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土曜洋画劇場 https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/
放送 BS12。2024年4月20日(土)
【※以下ネタバレ】
映画史上もっとも有名なサメ、『ジョーズ』の第3作目。海洋テーマパークを巨大ザメが襲撃、前作までの主人公 警察所長ブロディの息子マイケルが巨大ザメと対峙する。（日本語吹替）※一部、英語・日本語字幕にて放送。
あらすじ
3000万ドルの巨費と四年の歳月をかけて作られた海洋テーマパーク「シーワールド」の開園が間近に迫っていた。この施設には、かつてアミティ島で人食いザメに襲われた経験のあるマイク・ブロディ（１・２作目の主人公のブロディ署長の長男）がエンジニアとして働いていた。
ある日、施設で働くスタッフが海に出たまま行方不明となり、マイクたちが捜索に出たところ、体長3メートルのホワイトシャークが見つかる。マイクたちはこのサメがスタッフを襲ったと判断するが、施設の出し物とするためなんとか生け捕りにした。
やがてシーワールドが開園し多数の観客が訪れるが、そんな中行方不明だったスタッフの死体が発見される。死体を調べてみると、サメに喰われた跡があり、しかもそのサイズから襲ったサメの体長は10メートルはあると推測された。マイクたちは先に捕らえたサメの母親がシーワールドのどこかに潜んでいると気が付き、慌てて観客を避難させる。
ところが施設の目玉である透明な海中トンネルにサメが激突して穴をあけてしまい、防水扉が閉じて十数名の客が閉じ込められてしまった。施設に招待されていた海洋写真家でサメ退治の経験もあるフィリップ・フィッツロイスは、サメを海水循環用のポンプ内に閉じ込めるため、魚の血を使ってサメをおびき寄せるが脱出に失敗して食われてしまう。
サメがポンプ内に閉じ込められたのを見計らい、マイクたちが海中トンネルを修理し観客たちを脱出させた。しかしサメがポンプから逃げ出し、マイクたちのいるパークの海中指令室の窓に突っ込んできて、部屋は水浸しとなる。マイクはサメの口に、フィッツロイスが持っていた爆弾が引っかかっていることに気が付き、それを何とか爆発させサメを殺した。＜完＞
感想
評価は○（そこそこ映画）。
ジョーズ・シリーズ第三弾。まあクソ映画ではなくパニックものとしてそこそこ見られる品質でした。
本作は、もう過去作品とのつながりは殆どなくスタッフもキャストも別・舞台も別、で、唯一「主人公は前作の主人公ブロディ署長の息子」という設定のみでなんとか続編と名乗っています。もっとも、そのため「2」とは違いスピルバーグが監督した一作目の影響も皆無で、縛りが無い分自由にのびのび作っており（推測）、変に一作目に縛られた「2」より余程マシでした。
さてこの映画の特徴は、原題が「Jaws 3-D」であることからわかる通り、（おそらく）ド迫力の3D映像。1980年代前半は3-D映画のプチブームで、映画館で「片方が青・片方が赤、のセロファンを張った簡易の眼鏡をかけ、映像を見ると、画面が飛び出して見えてこりゃビックリ！」というのがちょっとだけはやりました（すぐ無くなったけど）
本作ではわざとらしく色が濃くついた場面がその3D映像パートらしく、終盤にサメが水中指令室の窓をぶち破って入ってくるところは3Dで見たらすごい迫力だったのかもしれません。
本作のサメ（の作り物）は、技術的に進歩してお客様に安心して見せられる品質になったのか、とにかく最初からバンバン全身の姿を見せて水中を泳ぎ回ってくれます。もっとも、その割には人を襲うシーンがクソ少なく、犠牲者は「最初に行方不明になったパークの男」「フィリップ・フィッツロイス」「パークのオーナー・カルヴィン・ブシャール」の三人だけ。パークのキャストが、水上スキーとかで泳ぎまくって足をバタバタさせているのに「襲うぞ襲うぞ」とフェイントをかけるだけでちっとも襲われず、「ストーリーがもう一つならば、せめて犠牲者を増やせ！」という観客の気持ちを逆なでしてくれました。ダメじゃん。
ただし、グロ映像にはこだわりがあるようで、一人目の犠牲者が食われた後、水中に漂う片手は切り口が真っ赤で骨が見えている細やかな仕上がりでしたし、その犠牲者の本体もきっちりグロイ死体を魅せるなど「そこに力を入れるの……？」という予想外のところにこだわった作品でした。
まあ決して傑作ではなかったのですが、クソダルイ仕上がりだった「2」に比べればまだ上だったので、そこそこには満足です。
https://www.twellv.co.jp/program/drama/doyou-youga/archive-doyou-youga/doyou-youga-264/
2024年4月20日放送
JAWS／ジョーズ３
【ストーリー】
フロリダ“シーワールド”の呼び物、ガラス張りの海底トンネルを使った“海底王国”のオープン日。血に飢え復讐に燃える巨大なメスのホオジロザメがトンネルに体当たり攻撃をし、浸水。多数の観客が閉じ込められてしまった…。
【スタッフ】
監督：ジョー・アルヴス
製作：ルパート・ヒッツィグ
製作総指揮：アラン・ランズバーグ、ハワード・リップストーン
【キャスト】
役名：キャスト（吹替）
マイケル・ブロディ：デニス・クエイド（柴田侊彦）
キャスリン・モーガン：ベス・アームストロング（幸田直子）
フィリップ・フィッツロイス：サイモン・マッコーキンデール（野島昭生）
カルヴィン・ブシャール：ルイス・ゴセット・Jr（小林清志）
