【はてな増田から】「RPGってゲームとしてかなり特殊だよね 」【お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな】

なぜ人はゲームにハマるのか 開発現場から得た「ゲーム性」の本質

2024-12-22
DQⅢのレビュー見て改めて思ったんだけど、RPGってゲームとしてかなり特殊だよね
https://anond.hatelabo.jp/20241222021349

anond.hatelabo.jp
 

他のゲームって「スポーツ」に近い所があって、学習して技術を磨いていきプレイヤーが成長していくって作りじゃん?

でもRPGって「プチプチ潰し」みたいな「作業」なんだよね。
ノベルゲームが「遊戯」というよりも「読書」であるかのように、RPGっていうのはゲームというジャンルでありながらそこに「競技性」が全く無いんだよね。
ひたすらレベルを上げ続けて最後は物理で殴ればいいだけ。
ARPGなんかはアクションゲームの競技性を薄めるためにRPG要素を利用してるけど、純粋なRPGはもう完全に競技ではない。

やっぱRPGって凄いわ。
ゲームであるかのように見せかけながらもゲームでない何か。

 

「~ゲームって~学習して技術を磨いていきプレイヤーが成長していくって作りじゃん?」「ゲームであるかのように見せかけながらもゲームでない何か」

 ↑
 お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな。
dic.nicovideo.jp

 
 まあ、ゲームの定義なんて実にいろいろな意見がありますけど、
 ↓
ゲームの定義と基本構造を考える│RUSH labo ゲームデザイン思考
rushlabo-gdt.com

早速ですが、私は「ゲーム」を以下のように定義しようと思います。
『プレイヤーの主体的な力を引き出し、その力を以てクリエイターの作り出したゲーム体験を自動的に実行する仕組み』

とか
 
ゲームとは何か|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
mtg-jp.com

ゲームとは、目標があり、制限があり、行為者性があり、現実的意味がないものである。

 とか
 

ゲームとは、プレイヤーにゲームプレイをさせることを意図して作られた仕組みである。
ゲームプレイとは、以下の条件をともに満たす思考または行為のことである。
1]ある目標の達成を意図している
2]楽しさがともなう
ルールやインタラクティビティは本質ではない。

 とか、色々ね。

 でもまあ、この「ゲーム」とはコンピューターゲームの事だと限定しても(注1)、2024年の日本で「RPGって競技性ないし、成長しなくてもクリアできるから、こんなもんゲームじゃねえわ」とか吹いたら、各方面から反発されてもしゃーないと思うぞ。「お前がそう(中略)お前ん中ではな」と言われるよ。それ、アドベンチャーもパズルも脱出ゲームもゲームじゃないと言っているわけだから。

 あと、この発想、40年位前の1980年代前半頃のゲーマーたちが言っていたという「アクションゲームやシューティングゲームは努力しないとクリアできないが、RPGなんてボタン押していたらクリアできてしまうから、あんなものはゲームじゃない」という定義と変わらんぞ。まさか2024年にこんな骨董品的なご意見を読めるとは(苦笑い)


(注1)これを「アナログゲーム」にまで拡張すれば、ますます「他のゲームって「スポーツ」に近い所があって、学習して技術を磨いていきプレイヤーが成長していくって作りじゃん?」という定義は見当外れになっていくのだ……
 
 
ルールズ・オブ・プレイ(上) ゲームデザインの基礎