岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN/タローマン
TAROMAN NHK https://www.nhk.jp/p/taroman/ts/M7359Q6PQY/
放送 NHK総合。
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【※以下ネタバレ】
「なんだこれは!」と驚く5分
岡本太郎が世に送った唯一無二の〈作品〉群、そして心を鼓舞する〈ことば〉たち。
両者ががっぷりと組み合い、超感覚的に岡本太郎の世界へと誘います。
10話それぞれのタイトルは「芸術は、爆発だ!」「真剣に、命がけで遊べ」など太郎のことば。それをテーマに「なんだ、これは!」という特撮映像が展開します。
主役は〈TAROMAN〉(タローマン)。正義の味方ではなく、シュールででたらめなやりとりで奇獣と戦います。対峙する奇獣たちは、〈疾走する眼〉〈駄々っ子〉など太郎の作品を造形化。
番組後半は、山口一郎さん(サカナクション)が登場。各回の〈作品〉と〈ことば〉について、太郎への愛を込めて語ります。
出演 山口一郎(ミュージシャン)
監督 藤井亮(映像作家)
作者 岡本太郎(芸術家)
第4話「同じことをくりかえすくらいなら死んでしまえ」(2022年7月21日(木)深夜放送)
あらすじ
TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇▽同じことをくりかえすくらいなら死んでしまえ
[総合] 2022年12月03日 午前2:56 ~ 午前3:01 (5分)
第4話は絵画『駄々っ子』。駄々をこねる奇獣に、立ち向かわないTAROMAN。「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」という太郎の言葉を実践するように…。
岡本太郎が世に送った唯一無二の〈作品〉、そして心を鼓舞する〈ことば〉。両者ががっつり組み合う特撮映像で、超感覚的に岡本太郎の世界へと誘います。第4話の奇獣は、絵画『駄々っ子』。駄々をこねて暴れる『駄々っ子』に、TAROMANはいつものようには立ち向かっていきません。「同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ」という太郎の言葉を実践するように…。番組後半は、山口一郎さんが太郎への愛を語ります。
【出演】山口一郎
登場 … 奇獣「駄々っ子」
男の子が「地球防衛軍に入りたーい」と母親に駄々をこねて叱られていると、それにつられるように奇獣「駄々っ子」が市街に出現し、駄々っ子のように町を破壊し始めた。
テレビ番組では司会の勝又常吉が「いつものようにタローマンが現れてやっつけてくれる確率が高いでしょうね」などと解ったような事を言うが、その言葉通りに「あなたが呼べば来る巨人」タローマンが現れる。勝又はそれを見て得意げに「ほら来ましたね、来ると思ってましたね」等と喜ぶが、解説の高津博士に「半端な知識で分かったような口をきく……、それがいかに傲慢な事か」と岡本太郎の言葉で批判されてしまい、立腹する。
タローマンは「駄々っ子」に飛び掛かるものの、市民たちの「いつものように倒して」という声や、勝又の思念をキャッチし、突然戦いを中止して倒れてしまう。
高津博士は「みんながタローマンはいつものように勝つと思ってしまったので、タローマンは、岡本太郎同様に、同じことを繰り返していると思われるのが耐えられなくなった」と的確に分析する。そしてタローマンは自分で自分を攻撃したりして、自分から負けようとしはじめる。
倒れたタローマンのところに、故郷シュールレアリズム星から来たタローマン2号が現れ、タローマンを助けようとする。しかしタローマンは、救いの手を振り払うと、2号と「駄々っ子」をまとめて「芸術は爆発だ」で吹き飛ばしてしまった。高津博士は、タローマンの心情を「自己模倣は最も許せないのだろう」と推測する。
戦いの後、勝又は「博士が余計な事を言うから。でも結局自分の予想通りになった」などと言っていたが、窓の外にタローマンが現れ、「芸術は爆発だ」を炸裂させる。
サカナクション・山口一郎コメント
今回は駄々っ子が暴れるのかと思ったら、タローマンの方が大暴れした。今日は宝物の「タローマンフィギュア」を持参した。子供の頃、親の手伝いをして買ってもらった物。