なんぞこれ!iPhoneで0÷0をやるとどうなる?衝撃の結果に! | おたくま経済新聞
update:2023/5/23 15:47
https://otakei.otakuma.net/archives/2023052309.html
割る前に「0×0」の確認から。想像だと「0」という答えになりそうですが……結果は?
「0」ですね。0になにもないものをかけあわせても「0」です。
ではこの結果を踏まえ、「0÷0」をやってみましょう、果たして結果は……
エラー!(ファッ!?)
「0を0で割る計算は未定義です。0を0で割ることは数学的に有効な操作ではありません。数学では、割り算はある数量を等しい部分に分配する過程と定義されていますが、0を等しい部分に分配することはできません。そのため、0を0で割ることには明確な答えはありません」
(引用:ChatGPT)
またここで一つ疑問が生じます。なぜ「0×0」は「0」と返すのに、「0÷0」は「明確な答えがない」のでしょうか。その点についても「ChatGPT」に確認してみたところ……
「電卓や計算機などのプログラムは、数学的な演算を実行する際に定義されたルールに基づいて動作します。一般的な電卓のプログラムでは、0を0で割る操作は不正な操作とみなされ、エラーが表示されます
一方で、0を0でかける場合、数学的には結果が未定義とされていますが、電卓のプログラムでは0になると表示されることがあります。これは、プログラムが特定のルールや処理方法を設定しているためです。プログラムが0を0でかけると0と表示する場合、それはプログラムの動作仕様によるものであり、数学的な正当性とは異なる場合があります」
深い……。コンピュータの答えは数学的な結果とは異なるという、なんともコンピュータの本質を否定する「理解不能」な結論。もちろん裏ではそれで成立しているのでしょうが……。
(たまちゃん)
んー、何なんだこの記事。ちゃんとAIから「0で割る計算はやってはいけないこと」と答えをもらっているのに、その後を「コンピュータの答えは数学的な結果とは異なるという、なんともコンピュータの本質を否定する「理解不能」な結論。もちろん裏ではそれで成立しているのでしょうが……」とか滅茶苦茶な結論で〆ってヒドイ。
ChatGPTに面白いことを言わせて一本記事にしましたぁ~、というタイプのあれなんでしょうが、数学的に真面目な話なのだから、純真な人を騙すようなインチキ結論で〆てほしくなかったですよ。今まではおたくま経済新聞はわりと誠実なメディアだと思っていたのですが……
まず6を2で割ると答えは3。掛け算は割り算の反対になるので、3に2を掛けると答えは6。
同様に、6を0で割った答えを仮に「X」とする。掛け算は割り算の反対になるので「X」に0を掛けると答えは6に……、ならない。0を掛けたら6になる数字は存在しない。つまり「X」に当てはまる数字はなく、つまり「0で割る計算」には答えが無い(不定)
という事を書いて「だからiPhoneでも電卓でもエクセルでもエラーになるんですね~知りませんでした」とかで締めてほしかったですよ。