海外ドラマ「X-ファイル シーズン9」あらすじ・感想まとめ

 ドラマ「X-ファイル シーズン9」(全20話)のあらすじと感想のまとめです。
(※以下、ネタバレが含まれています。ご注意ください)


 

アメリカでの放送時期

 2001年11月~2002年5月(全20話)


トーリー展開

◆導入部
 モルダーは突如失踪し、スカリーもX-ファイル課を離れてFBIトレーニングアカデミーの教官となった。スカリーは息子ウィリアムが不可思議な力を持っているらしいことに怯えていた。ドゲットはカーシュ長官代行が陰謀に関与していると疑いつつ、レイエスとのコンビでX-ファイル事件を担当する。


◆中盤
 スカリーの息子ウィリアムは異星人の地球侵略にとって重要な役目を持っていた。ジェフリー・スペンダーはその計画を妨害するためウィリアムの超能力を消し、スカリーはウィリアムの身を守るため、あえて息子を手放して養子に出す。


◆結末
 失踪していたモルダーは政府の秘密施設に潜入し、ついに「真実」を突き止めるが、それは2012年12月22日に異星人の地球乗っ取りが完了する、という絶望的な未来についての情報だった。それでもモルダーとスカリーは、敗北を認めず戦い続けることを決意するのだった。

登場人物

●フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)
 元FBI捜査官。かつてはX-ファイルを担当していた。第1話時点で失踪して行方不明だったが、第19話「真実 Part1」で帰還する。


●ダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン
 FBI捜査官。かつてフォックス・モルダーとともにX-ファイルを担当していた。第1・2話は産休で休職中。第3話からはFBIトレーニングアカデミーの教官として仕事に復帰する。


●ジョン・ドゲット(ロバート・パトリック
 FBI捜査官。X-ファイル担当。超常現象には懐疑的。


●モニカ・レイエス(アナベス・ギッシュ)
 FBI捜査官。X-ファイル担当。ドゲットの相棒。宗教関係の犯罪が専門。


●ウォルター・スキナー(ミッチ・ピレッジ)
 FBI副長官。スカリー、ドゲット、レイエスの上司。


●アルビン・カーシュ(ジェイムズ・ピッケンズJr.)
 FBI長官代行。


●ブラッド・フォーマー(ケイリー・エルウィス)
 FBI副長官。モニカ・レイエスの元恋人。ドゲットを目の敵にしている。初登場は第1話「リターン・トゥ・ウォーター Part1」。


●ローン・ガンメン
 モルダーの友人のオタク三人組。
 「メルビン・フロハイキー」(トム・ブレイドウッド)。一番背が低い
 「リチャード・ラングリー」(ディーン・ハグランド)。長髪。凄腕のハッカー
 「ジョン・フィッツジェラルド・バイヤーズ」(ブルース・ハーウッド)。髭。一番長身。背広。
 三人とも第15話「英雄に捧ぐ」で死亡。


●ウィリアム
 スカリーの息子。シーズン8・第20話(最終回)「誕生 Part2」で誕生。謎めいた力を持っている。第16話「ウィリアム」で養子に出され、消息不明となる。
 

あらすじ・感想リスト

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話数タイトル原題評価
01 リターン・トゥ・ウォーター Part1NOTHING IMPORTANT HAPPENED TODAY
02 リターン・トゥ・ウォーター Part2NOTHING IMPORTANT HAPPENED TODAY II
03 ダイモニカスDAEMONICUS
04 4-D4-D
05 蝿の王LORD OF THE FILES
06 トラスト・ノー・ワンTRUST NO 1
07 ジョン・ドーJOHN DOE
08 境界HELLBOUND
09 神託 Part1PROVENANCE
10 神託 Part2PROVIDENCE
11 オードリーAUDREY PAULEY
12 化体UNDERNEATH
13 数秘術IMPROBABLE
14 モンスターSCARY MONSTERS
15 英雄に捧ぐJUMP THE SHARK
16 ウィリアムWILLIAM
17 解放RELEASE
18 サンシャイン・デイズSUNSHINE DAYS
19 真実 Part1THE TRUTH
20 真実 Part2THE TRUTH II


シーズンを通しての感想

 ついに最終シーズンでしたが、シーズン途中で番組打ち切りが決定したという話も仕方がない、という低クオリティのシーズンでした。単発エピソードはそのほとんどが外れだったし、「神話」エピソードも「アメリカ軍が開発した無敵兵士」「ウィリアムは人類の救世主」「モルダーも救世主」といった設定をうず高く積み上げた挙句、それらについて殆ど回答を出さないまま完結でしたし……、特に最終回(第20話)「真実 Part2」のあの結末は無いんじゃないかなぁと思うところです……