感想：小説「強者ムルコンの復讐」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 458巻）(2013年10月10日(木)発売)

　小説「強者ムルコンの復讐」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 458巻）の感想です。
（※以下、今回の話の内容について触れています。ご注意ください）

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■データ（公式）
http://www.amazon.co.jp/dp/415011921X/
強者ムルコンの復讐 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-458 宇宙英雄ローダン・シリーズ 458) [文庫]
クルト・マール (著), 工藤稜 (イラスト), 青山茜 (翻訳)
文庫: 256ページ
出版社: 早川書房 (2013/10/10)
言語日本語
ISBN-10: 415011921X
ISBN-13: 978-4150119218
発売日： 2013/10/10

＞〈宇宙英雄ローダン・シリーズ458〉泉のマスターのパンカ＝スクリンは、城の地下にあるという“靄の井戸”をめざすが……

＞ムルコンの城に住むツァフールたちは、泉のマスターであるパンカ＝スクリンを“宿の主人”だと思いこみ、争奪戦をくりひろげていた。その争いからうまく逃れたあと、タンタと名乗る男に助けられたパンカ＝スクリンは、城の地下深くにあるという“靄の井戸”をめざすことにする。“目”を完全体にするための補完部品が、そこで見つかるかもしれないからだ。だが、目標をめざすふたりにむかって、新たな敵が近づいてきた！

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■宇宙英雄ローダン・シリーズ[458]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るSF「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売日　＝ 2013年10月10日(木)
サイクル＝第15サイクル「宇宙の城」

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◆９１５話　強者ムルコンの復讐（クルト・マール）（訳者：青山茜）

　泉のマスター・パンカ＝スクリンは、「目」に装備する補完部品を求め、城の地下深くの『靄（もや）の井戸』と呼ばれる禁断領域に踏み込んだが？！

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　「パンカ＝スクリン冒険談」第３回。ムルコンの城の内部を延々冒険する話はこれはこれで面白いのですが、ローダンでもレギュラーでもないキャラの冒険物語を延々と続けるのってどうなんだろ、という気が…、と思いましたが、そういえばマール先生は「ドルーフ」話の頃、「グレイビースト物語」というサイドストーリーをずーっとやっていたなぁ。

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◇９１６話　泉のマスターと怪物（クルト・マール）（訳者：青山茜）

　パンカ＝スクリンはムルコンの城の地下深くで、巨大な怪物を神と崇める一団に遭遇するが？！

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　「パンカ＝スクリン冒険談」第４回。ムルコンの城編クライマックス…、と思いきや、まさかの「さらに続く」…、謎が殆ど解明されないまままた引っ張るってパンカ＝スクリンはどこまで行くのだろう…、と遠い目に。

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　レギュラー陣の出てこない番外ストーリーながらそれなりには面白いのですが…、主役のローダンたちでは無く明らかに脇役のパンカ＝スクリンにこんな冒険をさせるのも「ローダン・シリーズ」としてはいかがな物かと思うところであります。

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★表紙絵

　後半「泉のマスターと怪物」の一場面。手前がパンカ＝スクリンの後姿、向こうが巨大怪獣「クーケルストゥウア」。周辺に浮かんでいる顔が「亡霊」。

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★あとがきにかえて

　担当は「青山茜」氏。全１ページ。今年の夏は暑いねぇ、という話。

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★予告

　次巻は459巻「不可視の境界」(ウィリアム・フォルツ)(2013年10月25日(金)発売予定)。