感想:アニメ映画「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」(1981年)


 NHK−BS2の夏休みアニメ劇場で放送していたので見ました。


■あらすじ

 地球は機械化人に制圧され、鉄郎は僅かな仲間達と共に荒廃した世界で細々と抵抗を続けていた。そこにメーテルから「999に乗れ」とのメッセージが届く。鉄郎は命がけで999に乗り込むが、そこにメーテルはおらず、鉄郎は行き先もメッセージの意味も解らないまま旅を続けることに・・・


■感想

 どうもイマイチスッキリしないストーリーではあります。

・人間対機械化人と言う図式がよく解らない。前作では「機械の体はお金持ちが手に入れる究極のステータス」であり、別に人間と敵対する存在云々ではなかったように見えましたが・・・

・結局、あの人が鉄郎を999経由で呼んだのは何故?

・黒騎士ファウストの設定が謎だらけすぎ。特に最後の鉄郎との決闘の意味が解らなさ過ぎる。

 とストーリー面での評価はかなり辛口になってしまいますが、良いんです、999は「鉄郎と謎の美女メーテルの旅と悲しい別れ」が有りさえすれば。



★言わなくてもいいこと

・地球から旅立つシーンで線路が壊れていましたが、すると999は二度と地球に降りられないの?

・鉄郎が999のボイラーで必死に燃やしていたのはアレ何ですか。宇宙石炭?


★蛇足

 偶然ネタバレサイトを見つけたのですが、メーテルとエメラルダスがそんな関係だったなんて!! 成るほど、確かに劇場版では意味深な台詞の連発でしたよね。