感想:アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」第6話「青白き光の彼方に」

この世の果てて?恋を唄う少女(YU-NO盤)

TVアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイト http://yuno-anime.com/
原作ゲーム http://yu-no.jp/
放送 AT-XAT-Xが最速放送)

【※以下ネタバレ】
 

第6話 青白き光の彼方に (2019年5月7日(火)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 たくやが亜由美の死の運命を回避した翌日。たくやが補習に出ていると、学校に来ていた香織から呼び出される。香織は豊富については、ジオテクニクス社から別会社に転職した後すぐに首を切られるように仕組んだと言い、また亜由美の無実の証拠を手に入れるためジオテク社に侵入するつもりだという。そしてたくやをパートナーに指名する。

 夜。香織は打ち合わせという名目でジオテク社に正面から入り、たくやは香織の手引きで裏口から侵入する。たくやはここで念のためリフレクターの宝玉を使う。

 そのあと二人はブルーカードで侵入できる最重要箇所に入り込み、たくやはジオテク社が三角山で「超念石(ちょうねんせき)」という鉱物を発掘していることを知る。超念石は人間の意識に反応してエネルギーを生み出すという謎の多い物質で、しかも空気に触れるとすぐに力を失ってしまう性質があった。亜由美たちが研究していたのは、超念石を結晶化させることだったが、まだ結晶は一個しか精製できていなかった。

 たくやは香織の指示で超念石の入ったケースを破壊するが、次の瞬間香織に頭を殴られ、さらにそこに豊富が現れる。実は香織は豊富とグルで、超念石盗難をすべてたくやのせいにする計画だった。たくやはリフレクターを使って時間を遡ると、香織たちの企みを阻止しようとする。

 香織はたくやを殴り倒した後、現れた豊富と共にたくやに自分たちの事を話し出す。香織はジャーナリストという地位を利用して企業の機密を盗み出し、それを金に変えている産業スパイだった。そして今回も何者かの依頼で超念石を入手しようとしていた。

 ところかたくやは警備員の無線機を隠し持っており、香織と豊富が話した悪事をそのまま警備員たちに聞かせていた。そして踏み込んで来た警備員に豊富と香織は捕まり、すぐさま警察に突き出された。

 こうして亜由美にかけられてた疑いは晴らされた。たくやの父・広大は超念石の事を知っており、亜由美は広大の依頼で超念石の結晶化を進めていたという。直後、たくやは亜由美の前で体が消え始める。驚くたくやに、亜由美は広大の研究していた並列世界理論の事も知っていたことも明かし、別の世界から来ただろうたくやは、この世界を離れて本来の場所に戻るようにと言う。そしてたくやは亜由美の前から消滅した。


感想

 という事で亜由美のエピソードはこれにて終了。ゲームの内容をすっかり忘れていたので「えっ、こういう感じで区切りがつくのか」とちょっとびっくり。

 ムックを調べてみたら、このあと澪編とか神奈編とか美月編とかのエピソードが続いていって、三角山の秘密とか、怪しげな龍蔵寺の正体とか、そういうのがおいおい明らかになっていくことになります。

 普通のマルチストーリーのゲームでは「プレイヤーが何度もやり直して話の全容を掴んでいく」のに対し、「YU-NO」は「ゲームの主人公が何度もやり直して話の全容を掴んでいく、つまり主人公自身は様々なルートを辿ったことをすべて記憶している」というところにしびれました。プレイヤーがセーブしてそこからやり直すのではなく、「主人公がゲームの中でセーブ的なことを行い、様々なパターンを体験していく」って感覚がなんとも新鮮でしたよねぇ。
 
 ということで、今までのところ、かなりゲームの雰囲気が出せていて(キャラデザインは除く)、結構いい感じ。しかしですよ、全2クールなのにもう1/4も経過してしまったわけですが、尺が足りるのかコレ……?
 
 
 
真理の鏡、剣乃ように(アニメ盤)
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 【同梱特典】オリジナルNEC PC-9800シリーズ版 DLCカード 付-PS4
Yuーno完全ガイド―この世の果てで恋を唄う少女 (アソコン・ブックス)