感想:青年コミック「関節王 1巻〜2巻」(三倉佳境)(1993年)

関節王 全5巻完結 (グランドチャンピオンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]

 コミック「関節王 1巻〜2巻」(三倉佳境)の感想です。

■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4253159850
関節王 vol.1 (グランドチャンピオンコミックス) [単行本]
三倉 佳境 (著)
単行本: 199ページ
出版社: 秋田書店 (1993/04)
ISBN-10: 4253159850
ISBN-13: 978-4253159852
発売日: 1993/04


http://www.amazon.co.jp/dp/4253159869
関節王 vol.2 (グランドチャンピオンコミックス) [単行本]
三倉 佳境 (著)
単行本: 209ページ
出版社: 秋田書店 (1993/07)
ISBN-10: 4253159869
ISBN-13: 978-4253159869
発売日: 1993/07

■データ(個人的補足)

 1990年代前半に秋田書店から発行されていた隔週青年誌「グランドチャンピオン」連載の格闘漫画。

■おまけ要素

・カバーの下
  特に無し

・あとがき
  各巻とも途中に後書き的なページが1〜2ページ。

■収録作品紹介

〇1巻 1話〜9話
 主人公水澤が柔道の地方大会で優勝。水澤潰しを狙う総本山に「昇段審査」の名目で東京に招かれるまで。


〇2巻 10話〜19話
 水澤が潰し屋五人を相手にした「魔の昇段審査」に挑む。1〜3人目を倒し、4人目との試合の途中まで。

■感想

 懐かしの格闘漫画「関節王」が無性に読みたくなり、ネットで古本を探して購入。連載をリアルタイムに読んでいた時は、雑誌打ち切りに巻き込まれて無理やり完結させられてしまい、「なんじゃこりゃー」というオチに絶句した憶えがあります…

 さて20年ぶりの関節王ですが、「絵が粗いな〜」というのは当時から感じていましたが、しかし、話は今読んでも面白い。古流の柔術の宗家(=中年)が、柔道や柔術の猛者たちを次々と倒して行く様が燃える。柔道編の後は空手トーナメント編だったはずですが、それが届くのが待ち遠しい。


 1990年代中頃から総合格闘技ブームが起きた事で、「様々なジャンルの格闘技の猛者が戦って」的な燃え系挌闘モノは一気に時代遅れとなり、21世紀にはもはや死滅している訳ですが(修羅の門はその残りカスみたいなものか…、鉄風とかオールラウンダーなんたらは「総合格闘技をテーマにした漫画」であって燃える格闘技漫画では無い)、プロレスもそろそろ再興し始めているし、そういうバトル物もそろそろ蘇ってくれないものだろうか。まあドラゴンボール的なモノでも別にいいのですが、とにかく戦うやつ。

■評価

(5段階評価の)5点。

関節王 vol.1 (グランドチャンピオンコミックス)

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関節王 vol.2 (グランドチャンピオンコミックス)

関節王 vol.2 (グランドチャンピオンコミックス)