感想:少年漫画誌「月刊少年エース2013年7月号」(2013年5月25日発売)


 発売日:2013年5月25日(毎月26日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

少年エース
http://www.kadokawa.co.jp/ace/

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>食べるな危険。彼女の料理は異空間!?
彼女たちのメシがマズい100の理由
>原作:高野小鹿 漫画:rin キャラクター原案:たいしょう田中
>容姿端麗、献身的な俺の幼馴染みの問題は……って、ホットサンドにバ●ァリン入れるなぁぁぁ!!! リアル”メシマズ”ラブコメ、召し上がれ♪


 新連載。学園物。主人公君の幼馴染は美人で性格が良くてご飯を作りに来てくれてと良い娘なのですが、味の感覚が破綻していて、地味にクソまずい料理(隠し味にバファリン的な薬を混ぜ込むetc)しか作ってくれません…


 原作は確か以前ライトノベルレビューサイトで軽くあらすじを読んだことがあります。まあ、設定はベタですが立ち上がりの感触は悪くないですね。



>義理の妹を守り抜け!! 超王道ディザイア・アクション!!!
新妹魔王の契約者
>原作:上栖綴人 漫画:みやこかしわ キャラクター原案:大熊猫介ニトロプラス
父親の再婚によって、突如、二人の妹と同居することになった高校生・東城刃更。しかしその二人の正体は実は──!? 最強契約者のディザイア・アクション!!


 新連載。父親が再婚するということで義理の妹二人が出来ました。ところが二人は実は悪魔で、上の妹は魔王でした。で、二人は単にこっちに隠れ家が欲しかっただけだそうで、「よーし、父親同様お前も記憶改ざんしてやる」とか言いだしました。続く。


 はぁぁぁ。こういういかにもの設定のやつはドラゴンエイジ誌に任せておけばいいのに。いきなりエロシーンを入れてくるからそこそこ人気は出るかも知れませんが。



ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 THE ANIMATION 原作:スパイク・チュンソフト 漫画:月見隆士

>「私立 希望ヶ峰学園」学園長のモノクマは「誰かを殺害した生徒だけが学園を”卒業”し、外に出ることができる」とし、誠ら15人の生徒を学園に閉じ込める。早くも2人の生徒が殺害され、疑心暗鬼が募る中、”学級裁判”が開幕する──!?


 女子二人が殺されてしまい、主人公君は第一容疑者に。疑いを晴らすべく捜査するものの、手がかりは少なく…

 あらら、「バトルロワイヤル」かと思っていたら、意外にも「本格(?)クローズドサークルテーマの推理物」でした。これはちょっと評価を見誤っていたかも。しかし壁に後ろ手で書かれたメッセージは「○○逆になる」ということに早く気がつけ、とヤキモキ。



トラウマ量子結晶 青木ハヤト
>めげない春人は、小説「小宇宙武人譚(こすももののふたん) Vol.4」を脱稿! 一同に見せようとするが、そこに謎のロボが現れて──!?


 なんかバトルなんかもうすっかり忘れ去られている平和な日々。突然巨大ロボが出現し、操縦者のイケメンが姿を見せます。実はイケメンは顧問の先生の弟で、先生は実は異次元からやって来た天才科学者だったのでした! で弟君が連れ戻しに来たのですが、良く考えたら連れ戻さないほうが自分に得だと気がつき、何もせずに帰っていきました。


 主人公たちが先生が伝授した「二次元世界に行く呪文」を必死で唱える姿に笑ったわ。



涼宮ハルヒの憂鬱 原作:谷川流 漫画:ツガノガク キャラクター原案:いとうのいぢ

>全ての役者が部室に揃い、謎は解明される。「驚愕編」ついにクライマックス! 結末は神(ハルヒ)のみぞ知る!?


 一気にSF用語乱舞の展開に。大人みくるの自称弟が「ハルヒを殺してその力を別人に移して歴史を変えてやる云々」とか言い出して、ハルヒを空中から落下させますが、キョンがそれに飛びつきます。


 一応センターカラーですが掲載位置は後ろから数えたほうが早い。色々な意味でどうなる次号。
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