感想:NHK番組「ABUロボコン2014 最速で夢をつかめ 〜若きエンジニアの熱い一日〜」(2014年9月23日(火)放送)


 NHK番組「ABUロボコン2014 最速で夢をつかめ 〜若きエンジニアの熱い一日〜」の感想です。
(※以下、試合結果まで書いてありますのでご注意ください)

NHK ロボコン
http://www.nhk.or.jp/robocon/

■“ロボコン”公式ホームページ
http://www.official-robocon.com/

 NHK総合での視聴です(放送日:2014年9月23日(火) 9:05〜9:59)。


■番組概要

 大学ロボコンの世界大会。

>ロボットの世界一を決める国際大会。去年の覇者、日本代表はどんな闘いを見せるのか?圧倒的なスピードと神業テクニックを駆使するライバルたちとの、白熱ドキュメント!

ロボコンとは、手作りのロボットでスピードや正確性を競う競技。日本は想定外のマシントラブルに直面しながらも見事に乗り越え、決勝へと乗り込む!世界のエンジニアの頂点を目指して、若者たちの情熱を徹底追跡!

>【語り】立木文彦,【実況】長野亮


■大会詳細

開催日 2014(平成26)年8月24日(日)
場所  インド


■競技課題

「A SALUTE TO PARENTHOOD」

>親ロボット(手動)、子供ロボット(自動)の計2台のロボットが協力しながら、4つの課題に挑戦します。
>その4つの課題は、「シーソー」、「ポールウォーク」、「ブランコ」、「ジャングルジム」。4 つの課題を達成したチームは、「SHABAASH」となります。「SHABAASH」を先に達成したチームが、勝利します。
>競技時間は3分間。赤チームと青チームの対戦形式です。

 親ロボットが子ロボットを運び、子ロボットが4つの課題に挑む。

1)まず以下の3つの課題を、順番は自由でクリアする。
 ・シーソー:子をシーソーの片方に乗せ、親が反対側を持って三回上下させる
 ・ブランコ:子をブランコに乗せ、三回揺らす
 ・ポールウォーク:柱が四本立っていて、子が全ての柱を伝って反対側まで行く

2)最後に以下をクリア。
 ・ジャングルジム:子がはしごを登りきり、旗を立てるとゴール=「SHABAASH」。


 ちなみに「SHABAASH」とはインド語で「グッジョブ/良くやった」の意味。親が子供に対し、何かをやり遂げた時に褒め言葉として使うのだとか。



■感想

 もう日本チームがトラブルの嵐。試合開始前の点検で「あれ、コードが外れかけている」から始まって、予選リーグで試合中に親ロボットのアームが開かず負けとか、親ロボットの磁石がブランコのチェーンにくっついて絡むとか(国内大会はステンレスチェーンのためつかなかった)、準決勝前に子ロボットのモーターが壊れて緊急取り換えとか、こんなにアクシデントの多いチームを今まで見たことがありません。

 それでもなんとかかんとか決勝にたどり着きますが、試合前に『よーし! ここまできたら優勝だ!』ではなく、「もうここまで来たら負けてもいいよな、相手はベトナムの超強豪のラクホン大学だし」とすっかりやり切ったモードに……、で、当然のように圧倒的差をつけられて負けました。戦績は立派なものでしたが、なんだろう、このイマイチ褒めてあげたくない感は……


■結果

●[ABUロボコン]大会結果
準決勝第一試合 ○ベトナム VS インドネシア×
準決勝第二試合 ○日本(名古屋工業大学) VS タイ×
決勝      ○ベトナム VS 日本(名古屋工業大学



★蛇足

 今回も危うく見逃すところだった……、NHKロボコンサイトをはてなアンテナに登録しておいたのに、更新されたことをまるで掴んでいない……、どういう訳?


★蛇足2

 そういえば2010年までは中国チームが死ぬほど強かったのに、最近はもうロボコンは力を入れるのを止めたのかね。