ウォーゲーム雑誌「ゲームジャーナル」の12月発売予定の65号に、戊辰戦争テーマのゲーム「幕末維新始末」が付録につく予定です(「ばら戦争」と2in1)。
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http://www.gamejournal.net/item_list/index.html
幕末維新始末
大政奉還の前夜から戊辰戦争に至る幕末の争乱を描く。あなたは日本の夜明けを迎えることができるか!?
GJ64号の予告ページに掲載されているマップを見て、「んんんん? このマップどこかで見たことある気がするけど……、いったいどこで?」と物凄いデジャブに襲われていたのですが、ようやく思い出しました。二年半前にブログのネタにしていたゲームでしたよ。
全国レベルの戊辰戦争ゲーム
雑談:引用:ウォーゲーム関係:戊辰戦争のゲームってあまり無いよね「幕末維新始末記」(同人)
http://perry-r.hatenablog.com/entry/20150301/p4
戊辰戦争というか『幕末→明治』あたりのゲームといいますと
全国を舞台にした「ウォーゲーム」というと、今は亡きSSシリーズ「明治維新」くらいしか思いつかないので、これは貴重な感じ。別にこの時代に思い入れかあるという訳でも無いのですが、日本史の超有名な時期なのにあまりゲームになっていないので、これは希少なアイテムだなぁと思いまして。
当時こんなことを書いて気にしていましたが、これを書いた時点で既に7年前のネタだったので、もう実物を見ることはかなうまいと思っていたのですが……、
おおう、そうか! 2018年の大河ドラマが「西郷どん」なので、ブームに先手を打ってこの時代のゲームを付録にしたのか! シミュレイターが1990年大河ドラマ「翔ぶが如く」に合わせて「SS明治維新」を発売したのと同じパターンですね(笑)
ゲームの詳細はこちら
詳しい情報はこちらに載っています。
もりつちの徒然なるままに
「幕末維新始末紀」紹介 ( ゲーム )
https://blogs.yahoo.co.jp/mk2kpfb/58614858.html
テーマは戊辰戦争。幕府による第2次長州征伐が失敗した時よりゲームが開始されます。1ターン1.5ヶ月で計24ターン。全3年間に渡る戦争(史実の戦争期間約1年半でしたが)を再現します。
マップは本州、北海道、四国、九州が計24の陸上エリアと6の海上エリアによって区分されています。エリア方式のマップ、指揮官と兵力に区分されたユニット等、雰囲気的には「太平記」に似ています。システムも両軍が1グループずつ動かす部分やリーダーの政治力で支配判定を行う点、さらには支配下のエリアから兵員を徴募する点なども「太平記」に似ています。ただ「太平記」がダイスによるイニシアティブ判定で移動量を決定するのに対し、こちらは先攻/後攻が1手づつ動かす点が少し違っています。従って「太平記」はややもすればテクニカルな動きが要求されるの対し、こちらは比較的「素直に」プレイすることができそうです。
他の特徴としてはイベントカードを使用すること。しかし今流行のカードドリブン方式ではなく、カードはあくまでもランダムイベント発生装置として機能しています。またカードプレイも全ての手札がオープンでプレイされるのも特徴で、おかげで「カードを使った腹の探り合い」という状況にはなりません。その点賛否両論があるかもしれませんが、ソロプレイメインの私にとっては有難いルールです。
「幕末維新始末紀」リプレイ【1】
https://blogs.yahoo.co.jp/mk2kpfb/58902258.html
「幕末維新始末紀」リプレイ【2】
https://blogs.yahoo.co.jp/mk2kpfb/58928472.html
「幕末維新始末紀」リプレイ【3】
https://blogs.yahoo.co.jp/mk2kpfb/58968044.html
おなじみカードドリブン形式だとソロプレイ不可能ですが、これは劇的に改造されていない限り一人でもなんとかなりそうな気がするので、結構気になるアイテムです。
しかし、このゲーム、大河ドラマのテーマになることで陽の目を見て、10年ぶりにお蔵入りから復活したのですから、大河ドラマさまさまですな。