感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第3話「夜魔の森の女」


Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 オリジナルサウンドトラック

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 http://www.thunderboltfantasy.com/
放送 BS11。全13話。

【※以下ネタバレ】


※他のエピソードの感想はこちら→人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」あらすじ・感想まとめ

第3話 夜魔の森の女 (2016年7月22日(金)放送)

あらすじ

 殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)に狩雲霄(シュウンショウ)(小山力也)が矢を放ってくるが、矢は後ろにいた玄鬼宗(げんきしゅう)の一人を貫く。

 その場に鬼鳥(キチョウ)(鳥海浩輔)や丹翡(タンヒ)(中原麻衣)たちが集まり、狩雲霄たちは鬼鳥の依頼で集まってきたと解る。鬼鳥は殤不患に対し、玄鬼宗の事を根本的に解決するには、玄鬼宗の本拠地・七罪塔[しちざいとう]に乗り込むしかないと提案する。殤不患は仕方なく一行と行動を共にすることにした。

 七罪塔のある魔脊山[ませきざん]という土地は、魔界と人間界の間にある幽世[かくりよ]と呼ばれ、普通の人間は立ち入ることすらできない。そして七罪塔にたどり着くためには三つの関門があるという。その一つ、死者がが徘徊する地帯を突破するためには、優れた死霊使いが必要となるが、知り合いに鬼鳥が連絡しても反応が無いという。一行は、その死霊使い・刑亥(ケイガイ)(大原さやか)がいる「夜魔の森」(やまのもり)へと侵入するが、そこで殤不患は刑亥が人では無く魔族の一人だと知らされる。しかも刑亥は邪魔されることを嫌い、死者達を差し向けてきた。


感想

 コンピューターRPGでありがちなお使いシナリオ構成というか、「ラスボスの居城に乗り込むためには、XXが必要で、XXを手に入れるためにはまずどこそこへ行く必要があり……」という、クエストを順番にクリアする型の展開。しかし、ありふれた構成ゆえに先の展開が予想できて安心、というのは良いことだと思いますね。無頼漢が主人公の中華風任侠モノなんて馴染みが無いので、話の展開まで独特の中華テイストだったら、多分ついていけないかもしれませんし。

 殤不患(ショウフカン)が丹翡(タンヒ)に「襲撃されたときに聖剣で相手を追い払えば、剣が本物なら楽勝だったし、ニセモノなら相手はそのまま引き上げただろうし」とか説教(?)する場面なんか、味があってよかったです。


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