TVアニメ『天使の3P!(スリーピース)』公式サイト http://www.tenshi-no-3p.com/
放送 BSフジ。全12話。
【※以下ネタバレ】
第12話(最終回) 『#12 音楽を好きにならずにいられない』 (2017年9月25日(月)深夜放送)
あらすじ
響は響のアドバイスの元、初の作詞作曲に挑み、苦労しつつもついに曲を完成させる。一方、響はくるみ・小梅・柚葉のバンドのために新曲を作って提供する。
そして、ついに対バンの日が来て、くるみたちのバンドが先、リヤン・ド・ファミユが後で演奏し、とりあえず潤たちが勝利する。しかし小梅は「今回は小手調べ」とか言って、特に落ち込みもせずに立ち去る。最後に響が音楽って良いなぁとか言って〆。
シナリオ:雑破 業 絵コンテ:藤澤俊幸 演出:いわたかずや 作画監督:藤澤俊幸、松尾真彦、渡辺 奏、佐藤麻里那、森出 剛、大木賢一、佐藤篤志
感想
はあ、最終回もこんなもんですか……、拍子抜けだなぁ。
総括
評価は(ぎりぎり)○。
小学生は最高だぜアニメ「ロウきゅーぶ!」の作者の人のラノベが原作。という事で、それなりに期待していたのですが……、外されましたねぇ……、今期の覇権アニメになるかとも思ったんですけどねぇ……
小学生3人組が一生懸命、奏でますっ♪
過去のトラウマからひきこもり気味の高校生、貫井響は、密かに歌唱ソフトで曲を制作し、動画サイトに投稿するのが趣味だった。
そんな彼に会って話がしたいとメールしてきたのは、小学五年生の少女たち。
子供の頃から姉妹のように一緒に育った三人からお願いされたことは、お世話になった人への感謝のために、彼女たちが過ごした思い出の場所でライブを成功させる事だった・・・。
主人公がバンドを組んでいる小学生女子三人と出会ってあれやこれやする話。しかしいきなり主人公は友達にいじめを受けて引きこもりになったとか言い出すし、女の子たちは施設の閉鎖の前にせめてライブをやりたいとか重いことを言い出すしで、見た目と違って全然心が踊らない展開でしょんぼり。
まあ、そういう暗い話は序盤で脱して、以降は楽しくバンド活動をしたり、謎の絵師たち(小学生)がヒロインに追加エントリーしたりしたのもの、さして盛り上がらないまま終了。トホホ。久しぶりにはなざーさん演じるキャラの声を聴いたのですが、はなざーさんを以てしても、あんまりテコ入れになってなかったなぁ。
まあ、このアニメの最大の問題と言うかは、小学生バンド三人娘のキャラがまるで立っていないことかなぁと思います。確かに全員可愛いのですが、自ら動く主体的なキャラではなく「響がこうしたから、彼女たちはどう反応した」という単なる響の付属物になり果てていて、個々の個性が全くない。おかげで最後まで三人とも名前を覚えきれず、ぼんやりとしたままでした。
響のクラスメートの桜花(さくら)も、いつの間にか響が好きなことになっていましたが、この男のどこに惚れる要素が有ったのか全く分からない。響は相当長い間引きこもっていたので顔も合わせていなかったのに、ちょっと三人娘のバンドの件で響と顔を合わせるようになった途端、べたぼれ状態に。この娘の心理が全く理解できません。
またバンドを組んでいるのだから、音楽に力を入れた作品なのかと思いきや。別にそういう事もなく、最後に申し訳程度に対バンで二曲披露してごまかした(?)程度。
正直、流し見するだけのアニメでしたねぇ。ダメじゃないけど、特に褒めるところも無かったよなぁ。残念。
制作会社
project No.9
スタッフ情報
原作:蒼山サグ(電撃文庫刊)
キャラクター原案:てぃんくる
監督:柳 伸亮
副監督:いわたかずや
キャラクターデザイン:野口孝行
プロップデザイン:北山景子、矢野 茜、奥田佳子
楽器デザイン:大藤怜一郎
シリーズ構成:雑破 業
美術監督:田辺浩子
美術設定:成田偉保、渡部 隆
色彩設定:鈴木ようこ
CGラインディレクター:遠藤 誠
撮影監督:川田哲矢
編集:三嶋章紀
音響監督:納谷僚介
音楽:松田彬人
音楽制作:ランティス
音楽プロデューサー:木皿陽平
プロデュース:里見哲朗
制作プロデューサー:糀谷智司
アニメーションプロデュース:バーナムスタジオ
アニメーション制作:project No.9
製作:リトルウイング
音楽
【OP】Baby’s breath(五島潤(CV:大野柚布子)紅葉谷希美(CV:遠藤ゆりか)金城そら(CV:古賀葵))「羽ばたきのバースデイ」
【ED】Baby’s breath(五島潤(CV:大野柚布子)紅葉谷希美(CV:遠藤ゆりか)金城そら(CV:古賀葵))「楔」
キャスト
五島潤:大野柚布子
紅葉谷希美:遠藤ゆりか
金城そら:古賀葵
貫井響:井上雄貴
貫井くるみ:日高里菜
鳥海桜花:伊藤かな恵
佐渡正義:大川透
尾城小梅:花澤香菜
相ヶ江柚葉:井口裕香