【アニメ】異世界行っちゃうブームって40年前の巨大ロボットブームと同じような物なのかなと

異世界チート魔術師 1 (ヒーロー文庫)

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 来季のアニメも異世界行き物がしっかり3作も用意されていますが、なんでここ3~4年異世界物がこんなに人気が有るのかなとふと考えると……

 別に「最近の若いもんはすぐに現実逃避したがるから異世界物が人気なんだよ! ケシカラン!」みたいなことを言いたいわけではなくて、40年前の巨大ロボット物ブームと同じようなもんかなぁと。


 あの頃はアニメと言えば必ず巨大ロボット物があって、ドクターヘルやら恐竜帝国や暗黒ホラー軍団やキャンベル星人と戦っていて。今から冷静に振り返ったら、結局「正義の巨大ロボが一話完結で悪を倒す」という様式は全部一緒で、どの作品も「大同小異」と言われたら反論に詰まるのですが、当時は何も気にすることなく全部楽しんでいました。で、何が面白かったかと言うと、結局「面白かったから面白かった」としか説明しようがないモノがあって……、

※「子供には巨大ロボは鉄板でウケるんだよ!」という理由なら、2010年代に巨大ロボ物が全く作られない理由が説明できない……



 異世界行っちゃうモノは、2010年代における巨大ロボ物なのかな、と。自分の目からすると、異世界行き物はもうどれも一緒に見えて「まーた疲れた会社員が交通事故で死ぬところからスタートして、異世界に移動して、優越的地位で大活躍かよ。この手の話、何回目なん?」という気持ちになりますが……

 この手の物が刺さる人から見れば「その後が違うから、まるで違う作品だよ! どこが一緒なんだよ!」という事になるのかなと。40年前に、マジンガーZゲッターロボ大空魔竜ガイキングコンバトラーVがまるで違う作品に映ったように、好きな人にはその差は物凄いのかなと。

 だとすれば、ウケけている理由も「ウケているから数が増えて、もっと好きな人間が増えて、またウケる」という説明しようのない理由かなと強引に納得できなくもない。世の中には「理由なんかない。そういう物なんだよ」と受け入れるしかない事が有りますしね。
(類似例:「何故光の速度は秒速30万Kmか?」という問いには、そういうものなんだとしか言いようがない)


 異世界物が刺さらない私は、あの頃、アニメを見て「まーたテレビマンガか。そんなもの見てないで勉強せよ」と言っていた親と大差なくなったのだなぁ、とちょっと焦りというかを感じます……
 
 
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