アニメ「はたらく魔王さま！」(全13話)の感想です。
（※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください）
■TVアニメ『はたらく魔王さま！』公式サイト
http://maousama.jp/
第２話 勇者、仕事優先で魔王城に泊まる
■あらすじ
勇者エミリアはやおら100均で売っているナイフを取り出すと、魔王に斬りかかり…、しばらくあと、交番内で警官に恋人との痴話喧嘩と誤解されて、こんこんと説教されていた。
エミリアは魔王が魔王城から「ゲート」で異世界に逃走する際、後を追ってゲートに飛び込み、同じように日本にたどり着いていた。本来ならエミリアの仲間も一緒に来るはずで、魔王を倒せば即座に仲間の力でエンテ・イスラに戻るはずだったが、ゲートが消える前に飛びこめたのはエミリアだけだったため、今では異世界に島流し状態だった。エミリアは今は「遊佐恵美」（ゆさ・えみ）という名前で、テレホンアポインター（電話接客業）のバイトをして暮らしていた。エミリアもこちらの世界では魔力が補給できないため、エンテ・イスラに帰るめどが立つまでは魔力を無駄遣いできず、そのため魔王との対決は当分見送ることにした。
エミリアは昼間は仕事、夜は魔王の監視、を始めた。魔王はバイト先の同僚「佐々木千穂」（声：東山奈央）から、自宅にものすごい地震が起きたという話をいぶかしむ。魔王も地震は知っていたが、殆ど感じない程度のものだった。
ある夜、魔王とエミリアがにらみ合っているところに、何者かが魔力で攻撃して来たため、二人は慌てて逃走する。この世界には魔王たちとエミリア以外にもエンテ・イスラ関係の何者かが潜んでいるらしい。直後、エミリアは襲撃で財布を落として自分のマンションに戻れないため、恥を忍んで魔王の部屋（自称：魔王城）に泊めてもらう。夜中、魔王の携帯電話に何者かが「地震はまだ続く」と謎めいたメールを送ってきた。続く。
■感想
ぬぬぬ。評価が難しいアニメ。全然ダメと切り捨てるほどではないのですが、見ている最中「あー、まだ続くのかー」とかしょっちゅう感じるくらいで、熱狂するほど面白いとも思えないわけで…、ただ、結構なボリュームを３０分の中に詰め込む技量はなかなかだと感心いたします。また、「全１３話の間ひたすら魔王と勇者が痴話喧嘩的なじゃれあいを演じるコメディ」かと思っていたら、謎の敵やら地震やらと意外にシリアスムードで、もしかするとしばらく見ていれば面白く感じるようになるかもしれません。その臨界点が来るかどうかですねぇ。もう少し粘ってみますかな。
