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エイトドッグス 忍法八犬伝 1 (SPコミックス) コミックス 2017/9/15
山口譲司 (イラスト), 山田風太郎 (原著)
【※以下ネタバレ】
リイド社の歴史モノ漫画専門誌「コミック乱ツインズ」で連載していた「エイトドッグス 忍法八犬伝」(漫画:山口譲司/原作:山田風太郎)が2017年10月号(9月13日発売)で最終回となりました。
あらすじ
八犬士最後の一人犬塚信乃と、やはりくノ一八人衆最後の一人船虫は、最後の珠を巡って激突した。信乃は船虫から珠を奪おうとするが、船虫に追い込まれる。しかし戦いの最中信乃の仮面が外れると、その下からは(忍法で顔を整形していたので)村雨姫そっくりの顔が現れた。それを見て船虫は一瞬虚を突かれ、そこを信乃が討ち取り、ついに最後の珠も取り返した。
村雨姫たちは江戸城に登城しようとしていたが、そこに犬の八房が現れて欠けていた珠を届け、里見藩は全ての珠を献上することが出来た。こうして本多佐渡守の里見藩取潰しの陰謀は打ち砕かれた。
最後、重傷の信乃が道端に座り込み、死んでいった兄弟たちの顔を思い浮かべながら力尽きるシーンで〆。
感想
既に一度この漫画についてネタにしたことが有ったのですが
↓
perry-r.hatenablog.com
最後まで面白かったですね。ベテラン山口譲司氏は派手なアクションで魅せるようなタイプの漫画家ではないので(※)、忍術バトルシーンとかはごくあっさりしたものでしたが、話が面白くてついつい先が読みたくなる上手い構成にしていました。
ラストシーンも「最後の一人が綺麗な景色の中で仲間の事を思い出しながら力尽きる」とかめちゃくちゃありがちなオチでしたが、綺麗に決めていましたし。ということでなかなかな面白い漫画でした。おおお、もう今後乱ツインズを読む理由が無くなってしまったい……