感想:映画「トランスポーター」(2002年:仏)


 本日地上波放送した映画。


■概要

 フランスのアクション映画。リュック・ベッソン脚本。


■あらすじ

 元軍人のフランクは、今では裏社会の人間となり、抜群の運転技術を生かして、依頼された物(人・荷物問わず)を目的地へ運ぶ運び屋をしていた。しかし、ある依頼の際、自分のルール「荷物の中身を見ない」を破った事がきっかけで、依頼者から命を狙われる羽目になり・・・


■感想

 この映画は、昔あらすじを知ったとき、何故か「運び屋が依頼者の秘密を知って悲惨なことになるブラック映画」だと思ってしまい、今まで無視していたのですが、地上波で1作目・2作目連発で放送するくらいなら、それなりに面白いのだろうと思い直し、視聴してみました。で、今回初めてリュック・ベッソン脚本作品と知りましたです。

 序盤、ストイックな雰囲気の運び屋が車で猛烈なカーアクションを見せてくれたので、「タクシー」のシリアス版かと思っていたら(同乗者が戻していたし)、途中から「ムキムキの元軍人が悪を相手に暴れまわる」という「ランボー」だか「セガール映画」だかの世界になっちゃってアレレと意表をつかれました。しかし、それはそれで面白かった。

 なんか最初と途中からでつじつまが合ってない気がしますが(荷物の中身の人物について。ああいうキャラにああいう扱いをするか?)、そういう細かい事は気にしないで、その場その場でアクションを楽しむのが正しい映画といえましょうか。そういう意味ではなかなかよかったと思います。