感想:アニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」第6話「放課後秘宝倶楽部(前編)」


 アニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

TVアニメーション世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」公式サイト
http://www.sekaiseifuku-zzz.com/

 BS11での視聴です。

第6話 放課後秘宝倶楽部(前編)


■あらすじ

 ある日、明日汰のクラスにケイトとロボ子が転入してきた。説明によれば、学校には古代ウド川文明の遺産で、世界征服を可能とするお宝「ウドの花嫁」が隠されているという。ズヴィズダーは全員中学校に入り込んで調査を続け、「秘宝倶楽部」なる幻の組織が宝の手がかりだと知る。やがて倶楽部の秘密の(?)会合が開かれ、「ウドの花嫁」探しのため夜21時に学校に集まるように指示が出る。実はそれはウソ情報でズヴィズダーを一網打尽にしようというホワイトイーグレットの罠だった。


■感想

 うーん、つまらなくは無いのですが、いささか好みとは違う感じ。「ロボットや幼女が転入してきても、みんな疑問なく受け入れる」とか「当たり前に影の倶楽部が存在する」とかいう、なんというの? 超現実的? な展開はどーかなーって感じ。

 ある程度現実的な地盤があり、そこに立っている明日汰が一般常識代表として「幼女が首領の組織が世界征服できるわけ無いだろ!」みたいなツッコミがあってこその世界だと思うのですが……、ロボットが普通に歩き回っていて、かつホワイトライトのメンバーがロボ子とズヴィズダーとのつながりに気がつかない、とかいう異常な世界なら、もう明日汰が必死に戦闘員としての正体を隠そうとするとかも無意味じゃね? 作品世界における「常識」がどんなものなのか上手く把握できないよ。

 あと、組織の幹部たちに面白い設定を与えているのになんにも生かせていない……、逸花が女子高生で悪の幹部もやっています、とかいうところは、もっと膨らませて面白い事ができそうなのに、いつも家でケイトをかまっているだけ、とか、もったいなくね? 

 まあ1クールアニメ(多分)だから、寄り道している暇は無い、という事かもしれませんけど、多分今後は今回みたいな不条理系?話で転がしていき、最後に古代ウド川文明の力で世界を支配したのだぁ云々とか、あんまり面白くも無い結末に落ち着く気がする。