感想:少女漫画誌「LaLaDX(ララデラックス)2014年5月号」(2014年4月10日発売)


 発売日:2014年4月10日(偶数月10日発売)
(※以下、雑誌の内容に触れていますのでご注意ください)

ララデラックス
http://www.hakusensha.co.jp/lala/mag_laladx/now.html

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>小椋アカネ 彼女になる日 another
>男でいたい気持ちと女になった気持ちで揺れるが…!?

 巻頭カラー。主人公は学校の先生から「体育の授業を休んで補習ばかりだと点がつけられないし、いっそ女とカミングアウトして女子の授業を受けるようにしたらどうか」と言われるのですが、意地でも男の暮らしを続けることにして、男子の体育に久々に参加します。それを見たライバルキャラは、「アホか、他人に触れられたら女だとバレる!」と慌てて柔軟体操のパートナーになります。で、主人公はドキドキしたりするのですが、カウンセラー的な人から「頭の中身が女性に変化するので男が好きになるかも」とか言われ、アホなのか「あ、これは脳も女性に変化したせいで、別にライバルが好きになったわけじゃないんだ」とか解釈し、ライバルを唖然とさせるのでした。


 こりゃ先は長そうだ。コミック1巻が5月に出るそうです。



>蟹えにか
>箱庭ロワイヤル
>メイが乗っ取られる!?

 委員長さんがスマホを落としてしまい、「メイ」のプレイヤーのスマホなので、他人にバレたくない委員長は代わりに恋人くんに受け取りに行ってもらいます。拾ったのは美少女さんで、一週間だけメイを使わせてほしいと言って来ます。委員長さんはリアルで恋人を取られ、「箱庭」でも「レオ」の恋人の座を取られ、と内心不安で一杯。やがてゲームのイベントで(美少女さんが操る)メイがふがいないバトルをしているのを見て、黙ってみていられなくなり、色々有ってスマホを取り戻します。しかし、メイ=委員長さん、という事がクラスメートにばれてしまったのでした。


 あらあらまあまあ、現代のゲーム漫画は「スマホを落としてキャラを取られる」とか10年前には考えられないくらい複雑になりました。次回最終回。



筒井美雪 フランケンメイドと少年伯爵

 読みきり。若い伯爵様が全身傷だらけの女の子をメイドに雇います。周囲から傷だらけだからフランケンシュタインみたい、とか陰口もありますが、開明的な伯爵様はそーいう偏見はありません。で、伯爵様が商売の邪魔だという悪党が伯爵様を誘拐しますが、そこに駆けつけたメイドさんが悪党たちを瞬殺します。実は彼女は異国の戦士の国の出身で、そこの国民は傷だらけなのが当たり前なのでした。で、メイドさんが恩返しです、とか言ってイイ感じにハッピーエンド。


 ララ系にしては絵が拙いのですが、お話は割りと好み。
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