【ドラマ】感想:NHK番組「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」第13話「凍った時間」(2022年6月28日(火)放送)

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ(NHKオンデマンド)

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
https://www4.nhk.or.jp/P7468/
放送 NHK BSプレミアム。15分ドラマ。全20回。

www.nhk.jp
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【※以下ネタバレ】
 

あの時の”未来”を生きる私たちへ

 

第13話 凍った時間 (2022年6月28日(火)放送)

 

あらすじ

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ「凍った時間」
[BSプレミアム] 2022年06月28日 午後9:45 ~ 午後10:00 (15分)


ショートショートの神様・星新一の作品群を豪華キャストで映像化!事故からサイボーグとなり、地下室で孤独に生きる男。ある異変に気づき、外へ出てみると…!?


ある事故からサイボーグとなり、地下室で孤独に生きる男ムント(村上淳)。ある異変に気づき、外へ出てみると…!?他の出演吉田メタルほか。


【出演】村上淳,吉田メタル,内田亜希子,テイ龍進,内藤正記

 
 ムントは10年前工場で勤務中に事故に会い、瀕死の重傷を追うものの、サイボーグ手術で一命をとりとめた。しかし全身がほぼ機械となったため、人間らしい感覚をほとんど失い、また人間離れした外見となってしまったため、人々の奇異の目を避けるため、地下室に閉じこもる生活を送っていた。

 そんなある日、地下室の電技が消え、外部に電話しても繋がらなくなってしまった。ムントは異常事態が発生したと考え、様子を見るために外に出ると、道に人々が倒れていた。そこにガスマスクの男が現れ、ムントを仲間だと誤解し、予備のマスクと銃を渡すと集合場所に向かうように指示する。

 ムントが指定された場所に行くと、テログループの首領が部下たちに、自分が開発した神経ガスを散布して人々を眠らせたと自慢していた。彼らは人々を眠らせておいて、その間に世の中の支配権を握るつもりだった。ムントは事情が呑み込めると、ビルの上から首領を狙撃し、指導者を失った部下たちは慌てて四散してしまった。

 やがて倒れていた人々はガスの効果が切れ目を覚まし始めるが、彼らは一様にムントの姿を見ると差別的な視線を送る。ムントはそれにかまわずまた地下室へと帰り、以前の暮らしを再開した。

感想

 原作は多分読んだことあり(うっすら覚えていた)

 概ね原作に忠実な作りというイメージで、評価もまずまずです。しかしまあ途中で家の外に届いたのが「合成血液」で、ムントはそれだけあれば生きていける、とかいう設定がイマイチ伝わってこなかったのがやや説明不足というかかなぁと。
 
 

https://www.nhk.jp/p/ts/MKP974JQRN/
「凍った時間」


【脚本・演出】望月一扶【ラインプロデューサー】石川竜輝【キャスティング】高柳亮博【助監督】家次勲【制作担当】岡元太【撮影】杉中敏行【照明】友田直孝【録音】丹野基樹【美術進行】きくちまさと【特殊造形】奥山友太【カラーグレーディング】田嶋雅之【CG】小坂健一【MA】塚本啓介


「凍った時間」1964年(『ちぐはぐな部品』所収)

 

この番組について


ショートショートの神様”星新一。生涯にわたり発表された1001編を超える作品は、教科書にも掲載され、いまなお読みつがれています。世代を超えて愛されるその魅力は、“宇宙”“ロボット”“悪魔”など不思議でワクワクするSFやファンタジーの要素。また人間や社会に対する「おかしみ」や「皮肉」をまじえた目線。そしてなにより、短くも、あっと驚かされる予測不可能なストーリーです。それは、毒を含んだ寓話なのか、人類への警鐘なのか…。星新一の珠玉の作品を、令和のいま、実写ドラマとして描きます。


放送:2022年4月~8月 BSプレミアム・BS4K同時放送 毎週火曜日 午後9時45分~10時(全20回)


<全話共通スタッフ>
【総合演出】望月一扶【テーマ曲】出羽良彰【タイトル】caico design / sankakuサウンドデザイン】長澤佑樹【音響効果】阿部真也【美術】森健彦【衣装】宮本茉莉【メイク】原さとみ【ポスプロスーパーバイザー】稲村剛義【映像技術】久野星香【制作統括】柴田直之(NHK)鳥本秀昭、川崎直子、西村崇、坂部康二、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、山本玲実、明仁絵里子(テレコムスタッフ

 
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