感想:漫画誌「コミックヴァルキリー2012年11月号 (Vol.40)」(休刊号)(2012年9月27日発売)


 発売日:2012年9月27日(奇数月27日発売)

■闘うヒロインがいっぱい!コミックヴァルキリー 公式サイトへようこそ!
http://www.comic-valkyrie.com/

 なんとビックリ、この号で紙の雑誌としては休刊です。今後は公式サイトで配信する無料WEBマガジンとして再スタートするとのこと…、去年なんぞは「フリージングアニメ化」→「その勢いに乗って月刊化」と昇り調子に見えたのですが、その実売れていなかったのか…、まあ、今まで「戦うヒロインオンリー漫画誌」などという内容でここまで来れたのが出来すぎだったのかも。


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フリージング 原作:林達永(イム・ダリョン)/作画:金光鉉(キム・クァンヒョン)

 6話一挙掲載。相変らず身内同士で殴りあったり、サテライザーがカズヤの爺さんに挨拶に行ったり、ドッキリの「ちょっとシャワーを浴びてくるから待っててね」的展開があったり。しかし6話、月刊誌なら半年分かけても殆んど話が進んでいないというのも凄い事ではあります。そして続きはWEBマガジンで。



鬼姫VS 原作:林達永(イム・ダリョン)/作画:李秀顯(イ・スヒョン)

 2話一挙掲載(2話目が最終回)。死鬼一族が再び襲撃してきて、主要キャラがまるごと大ピンチに。

 という危機を乗り越えてハッピーエンド。まあ「Re:BIRTH−The Lunatic Taker−」みたいなブラックな結末にならなくてよかったというべきですが、なんか「えー、こんなぬるいエンドで終わりー?」みたいな物足りなさも無きにしも非ず。



こいもく 原作:林達永(イム・ダリョン)/作画:李海源(イ・ヘウォン

 2話一挙掲載(2話目が最終回)。OZMAがスキャンダルをネタに負けるように脅してきました。

 新人漫画家成長物語(&漫画業界批判物語、あえて言うなら「黒いバクマン。」)もついに最終回。きっちりハッピーエンドに仕上げてきました。途中どうなる事かと思いましたが、良い感じで着地してくれました。



しすばれ -Sister bullet- 松崎豊

 教育実習の美人先生がやってきたのですが…

 ここ数回はシリアス編でしたが、今回は久々に「血の匂いを漂わせつつアホ展開」という以前の感じに戻りました。良かった良かった。続きはWEBマガジンで。



Ziggurat(ジグラット) MISS BLACK

 トリニティが呪いのダイヤを盗みに行ったら、“バニー耳で京都弁の女怪盗”の「斬鉄兎(ヴォーパルバニー)」(=ライトセーバー的な物の使い手)とブラックハートと三つ巴の戦いに。

 女性キャラが増えるのはいい事です。続きはWEBマガジンで。


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 さようなら、紙の雑誌のヴァルキリー。今後こんな分厚い雑誌に収められていた内容を、ちまちまWEBベースで読むのかと思うと、ウンザリ感が炸裂です。まあタダになるから我慢するか…