感想:小説「ギャラクティカーの同盟」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 363巻)


 小説「ギャラクティカーの同盟」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 363巻)の感想です。

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4150117209/
ギャラクティカーの同盟 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-363 宇宙英雄ローダン・シリーズ 363) (文庫)
ハンス・クナイフェル (著), ウィリアム・フォルツ (著), 依光 隆 (イラスト), 渡辺広佐訳 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2009/8/20)
言語 日本語
ISBN-10: 4150117209
ISBN-13: 978-4150117207
発売日: 2009/8/20

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宇宙英雄ローダン・シリーズ[363]巻

 日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン・シリーズ」の一冊です。

発売  = 2009年08月
サイクル= 第12サイクル「アフィリー」

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◆725話 ギャラクティカーの同盟(ハンス・クナイフェル)(訳者:渡辺広佐)

 アトランが主催する主要銀河種族の星間会議は、実は宇宙船内で開催されていた。しかし集まった各種族の利害が対立し、会議は紛糾するが?!

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 遂に登場した”銀河系種族の大同団結”の象徴概念「ギャラクティカー」。物語は遂にここまで来たんだなぁ、という感慨がひとしおです。

 ところでテラナーと絶縁宣言したはずのマークスが、何故会議に出席しているのかしらん?

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◇726話 ダッカル・ゾーンにて(ウィリアム・フォルツ)(訳者:渡辺広佐)

 3578年にブラックホールに突入した《ソル》は、2年半『次元トンネル』を飛行し、3581年1月に特殊空間『ダッカル・ゾーン』に出現した。ローダンたちは状況を確認するため、この空間を支配するらしい種族とコンタクトを試みるが?!

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 359巻(717話)から実に8話ぶりに、主役ローダンの登場です。新たな舞台、新たな公会議種族、そして次回遂に明らかになる公会議誕生秘話、等、ワクワクするようなお話でした。

 あと、さらっと、ローダンがまだ地球から追放される前に、細胞活性装置の予備3個を「アラスカ」「バルトン・ヴィト」「ロワ・ダントン」に渡した事実が言及されました。そうか、そのタイミングで渡したのか。

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 本巻のイラストは「依光隆」先生の過去イラストをハヤカワ・デザインが再構成したものです。

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★おまけ

 あらすじネタバレ版はこちらへ。

ペリー・ローダンへの道
http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm

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