コミック「サッポロ関節キッズ」(光国福洋)の感想です。
(※以下、話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4063140334/
サッポロ関節キッズ (アフタヌーンKC) [コミック]
光国 福洋 (著)
出版社: 講談社 (1991/05)
I発売日: 1991/05
■データ(個人的補足)
・挌闘漫画「関節王」の作者「三倉佳境」氏が別ペンネームで描いていた学園挌闘漫画(コメディ系)。
・アフタヌーン連載(1990年7月号〜1991年3月号)。全10話。
■おまけ要素
・カバーの下
特に無し
・あとがき
なし
・書き下ろしが3ページ。
■あらすじ
主人公の石尾が転校してきて、何故か空手・ボクシング部員や相撲取りと戦う羽目になり…、というコメディタッチのお話。
■感想
先日「関節王」全5巻を揃えたところ、5巻の後書きに本書が「関節王」と同じ世界の物語と書いてあったため、購入しました。
表紙を見てガクッと来たのですが、まさかお笑い系だったとは。しかも絵が下手。「ナニワ金融道」とまでは行きませんが、あれよりはやや上手い程度の画力です…、ひぇぇ。
また、中身もイマイチ。挌闘漫画の基本で次から次から敵が現れるのですが、話の持っていき方が強引だしなぁ。そもそも「関節キッズ」というタイトルにもかかわらず、主人公は別段関節技が得意というわけでも有りません…
という事で、漫画としてはちっとも面白くありませんでした。
ただし「関節王」ファンとしては、
・主人公の父親が「関節王」に出てきた守天流・増長補の宗家の石尾であること
・主人公が独自に「増長補」の固め技(関節王にも出てきた)を編み出して使ったところ
は興味深かったです。まあそれだけでしたけど。
■評価
(5段階評価の)2点。