感想:成年漫画誌「コミックメガストアα(アルファ)2014年4月号」(2014年3月14日発売)


 発売日:2014年3月14日(毎月14日発売)

■公式サイト
http://www.coremagazine.co.jp/alpha/

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表紙イラスト[西E田]



『フォトラレ 第2話』 蛹虎次郎

 美人顧問先生は、恋人と色々撮っていたエロ写真を部室のPCに保存していたのですが、それをアフロ部長に見られてしまいます。で、関係を学校にばらされたくなかったら、二週間だけ性奴隷になれ、と命令されます。先生は恋人のために耐えてみせる、とかけなげに考えていたのですが、軽く調教されるとあっさり堕ちてしまいました。


 予想どうりの寝取られ、しかも大して厳しい事もされていないのに、コロッと堕ちてしまうスピード展開。まあ悪くは無いのですが、メチャクチャ興奮する!というほどには響いてこない。もう少しエロにねちっこさが欲しかった。



『るとりあ』 宇場義行

 オカルト好きの教授と、オカルトは全否定するくせに何故かオカルト研究会に入り浸る女子生徒(ちなみに教授云々というわりには、女子は制服を着ていて舞台は高校にしか見えない)。で教授が見つけてきた魔術の本を二人で検証する事になりましたが、内容は何故かエッチなもので……


 という事で、魔法の検証といいながら二人でセッ○スに突入してしまい、パイズリとかフェラとか色々展開します。絵は繊細なタッチで上手いし、パイズリした後のネトネト描写とかもきちんとしているし、なのですが……、全然興奮できない。エロ絵が上手いのとエロいということは別だという深遠な真理を教えてくれる漫画でした。



『信頼の置ける同人AV男優』 聖☆司

 主人公の女性エロ漫画家は「人気が無いのは処女だから?」とか悩んでいたところ、担当さんから「同人AVを作っている男を紹介するから」と言われ、悩みつつホテルに向かいました。ところが出迎えたのは実の弟で……しかし「まあ姉弟でも良いや」という事でエッチに突入。


 丸っこい絵柄は見た目好感が持てますが、エロいかといわれると言葉に詰まります。実用度は低し。



『秘密のシュミ』 しーあーる

 カラー4ページ。身長197センチの女の子はふたなりっ娘で、満員電車の中でエロ小説を読んでオ○ンチンを勃起させるのが趣味です。ところがある日クラスメートで身長136センチの女の子に見つかって、オ○ンチンをいじられて顔にぶちまけてしまいました。


 ……、ねえ、これ「咲」というアニメに出てくる、宮守女子とかいう学校の、この子(http://www.saki-anime.com/character/?school=miyamori#4)とこの子(http://www.saki-anime.com/character/?school=miyamori#2)のパロ的なものじゃないの? 特にデカイほうの身長がそのままだし。



『瑠璃×僕の休日』 くろふーど

 カラー6ページ。同棲しているメガネ男子とメガネ女子の部屋。彼氏が朝起きてくると、朝立ちを見つけた彼女がいきなりおっぱいをさらけ出してパイズリで一抜き。さらにお仕置きだと言って逆レイプしてきました。当然男もエキサイトして、おっぱいを揉みまくりながら中出ししまくります。最後は顔射で〆。


 キャラの顔が地味でもう一つ好きになれないのですが、それを補って余りあるのが女体の描写のエロさ。タプタプした巨乳の描写とか実にイイ!



『JKと無人島H』 秋月ひろずみ

 JKの陰謀で、彼女と幼なじみの教師と二人だけで沖合いの小島に取り残されてしまいました。彼女は子供の頃先生に軽い気持ちで言われた事を恨みに思っていて、「子供の頃あんな事を言ったくせに……、この体を見て悔しがるがいい」とか言うのです。で、先生はついに我慢できなくなって手を出してしまい……


 20ページ有るわりに大ゴマばっかりでなんかショート漫画みたいな軽さ。まあエロ絵は沢山ありますが、軽く読み流してしまう感じでそれほど興奮はせず。まあ絵はいいです。



『合格の条件』 はるるん

 (多分)名門の女子高の面接会場。ところが試験官の先生の前に現われたのはいかにも頭が空っぽそうな生徒。話を聞いてみると、彼女は色々不幸な生い立ちだったりして、要するに「恩人のために入学させて、体は好きにさせるから」とのこと。先生は拒否しようと思ったのですが、気が付くと……


 エロさでは今月一位。登場人物は二人だけですが、まず回想・空想シーンでオッサンやオタクとのシーンで予熱しておいてから、本戦ではフェラに着衣パイズリ、素股、そして中出し連発、とエロいシーンをこれでもかとたたきつけてきました。キャラの顔はイマイチ好みではありませんが、そこを引いても素晴らしい出来栄えでした。



『娘、辞めます!』 mytyl

 主人公である若いお父さんは、妻に早く先立たれ、残された彼女の連れ子である双子姉妹を育てました。時は流れ、二人は父親大好きっ娘に成長し、毎朝父親のチ○ポを取り合うような状態に……、お父さんが辟易していると、彼女たちの実の父親が現われ引き取りたいという話になり、二人とも出て行くと言い出します。で、最後だから抱いてよということで、3Pに突入。


 キャラデザ良し、娘との三Pというシチュエーションも良し、適度にエロくて暗さの無いなかなかの作品でした。絵だけなら今月の一等賞。



『だぶるらぶ! #2』 春風道人

 今回のヒロインさんがネットで知り合った男性と初対面し、そこで「最近ストーカー気味の女性に迫られてまして……」と悩みを打ち明けられます。その姿にキュンと来てしまって、そのまま押し倒してしまいました。


 で、その男性というの前回逆レイプされたのと同じ人だという展開。正直この人の絵でエロイ気持ちになぞ、まるでなれませんが(あのコロコロ絵柄で興奮できる人いるのか?)、話はなんとなく面白い。



『恋の悩みに薬あり』 うえかん

 放課後の教室。見るからに草食系の委員長君が、ちょっと派手目の恋人さんに勉強を教えています。そしてふと気が付くと恋人さんを抱いてしまっていました。戸惑う委員長に彼女さんは「イインチョーが手を出してくれないから媚薬を飲ませちゃった、てへぺろ」とか白状しました。


 可愛い系の絵柄です。しかし「エロ可愛い」ではなく、純粋に素朴で可愛いというタイプです。またエロシーンにも派手さは無く、はっきり言って「ヤングアニマル嵐」に載っている漫画の方がよっぽどエロいよね、というレベル。しかしこのスレてなさが愛おしいというか、今後も描いて欲しい漫画家さんですね。



『荊の園』 えびふらい

 女の子二人が女子寮に入っていったら、片方は女装した男子でした。で、部屋の中で乳くり始めました。


 この人は私の頭の中では「昔の名前で出ています」的な懐古枠ですね。それ以上じゃない。25年前と違って実用性ないし。



『ゲノム』 古賀亮一

 所長がパクマンの持ち込んだコンピューターゲーム(撃ちあい系)を楽々とプレイするため、悔しがったパクマンがオンラインで敵として乱入し、エルエルにも「テッポウエビスーツ」を着せて参加させます。


 「街をつつむ〜」という書き文字を見ただけで、テレビ版のコブラのオープニング曲が自動的に脳内再生されてしまった。あと今回あんまり面白くないです。

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