【ゲーム番組】感想:NHK番組「ゲームゲノム シーズン2」第9回「怖さを見つめる ~零~」(2024年3月6日(水)放送)

ゲームゲノム(NHKオンデマンド)

ゲームゲノム NHK https://www.nhk.jp/p/ts/LJWWVGY6J2/
放送 NHK総合

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【※以下ネタバレ】
 

あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!

 

第9回「怖さを見つめる ~零~」(2024年3月6日(水)放送)

 

内容

ゲームゲノム 怖さを見つめる ~零~
[総合] 2024年03月06日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)


見えざる霊と対峙し心理的恐怖と戦う和風ホラーゲーム「零」シリーズ。暗闇の中から突如襲いかかる霊に対抗する手段は「カメラ」。「怖さを見つめる」プレイ体験に迫る。


和風ホラーゲームのパイオニアである「零」シリーズ。廃墟の日本家屋や因習を抱えた村などを舞台に、暗闇の中から突如襲いかかる幽霊と対峙する。対抗手段は「カメラ」。カメラで霊を撃退するという独自の手法は、本シリーズ全てを手がけた柴田誠の身に起きた心霊現象がもととなっているという…。ホラーゲーム好きの堀未央奈とMC三浦大知が「怖さを見つめる」プレイ体験がもたらす本シリーズのゲームゲノムを徹底直視する。


【司会】三浦大知,【ゲスト】堀未央奈,柴田誠,【語り】神谷浩史,【実況】2BRO.

 
 今回のお題はホラーゲーム「零」シリーズ。



●KEYWORD1 見えざる気配に恐怖する

 シリーズ第1作「零~zero~」(2001年)の主人公は、霊感の強い少女「雛咲深紅」(ひなさき・みく)17歳。唯一の家族・兄・真冬が失踪したため、兄が残したメッセージを追って廃墟にたどり着くが、屋敷に閉じ込められてしまう。プレイヤーは兄を見つけて屋敷から脱出しなければならない。

 屋敷の中は真っ暗で、光は時折置いてあるロウソクの灯りと、主人公が持つ懐中電灯のみ。そして屋敷の中はどこまでも続くような廊下や、先の見えない曲がり角など。

 そしてプレイヤーは屋敷の中で(予想通り幽霊に遭遇する。主人公は幽霊に触れられると魂を吸われて体力が減っていく。幽霊は実態がないため障害物や壁などをすり抜けてしまい、しかも瞬間移動なども使ってくる。キャラクターを全力疾走させても小走り程度で、決して俊敏に動けない。



●KEYWORD2 見えない霊を捉える

 プレイヤーキャラクターは心霊写真を撮ることで幽霊に対抗できる。キャラクターは序盤で霊の姿を捉えられる不思議なカメラを入手する。カメラで霊を捉えることに成功すると、魂を封じ込めて霊にダメージを与えられる。ただし、遠くから撮影しても効果は薄く、あえて幽霊に接近し至近距離から撮影して初めて大ダメージを与えられる。

 幽霊にはいろいろなパターンがあり、左右にフェイントをかけながら襲ってくる霊や、カメラを揺り動かして撮影を妨害をする霊、などが登場する。



●KEYWORD3 残された思いを汲む

 シリーズ2作目「零~紅い蝶~」(2003年)では、主人公の澪と双子の姉・繭が怨霊のはびこる村で呪われた事件に巻き込まれる。

 プレイヤーは現れた少女の霊の過去を調べ、ただ退治するのたけはなく、幽霊の思いに寄り添うことになっていく。



●KEYWORD4 今なお抱える“願い”の先に

 第5作「零 ~濡鴉ノ巫女~」(リマスター2021年)では霊の残した思いを読み取れるシステムが実装された。

 プレイヤーは、白菊というさみしい思いを抱えた霊と出会い、その本心に触れていく。


感想

 今回のお題は、PS2時代から続いている20年以上の歴史を持つシリーズだそうですが、まるっきり知らなくて「そんなことある?」ってびっくりした。バイオハザードとかならプレイしてなくても名前とかくらいなら聞いたことあるのに。

 それにしても、このシリーズ、5作目「濡鴉ノ巫女」あたりになると、ホラーじゃなくて泣かせゲームになっとりゃせんかね?
 
 

この番組について

ゲームを“文化”として捉え、名作の魅力を深堀りするNHK初のゲーム教養番組!古今東西の作品を取り上げ、MCの三浦大知や作品愛あふれるゲストがその奥深さに迫る。何がおもしろいのか、なぜ語り継がれるのか…開発者が作品に込めた思いも紐解き、”文化としてのゲーム”に秘められた奥深い世界へといざなう!

 
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