【ゲームカタログ】感想:ゲーム関係本「甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1」(2022年3月)

甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1

http://www.amazon.co.jp/dp/4802110669
甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1 単行本 2022/3/14
出版社:メディア・パル (2022/3/14)
発売日:2022/3/14
単行本:160ページ

【※以下ネタバレ】
  

■内容

https://www.mediapal.co.jp/book/1066/
アドベンチャーゲームファンに送る究極のバイブル誕生。
古の時代から多くのプレイヤーを楽しませ、そして悩ませ続けた名作の数々が甦る!
ビデオゲーム創世記から始まったアドベンチャーゲームの歴史は80年代半ばに第1時ブームを迎える。
その軌跡を彩る作品の数々を多数の画面写真と共に振り返ります。
テキストアドベンチャーからグラフィカルアドベンチャーへ、コマンド入力式からコマンド選択式と、
時代によって移り変わる作品のシステムにも焦点を当てます。
海外作品中心の時代から国産化を果たし発展を遂げていったアドベンチャーゲームの歴史がこの一冊で手に取るように分かる。
レトロゲームファン必携の一冊、完全保存版です。

 
 メディアパルから発売されているレトロゲーム紹介ムックの「アドベンチャーゲーム」編の第一弾。対象期間は1973年から1987年。


 掲載されているゲームは

・海外ゲーム … Hunt the Wumpus、Colossal Cave Adventure、Zork、Mystery House、Wizard and the Princess、Time Zone、等


・マイクロキャビン … ミステリーハウス、はーりぃふぉっくす、めぞん一刻うる星やつら、等


・ハドソン … デゼニランドサラダの国のトマト姫デゼニワールド、等


エニックスポートピア連続殺人事件オホーツクに消ゆ軽井沢誘拐案内ジーザス、等


・シンキングラビット … 鍵穴殺人事件、道化師殺人事件、カサブランカに愛を、ザ・マン・アイ・ラブ、等


日本ファルコム … デーモンズリング、アステカ、アステカII、等


リバーヒルソフト … 殺人倶楽部、等


任天堂ゼルダの伝説リンクの冒険、等


・その他(一般) … 惑星メフィウス、タイムシークレット、タイムトンネル、アビス、レリクス神宮寺三郎新宿中央公園殺人事件、等


・その他(アダルト) … 天使たちの午後、ふぇありぃている、殺しのドレス、等

感想

 評価は○(まあまあ)。

 ゲーム黎明期から1987年までのAVGを大体網羅しており、カタログ的価値はまずまず。

 この手の本は、大抵AVGの始まりは「Colossal Cave Adventure」としていますが、本書は「テキストアドベンチャー」なのか「テキストで表示したRPG」なのか意見の分かれそうな「Hunt the Wumpus」から始めているのが目新しいところです。

 また、アクションRPGとして扱われることが多い「初代 ゼルダの伝説」と続編「リンクの冒険」をアクションAVGとして扱っているのも珍しいですね。しかしレリクスもアクションAVGだったのか……


 ただ、このシリーズの他の本同様に、相変わらず首をかしげる記述が散見され、例えばP45で「システムソフトは『ミコとアケミのジャングルアドベンチャー』のあとはAVGは発売していない」と有りますが、1987年に「かわいそう物語」(椎名崇が原画を描いている)を発売してるだろ! とか……


 しかしまあ、概ね満足のいく内容でした。

2022年の読書の感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com