星新一の不思議な不思議な短編ドラマ NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
https://www4.nhk.or.jp/P7468/
放送 NHK BSプレミアム。15分ドラマ。全20回。
【※以下ネタバレ】
あの時の”未来”を生きる私たちへ
第１話 ボッコちゃん (2022年4月5日(火)放送)
あらすじ
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ ［新］「ボッコちゃん」
[BS4K] 2022年04月05日 午後9:45 ~ 午後10:00 (15分)
ショートショートの神様・星新一の作品群を豪華キャストで映像化！バーのマスターが作った女性型ロボット・ボッコちゃん。店に出るとたちまち人気者になるのだが…
ボッコちゃん（水原希子）はバーのマスター（古舘寛治）が作った人型ロボット。見た目は美人だが、能力はいまひとつ。ほとんど人の言うことをオウム返しすることしかできない。それでも、ベテランホステス（片桐はいり）を横目にたちまち店の人気者に。そんなある日、父親（杉本哲太）に連れられて一人の青年（岡山天音）がバーにやって来る…
とあるバーのマスターが、客の相手をさせるため、人間そっくりの女性型ロボット「ボッコちゃん」を作る。ボッコちゃんは上半身しかなく、カウンターに置かれて、客の喋ることをオウム返しに繰り返しお酒を飲むだけ。しかし、にも拘らずボッコちゃんは正体を知らない客からは大人気となる。ボッコちゃんが「飲んだ」酒は回収して再利用できるため、マスターはお金が節約できるとほくほく顔だった。
ある青年はボッコちゃんに入れ込んでしまい、来る日も来る日もバーにやって来るが、ついに金を使い果たしてしまい、父親から店に行くことを禁じられる。青年はもうボッコちゃんに会えなくなるためヤケになり、ボッコちゃんのグラスに毒を入れて飲ませて店を飛び出す。
そのあと、マスターはボッコちゃんから回収した（毒入りの）酒を店の客におごりとしてふるまう。青年が良心の呵責に襲われてバーに戻ると、マスターも客も全員毒の酒で死んでおり、ボッコちゃんだけが元気にカウンターにたたずんでいた。
感想
NHKは星新一作品をやたら映像化したがる放送局で、過去にもアニメというかで星新一作品を放送していましたが、今度はドラマ版。
初回は超有名作品のボッコちゃんですが……、なんかイマイチ。原作なら五分かからずに読める内容を15分ドラマに引き伸ばしているので間延び感が凄いし、ラストも微妙に違うし（原作では客がボッコちゃんに毒を飲ませても死なないので、失望して店を出ていき、もう戻ってこない）。初回からなんかガックリする滑り出しでした。
https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
「ボッコちゃん」
【脚本・演出】近藤泰教【ラインプロデューサー】石川竜輝【キャスティング】高柳亮博【助監督】家次勲【制作担当】齊藤光司【撮影】杉中敏行【照明】伊藤保【録音】丹野基樹【美術進行】岡村正樹【特殊造形】奥山友太【CG】小坂健一【MA】大竹雪乃
「ボッコちゃん」1958年（『ボッコちゃん』所収）
この番組について
“ショートショートの神様”星新一。生涯にわたり発表された１００１編を超える作品は、教科書にも掲載され、いまなお読みつがれています。世代を超えて愛されるその魅力は、“宇宙”“ロボット”“悪魔”など不思議でワクワクするSFやファンタジーの要素。また人間や社会に対する「おかしみ」や「皮肉」をまじえた目線。そしてなにより、短くも、あっと驚かされる予測不可能なストーリーです。それは、毒を含んだ寓話なのか、人類への警鐘なのか…。星新一の珠玉の作品を、令和のいま、実写ドラマとして描きます。
放送：2022年4月～8月 BSプレミアム・BS4K同時放送 毎週火曜日 午後9時45分～10時（全20回）
＜全話共通スタッフ＞
【総合演出】望月一扶【テーマ曲】出羽良彰【タイトル】caico design / sankaku【サウンドデザイン】長澤佑樹【音響効果】阿部真也【美術】森健彦【衣装】宮本茉莉【メイク】原さとみ【ポスプロスーパーバイザー】稲村剛義【映像技術】久野星香【制作統括】柴田直之（NHK）鳥本秀昭、川崎直子、西村崇、坂部康二、神林伸太郎（NHKエンタープライズ）、山本玲実、明仁絵里子（テレコムスタッフ）
ボッコちゃん
星新一ショートショートセレクション
