NHK ロボコン https://www.nhk.jp/p/robocon/ts/J8Y25YN2QG/
“ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK総合。
www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
番組概要
https://www.nhk.jp/timetable/130/tv/20211205/daily/afternoon/
学生ロボコン2021
[総合] 2021年12月05日 午後4:00 ~ 午後4:55 (55分)
学生たちがアイデアと技術力で勝負する学生ロボコン2021。今回はロボットが矢を放つ!ポットに数多く矢を入れるのはどのロボットか?屈指の難解な競技に挑む。
学生たちがアイデアと技術力で勝負する理系の祭典学生ロボコン2021。今回はなんと、ロボットが矢を放ちポットに入れる!わずかな角度のずれも許されないロボコン史上屈指の難解な競技だ。ポットに数多く最速で矢を入れるのは、果たしてどのロボットか?最多優勝の東京大学をはじめとした16の強豪チームが、会場に集結!驚くような仕掛けを備えたアイデア満載のロボットが次々に登場し、決戦の火花を散らす。
競技内容、他
https://official-robocon.com/history/gakusei/?history=thirty
参加チーム
16
開催日時
2021年10月10日
開催場所
片柳アリーナ(日本工学院専門学校)
「投壺」は、古代中国の伝統的なゲームです。 ロボットたちがどんなユニークな方法で矢を壺に投げ入れるのか、そしてどのように投げられた矢をディフェンスするのかが見所です。
二台のロボットによる矢投げ。
フィールドには赤・青それぞれ五つずつの「ポット」という入れ物が置いてあり、4個は固定、6個は三台のシーソー的な台の上に2個づつ置いてあり水平に動かすことができる。
一台目のロボット「スローイングロボット」が矢を発射し、各チームに割り当てられた五個のポットに矢を打ち込むと得点となる。一つのポットに一本入れると一点、二本入れると「ツイン」として四点になる。全てのポットでツインを達成すると、その瞬間「グレート・ビクトリー」として自動的に勝利となる。矢は20本使用できる。
二台目のロボット「ディフェンスロボット」は妨害用で、可動式のポットの台を掴んで動かすことで相手の矢が入るのを防いだり、落ちている矢を掴んで相手の矢を叩き落したりがルール上許可されている。またディフェンスロボットが矢を撃っても良い。
試合時間は3分間。得点が多い方、またはグレート・ビクトリーを先に達成した方が勝ち。
感想
ナレーションは、2018年から引き続き声優の上田麗奈。
昨年2020年はコロナ禍で大会が開催できなかったので、二年ぶりの対戦形式の学生ロボコン。「どーせ今年もオンラインイベントの形でやるだけなんでしょ?」とか思っていたので、直前まで放送を知らず危うく見逃すところでした。ホント危なかった。
今回も技術的には相当難しい事をしていてギミックには感心させられましたが、競技内容がちょっと……、対戦として盛り上がりそうな内容ではあったのですが、いざ画面で見てみると、これが見辛い…… カメラが引いて競技フィールド全体を映していると、矢がポットに入ったかどうかが目を凝らさないと見えないので、「矢が入った! 外れた!」とか「どっちが勝っている」とかでエキサイトできなかったんですよね。残念。
ただ、それでも準決勝第二試合「東京大学 VS 豊橋技術科学大学」は結構面白かった。元々豊橋はかつてロボコンで東大キラーとして勇名をはせていた時期があり、今回も両校が意識しまくっていて事前に盛り上がったのですが、試合内容も白熱。
豊橋が先行して「あと一本矢を入れればグレート・ビクトリー達成」という状況まで持って行ったのですが、東大のディフェンスロボットがポットの台を押さえていて、豊橋が矢を撃ちこもうとするたびに揺らしまくって徹底妨害。その間に東大側が地道に点数で追いついていき、「豊橋が最後の一本を入れてグレート・ビクトリーで逃げ切るか!? それとも東大が点数で勝つか?!」という展開となったので、ポット一個に注目すればよかったのでわかりやすく、実に手に汗握らせてくれました。(結局は東大勝利)
準決勝が凄かったので、決勝はあっけないというかで、長岡が正確無比に矢を撃ちこみまくって34秒の大会最速でグレート・ビクトリーを達成して東大を一蹴したという……
二年ぶりの大会は内容としてはそこそこ。課題は悪くなかったので、もう少し観客が見やすいものになっていればよかったのになぁと思いました。
世界大会のABUロボコンは12月12日にオンラインで行われるそうです……、早く各国に自由に行き来して現地で対戦できるような世界に戻ってほしいわ。