ゲームゲノム NHK https://www.nhk.jp/p/ts/LJWWVGY6J2/
放送 NHK総合。
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【※以下ネタバレ】
あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!
第7回「罪と罰 ~NieR:Automata~」(2024年2月21日(水)放送)
内容
ゲームゲノム 罪と罰 ~NieR:Automata~
[総合] 2024年02月21日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)
美しくもときに狂気すら感じさせる独特の世界観で、国際ゲームアワードを受賞したアクションRPG。その奥深い世界をゲームゲノム史上最大のネタバレも含み、ひもとく。
人類の最終兵器「アンドロイド」が地球奪還に挑むアクションRPG。権威ある国際ゲームアワードを受賞した本作の特徴は、一度クリアした後同じ物語を別角度から攻略する「周回プレイ」。視点を変えることで明らかになるのは、物語の隠された「真実」。それまでの爽快感あふれるプレイ体験が一転、後ろめたさに変っていくのだ。無自覚にゲームの快楽を享受する風潮に一石を投じる本作の魅力を、番組史上最大のネタバレで徹底解剖。
今回のお題はRPG「NieR:Automata」(ニーア・オートマタ)(2017年)。全世界発売本数750万本以上の人気作。
【※注意! 以下ゲームのオチまでネタバレ】
●KEYWORD 1 機械仕掛けの爽快感
作品の舞台ははるか未来の地球。この時代の地球は「機械生命体」に侵略され、生き延びたわずかな人類は月に逃げ延びている。人類は地球奪還のためアンドロイド・2B(トゥー・ビー)と9S(ナイン・エス)を送り込んだ、という設定。プレイヤーは2Bを操作し、荒廃した地球で機械生命体と戦っていく。
2Bは瞬間移動ができたり別の兵器と連動したり、と機械ならではのアクションが楽しめる。さらに「オートチップ」という機能があり、これで敵との戦闘を自動化する事ができ、プレイヤーが戦闘時に何もしなくても2Bが勝手に戦ってくれる。
このオートチップ機能は、スタッフが「大抵のゲームはシナリオをスキップできるので、ゲームプレイもスキップできて良いのでは」と思いついて作ったという。
また戦闘時のボタンの反応速度も、遅いとまずいが、早すぎるても何が起きているかわからない、という事でちょうどよい時間を探っていったとのこと。
●KEYWORD 2 異なる視点で明らかになる“真実”
機械生命体と戦っていくと、機械のはずが感情があるような言動をし始める。そして一度ゲームをクリアしてから、別キャラ9Sで改めてゲームをプレイしてみると、2B視点では解らなかった真相が見えてくる。
9Sは機械生命体をハッキングして攻撃するが、そうすると機械生命体に感情があることがわかってくる。プレイヤーは感情を持つ敵を殺していたことに気が付いて、ファーストプレイと別の感情を抱かさせられる。
●KEYWORD 3 逃れられない“罪と罰”
さらに最強の敵を倒したあと、2Bは9Sの暴走を防ぐため仲間の9Sを自分で殺める事を余儀なくされる。
このゲームはマルチエンドで結末は26種類。その中にはアンドロイドが全滅するという悲劇エンドもあるが、そのあとに「死んだアンドロイドたちを復活させる」という選択肢が現れる。ただしその場合は今までのすべてのセーブデータが消えてしまう上に、趙高難度のシューティングゲームをクリアする必要がある。ただし一人ではクリア不可能でも、ネットでつながった同じ選択をしたプレイヤーが助っ人に来てもらえるという展開もある。