感想:少年漫画誌「月刊サンデーGX(ジェネックス) 2013年5月号」(2013年4月19日発売)


 発売日:2013年4月19日(毎月19日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

小学館コミック -サンデーGENE-X-
http://websunday.net/gx/

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>新連載 表紙&巻頭カラー
>[UncannyBrains][原作]一色将宏 [作画]蜷川ヤエコ
>UB――――――それは、超能力者か、
>人為的に作り出された人間兵器か!?
>謎の少年・シドをめぐり
>渦巻く陰謀と混沌・・・・・・
>巨弾サスペンスアクション始動!!!!!!


 近未来? タカ派っぽい政治家が首相公選制を推進しようとしています。そして裏では「念じるだけで人の頭をバーンと吹き飛ばす超能力者的人間兵器」を研究させています。それはそれとして、ヒロインさん(不幸な生い立ちで空手使い)が絡んできたヤンキーをけり倒しました。夜、海岸に流れ着いた美形青年を見つけました。直後、ヤンキーが仲間をつれてやってきて、「昼間はよくもやってくれたなぁこのアマァ」的に襲ってきてヒロインさんピンチ。すると青年が超能力でヤンキーをぶっ殺しました。続く。

 しかしまぁ、「腕の立つ美少女に、チャらいヤンキーが絡んでくる→美少女に撃退される→後から仲間を連れてやってくる→ヒロインさんがボコボコに殴るけるされた後レ●プされそうになる→超常的な事態が発生しヤンキーは皆殺し」。この展開って、今まで何万回使われたんでしょうねぇ、そしてこれから何万回使われるんでしょうねぇ。

 あと、「超能力で頭がバーン」という設定を見て、爆笑超能力映画(?)「スキャナーズ」を思い出した人はわりとお年寄りだと思います。



> [なのに、ボクはイヤといえない]
>車谷晴子
>モバMANにて連載中の人気作品が、コミックス第1集発売を記念して本誌に登場!!


 主人公がご主人様的な女性に強制されて女装して満員電車に電車に乗ったら痴漢に襲われました。

 …、あの、これ、ただのエロ漫画なんですけど。まあ「12歳未満禁止」くらいのレベルではありますが。小学館も携帯漫画のほうではエロ漫画を平気の平左で連載しているんですねぇ。ちなみに作者は講談社の少女漫画誌「アリア」でも「兄が妹で妹が兄で。」というエッチくさい漫画(http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000005983)を連載しておりますので、こっちが気に入った人ならどーぞ。



[マンけん。] 加瀬大輝

 文化祭漫画対決。梓VSアノスVSアリスは、OBの判定で「梓8点・アノス5点・梓0点」的な評価となる。アノスは二重人格なので、表の人格が出ている間は漫画は描けないのて、経験値が不足していたのだ云々。アリスは「負けたけど私の実力じゃ仕方ないよね」とか口では言うのものの、陰でこっそり悔し泣き。しかしそれを見ていた赤毛の部長が「フフフ、そう来なくてわな。よし、戻って来い」と悪魔のような顔で言います。続く。

 実は「豊崎の漫画が一番伸びしろがある、梓より余程上に行く可能性が」云々ということを言い出すに違いない。



[デストロ246] 高橋慶太郎

 伊万里が高校教師(麻薬も作ってます)をサクッとぶっ殺した後、その愛人で殺し屋の女子高生と殺し合い。

 この漫画どこに行くんだろうとふと思うことがあります。たしか殺された妻子の敵討ち云々という設定が最初にあった気もするけど。



[東京カラス] 宮下裕樹

 満子がヤタガラス奪回のため実家に向かいますが、実家はモロにヤクザでした。

 満子が「実家のことは知っている」的にえらそうにふるまうけど、いちいち失敗する繰り返しギャグがおもろい。
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