感想:NHKスペシャル「圓(えん)の戦争」(2011年8月14日放送)

NHKスペシャル|圓の戦争
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110814.html

>70年前の日本の戦争。

>戦費は、日中戦争からの8年間で7558億円。現在の貨幣価値に換算すると数百兆円にも上る天文学的戦費は一体どのように賄われたのか。

>陸軍の大陸での行動を経済的に支えたとされる「朝鮮銀行」と、世界三大為替銀行と言われ世界中にネットワークを築いていた「横浜正金銀行」の極秘資料からは、日本が膨大な戦費を調達するために、世界でも類をみない「特殊なシステム」を作り上げていたことが明らかになってきた。さらに、軍同士が砲火を交える裏側で、中国の統一通貨「元」と、その勢力地図を塗り替えようとした日本の「圓」との激しい「通貨戦」が繰り広げられ、そのことが日本を世界から孤立させる大きな要因になっていたことも浮き彫りになってきた。

>番組では、発見された極秘資料と関係者の証言から、「マネー」「経済」というこれまでにない視点から「日本の戦争」を見つめる。

2011年8月14日(日) 午後9時00分〜9時58分

 日中/太平洋戦争を「通貨」という観点で切り取った目新しい特集。結構面白かった。ちなみに戦争の借金が今現在でも400億円あるらしい。誰に借りていていつ誰に返済するのかはふれていませんでしたけど。