ドラマ「X-ファイル シーズン5」(全20話)のあらすじと感想のまとめです。
(※以下、ネタバレが含まれています。ご注意ください)
X-ファイル シーズン5 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: DVD
■アメリカでの放送時期
1997年11月〜1998年5月(全20話)
■ストーリー展開
◆導入部
モルダーは実は生きており、彼の必死の行動により、スカリーはガンから回復した。しかしモルダーは異星人云々は全て軍によって捏造されたものだと考えるようになる。
◆中盤
異星人の中から、植民計画に反対する「エイリアン反乱軍」が現われ、秘密組織は混乱に陥る。
◆結末
スモーキング・マンは、スペンダー捜査官に自分が父親だと告白する。またX-ファイル課に火を放ち、(資料の)X-ファイルを総て焼き捨てる。モルダーとスカリーが焼失した部屋を見ながら呆然としているシーンで〆。
■登場人物
●フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカブニー)
FBI捜査官。「異星人云々は軍のでっち上げにすぎなかった」という「真実」を知り、異星人を信じる人々と距離を置くようになる。
●ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン )
FBI捜査官。モルダーの相棒。ガンから奇跡的に回復する。
●ウォルター・スキナー(ミッチ・ピレッジ)
FBI副長官。
●ジェフリー・スペンダー(クリス・オーウェンス)
FBI捜査官。初登場は第13話「ペイシェントX」。出世に燃えている。母親が常日頃UFOに誘拐されたと口走ることに迷惑しているため、「変人」モルダーも同類だと見なして敵視している。本人も知らないことだが、バックには謎の権力者が付いている。実はスモーキング・マンの息子だった。
●ローン・ガンメン
モルダーのオタク仲間三人組。
「メルビン・フロハイキー」(トム・ブレイドウッド)。一番背が低い
「リチャード・ラングリー」(ディーン・ハグランド)。長髪。凄腕のハッカー。
「ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ」(ブルース・ハーウッド)。髭。一番長身。背広。
●スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)
秘密組織の幹部。第2話「帰還 part2」で秘密組織の幹部に疎まれて粛清されたかと思われたが、第20話「ジ・エンド」で完全復活した。
●マリタ・コバルービアス(ローリー・ホールデン)
国連事務総長特別代表(SRSG)補佐。実は秘密組織の一員。
●アレックス・クライチェック(ニコラス・レア)
元秘密組織の一員。組織に口封じに殺されそうになって脱走後、ロシアでスモーキング・マンたちに対抗する活動を行なっていたが、なぜか途中で秘密組織に戻ってくる。
■あらすじ・感想リスト
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話数 | タイトル | 原題 | 評価 |
---|---|---|---|
第1話 | 帰還 part1 | REDUX | ◎ |
第2話 | 帰還 part2 | REDUX II | ◎ |
第3話 | アンユージュアル・サスペクツ | UNUSUAL SUSPECTS | ○ |
第4話 | 迂回 | DETOUR | ○ |
第5話 | プロメテウス | POST-MODERN PROMETHEUS | ×× |
第6話 | クリスマス・キャロル | CHRISTMAS CAROL | ○ |
第7話 | エミリー | EMILY | ○ |
第8話 | 狐狩り | KITSUNEGARI | △ |
第9話 | 分裂 | SCHIZOGENY | × |
第10話 | ドール | CHINGA | ◎ |
第11話 | キル・スイッチ | KILL SWITCH | ○ |
第12話 | 吸血 | BAD BLOOD | ○ |
第13話 | ペイシェントX | PATIENT X | ◎ |
第14話 | 赤と黒 | THE RED AND THE BLACK | ◎ |
第15話 | 旅人 | TRAVELERS | ○ |
第16話 | マインド・アイ | MIND'S EYE | ○ |
第17話 | 万霊節 | ALL SOULS | × |
第18話 | アンダーカバー | THE PINE BLUFF VARIANT | △ |
第19話 | 幻妖 | FOLIE A DEUX | ○ |
第20話 | ジ・エンド | THE END | ◎ |
■シーズンを通しての感想
相変わらず「神話」エピソードは盛り上がりますが、その他の話はイマイチエピソードばかり。しかし、そんな中でも、かのスティーブン・キング御大がシナリオを担当した「ドール」は「呪いの人形」というシンプルなアイデアで押し通した、初期シリーズを思い起こさせる逸品エピソードでした。
その代わりと言ってはなんですが、クリス・カーターが自信満々で送り出してきた「プロメテウス」は、目を蓋いたくなるような悲惨さでしたが……