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夜が来る!‐Square of the Moon‐ビジュアルファンブック (MAGICAL CUTE) 大型本 2001/10
PCエンタテイメント書籍編集部 (編集)
出版社: エンターブレイン (2001/10)
発売日: 2001/10
ゲーム公式サイト
http://www.alicesoft.com/night/
【※以下ネタバレ】
青ざめた光をさえぎる、グラビア集。偽りに満ちた眠りを覚ます、完全攻略ガイドブック。
対象ゲーム一言紹介
「夜が来る!‐Square of the Moon」。アリスソフト。RPG。2001年4月発売。原画はKaren。
舞台は現代日本。夜空に第二の月「真月」が出現するようになってから三年後。主人公は「光狩(ひかり)」という魔物と、光狩を倒すことを使命とする「火者(かしゃ)」という者たちの戦いを目撃し、それをきっかけに火者の一員となって戦いに参加する。
という設定のダンジョン探索系RPGで、ダンジョン内でのモンスターと戦って経験を積んでいく。それと並行して様々なイベントが発生し、最終決戦を迎えた後、仲間であるヒロイン四人の誰かとくっついて〆。
(※ゲームは未プレイ:ジャンルがRPGと解った時点でめんどうくさいと思って購入すらせず……(^-^;))
本の内容
・架空の雑誌「週刊火者」
・キャラ紹介+ヒロイン毎のストーリー紹介
・モンスター一覧
・関連イラスト集
・攻略ガイド
・架空の雑誌「週刊チャンピオンソフト」
等
感想
評価は○(ぎりぎり)
対象のゲーム「夜が来る!」は、ゲームジャンルがRPGという事で全く購入する気にもならなかったのですが、ゲーム雑誌で見たヒロインのCGにはほれ込んだので、ムックが発売されると速攻購入。まあ、その後色々あって、完読するまでにはそれから18年もかかりましたが……(ト書き:苦笑い)
キャラ+ストーリー紹介部分は、CGも大きいし話の流れもまずまず解るし良い感じ。ゲーム雑誌や公式サイトに掲載されたイラストも収録されていて、それも実に良い。目的通りKaren氏の描くヒロインたちがバンバンみられてもう大満足です。
しっかし、裏表紙からは架空の雑誌「週刊チャンピオンソフト」が40ページもついていて、ゲストたちがイラストや漫画を載せているのですが……、こんな単なる同人誌みたいなもんに40ページも割かれていて、それってどうなのよ感が凄い。ムックが全120ページなので、なんと1/3が余興の様なこの企画に占められているんです……、こんなもん省いて定価2000円を1500円で売ってほしかったよ……
という事で無駄な部分もかなりあるのが腹が立ちますが、Karen絵を堪能するという目的は満たせるので、まあそれなりには悪くない一冊でした。
余談
・ゲームは現代を舞台にした伝奇的ストーリーなのに、しかも最後はヒロイン四人のうちの誰かとくっつく恋愛要素もあるというのに、やり直しプレイの事を全く考えずに、ノベルとかではなく時間のかかるRPGとして作ってしまうあたりがアリスソフトだよなぁ、と当時から思っていました……(笑)
・Karen氏はアリスソフトを辞めてからその後どうなったんでしょうかね……
・メインヒロインがショートカットで、普段はメガネっ娘、というのは当時としても、今考えても凄く珍しい…… そこがイイんですけどね。
・「週刊チャンピオンソフト」に寄稿しているのが、真鍋譲治とか、むっちりむうにいとか、あかつきごもくとか、まりお金田とか、針玉ヒロキとか、吉川がば夫とか、「当時はこういう人たちが旬だったんだなぁ」とか思って、なんとも切ない気持ちになってきます。まあヤスダスズヒトとか古賀亮一といった今でも活躍中の人もいましたけど。