますから、さすがにそんな長い間4番バッターを打ち続けていただくわけにもいかない。新人でもベテランでもいいから、もういいかげん、次の4番を作らなきゃいけない頃だと思ってます。サンデーがジャンプ・マガジンに後塵を拝している理由はその辺だと思う。


 日付が解らないのですが、おそらく新連載ラッシュが始まる3月頭くらいのインタビューではないかと思われます。

 上に一杯引用していますが、編集長も、週刊少年サンデーが落ちる一方という危機的な現状はキチンと把握しているようです。問題は、テコ入れ作が「東京ガールズコレクション」だの「ポケモン」だの、荒川弘の農業高校漫画だの、何ら上昇するきっかけに見えないことです・・・、「月刊少年ジャンプジャンプSQ」みたいに、一度潰してから再度立ち上げなおす、位の事をしないとダメなのでは・・・

雑談:麻雀漫画「バード−最凶雀士VS天才魔術師−」(原作:青山広美 作画:山根和俊)がギャンブルフィッシュそのままです

竹書房
http://www.takeshobo.co.jp/mgr.m/main/zassi_s?pid=1

>話題殺到・巻頭カラー!! 蛇vs鳥・超絶決戦!! ついに開局!!
>【バード−最凶雀士VS天才魔術師−】 原作:青山広美 作画:山根和俊

 「近代麻雀」誌で連載している漫画「バード−最凶雀士VS天才魔術師−」(原作:青山広美 作画:山根和俊)。青山&山根コンビは、去年まで週刊少年チャンピオンでギャンブル漫画「ギャンブルフィッシュ」を描いていましたが、今年から近代麻雀で引き続きコンビを組んで漫画を描いています。

 で、この「バード」は、漫画家でもある青山氏が昔描いた漫画のリメイクだそーですが・・・、展開がもう笑わかす。最新号から対戦が始まったのですが、バード側の勝ち方が「その手、昔ギャンブルフィッシュでやってたじゃん」というやり口そのままでした。まあ、後発のギャンブルフィッシュの方がバード的な手を流用したのかもしれませんが、麻雀力とか引きの強さとかなんとかではなく、「イカサマがうまい方が勝つ!」という姿勢がもう清清しすぎる。今後お互いにどんなトリック合戦を仕掛けまくるのかワクワクしますよ。

感想:アニメ「夢喰いメリー」第9話「夢乱れて」


 アニメ「夢喰いメリー」の感想です。

夢喰いメリー 公式ホームページ
http://www.tbs.co.jp/anime/yumekui/

■「夢喰いメリー」公式ファンサイト
http://yumekuimerry.com/index.html

 BSデジタル放送BS-TBSでの視聴です。

第9話 夢乱れて


■あらすじ

 ランズボローはメリーやエンギに、夢魔は人間の心の「夢」に宿っている事を教える。もし夢魔を倒せば、宿主の人間は夢を失ってしまう。それを知ってなおエンギはランズボローを殺そうとするが、夢路に止められる。エンギによれば、ミストルティンは現界に来た夢魔を、好きに人間に寄生させられるという。そのミストルティンは、狂気のままに出会う夢魔を次々と殺しまくっていた。飯島は次の獲物にするクズは勇魚と決めていた。千鶴はそんな飯島を尾行しているらしい。夢路は勇魚が夢魔のデイドリームに遭遇した事を聞き愕然とする。


■感想

 前からミストルティンの気〇〇〇ぶりに辟易していましたが、今週から飯島まで加わって二重奏でクズクズ言い始めて正直ブチ切れましたので、今回で視聴終了。

雑談:記事:被爆量の限度が引きあがるので危険はなくなります

asahi.com朝日新聞社):年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委 - アピタル(医療・健康)
http://www.asahi.com/health/news/TKY201104050616.html

原子力安全委員会は5日、放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。放射線の放出が長引き、「長く生活する観点で考えないといけない」とし、現実路線への見直しを検討する。

 今まで「1ミリで危険!!」と叫んでいたのに、突然「やっぱ20倍でも平気だからね」って・・・、

 「現実路線」ってやっぱりももう今後も放射能が漏れまくって手がつけられないから基準を変えちまおうぜ、俺たち天才?とかいう考え?

 多分こういう委員会の人たちって東大とか出ているエリートだと思うのですが、一周回ってバカなのか、もしくは国民をバカにしているのかどっちなんでしょうか。

感想:少年漫画誌「週刊少年サンデー 2011年19号」

小学館コミック -少年サンデー-
http://websunday.net/

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>・銀の匙 Silver Spoon
>荒川 弘
>日本中が待っていた、『鋼の錬金術師』の荒川 弘先生の最新作!
>大自然に囲まれた大蝦夷農業高校を舞台に繰り広げられる、涙と汗と土にまみれた青春。

 新連載記念に「特製クリアファイル」をつけるなど、編集部の力の入れ様も半端ではありません。漫画のほうは、さすがに手馴れた感じというか、全く興味が無いテーマにもかかわらず、引き込むように読ませます。

 ただ、このテーマでは「うぉぉ、次回の『銀の匙』の展開が気になって0時からコンビニにサンデーを買いに行ってしまったぜぇ〜」なんて事にはなりそうにもありません。ほどほどに人気を博して、ほどほどに週刊少年サンデーを支えてくれるだけかと。まあ、今までアクション系ばかりだったので、新境地という事かもしれませんけどねぇ。

結界師
田辺イエロウ
>烏森完全封印を果たした良守達は… 大人気結界バトル、ついに大団円!!

 なんか物凄くあっさり最終回・・・、結局登場人物の多さと背景のややこしさで終盤は付いていけてなかった・・・

おすもじっ!◆司の貫◆
>原作・構成:鹿賀ミツル/作画:加藤広史
>若き鮨職人・司と、期せずして伝統深き江戸前鮨の世界へ転がり込んできた寿…2人が挑む次なる一貫は、アジ!?

 サンデーでグルメ系漫画ってナニ考えているのかと思いましたが、結構まともに料理漫画しています。ところで原作の人って近代麻雀オリジナルで薄暗い麻雀漫画描いている人?

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