感想:ドラマ「刑事コロンボ」『二枚のドガの絵』(1971-72年)


 ドラマ「刑事コロンボ」の感想です。

■NHK海外ドラマホームページ・刑事コロンボ
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/

 NHK−BSハイビジョンでの視聴です。

「二枚のドガの絵」  SUITABLE FOR FRAMING


■あらすじ

 美術評論家のデイル・キングストン(ロス・マーティン)は、世界的な名画コレクションを持つ叔父を射殺して、ドガの2枚の名画を盗み出した。コロンボはすぐさまデイルに疑いの目を向けるが・・・


■感想

 放映時間は1時間17分。

 犯人の傲慢さはシリーズ屈指で、見ていてイライラしてくるくらい。コロンボもはなっからデイルを怪しいと疑っているからか、物腰が物凄く挑戦的です。そして、滅茶苦茶有名なラストシーン。犯人に思いっきり罠をしかけて、引っかかってあがく犯人にコロンボがバッと証拠的な物を見せつけるシーンが物凄く痛快。

 ところで話が良く解らないところが有るのですが・・・、コロンボは遺言状の中身を知って一旦デイル追求を諦め(る様なふりをし)ましたが、デイルの動機として『デイルは遺言状の中身を知っていて、コレクションが自分の物にならないと知っていたからこそ、叔父を殺して好きなドガの絵だけふんだくった』と疑うのもアリだと思いますけど・・・