【海外ドラマ】感想:海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」シーズン1 第6話「暴走マッド軍団を撃滅せよ」

特攻野郎Aチーム シーズン 1 バリューパック [DVD]

特攻野郎Aチーム傑作選 https://www.twellv.co.jp/program/drama/a-team-selection/
放送 BS12。

【※以下ネタバレ】
 

不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。俺たち、特攻野郎Aチーム


金しだいで何でもやる腕利きの軍人チームが、大胆不敵で野心家のリーダーと共に、刺激的で危険な任務なら世界中どこにでも向かっていく。このドラマを愛さないなんてバカだぜ!
命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描く、80年代を代表する痛快アクション・アドベンチャー
(日本語吹替)

 

シーズン1 第6話「暴走マッド軍団を撃滅せよ」 BLACK DAY AT BAD ROCK

あらすじ

ハンニバル(ジョン・スミス)とフェイスマン(テンプルトン・ペック)は、銃で撃たれ重傷のコング(B・A・バラカス)を急いで近くの病院に運ぶ。サリバン医師は、銃傷は狩猟中の事故ではないと疑い、町の保安官であるトンプソンに連絡する。トンプソンはハンニバルとフェイスマンを留置場に入れ、2人の指紋を検査する。隣の居房には暴走バイク軍団“ロード戦士”のリーダー、ソニー・イェンコがいた。ソニーは仲間が彼を脱出させ、保安官たちをミンチにすると宣言する。バイク軍団に町をめちゃくちゃにされ、保安官が助けを呼べる者は誰もいない…。Aチーム以外には。

 
 冒頭。ハンニバルとフェイスマンは仕事中に足を撃たれて重傷のコングを、バッドロックという小さな町の医者に担ぎ込んだ。美人女医のサリバンは、傷の手当はしたがコングの血液型がRH-という特殊な物のため、輸血用血液の手配に時間がかかるという。ハンニバルはサリバンに血液のあてがあると言い、エンジェルに連絡してモンキーを病院から出して連れてくるように頼む。

 しかしサリバン医師はコングたちの素性を怪しみ保安官に通報する。保安官はハンニバルとフェイスを捕まえて留置場に放り込み、二人の情報を照会してすぐに軍の脱走犯だと調べてあげてしまう。同じ留置場にはロードギャング集団のボスで殺人の容疑者ジェンコが捕まっており、保安官に向かって仲間がすぐにやってきて町ごと事務所を叩き潰し自分を救出してくれると騒いでいた。

 ハンニバルはすぐさま脱獄すると、代わりに正・副保安官を留置場に閉じ込めた。ちょうどそこにやって来たモンキーがコングに輸血し、なんとかコングが動かせるようになったため、Aチームはバッドロックを離れる。

 ところがハンニバルたちは途中でロードギャングの集団がレストランにたむろしているのを見つけ、バッドロックが危ないと察し、戻ることを決意する。ハンニバルたちはロードギャングたちのバイクをクレーンで釣り上げて足止めし、その間にバッドロックに舞い戻った。

 ハンニバルは留置場の保安官に状況を説明し、町を守るため共闘しようと提案する。保安官はハンニバルの言葉を信じ、力を合わせることにした。彼らは町はずれの空き家を保安官事務所に見えるように細工し、さらにあちこちに罠を仕掛けて迎撃態勢を整えた。やがてロードギャングたちが町になだれ込んでくるが、Aチームの巧みな作戦のおかげで悪党たちは一網打尽にされた。

 直後、ついにMPたちが町に到着するが、Aチームはすぐさまバンで脱出して〆。


感想

 今回はすごく面白くて大満足の回でした。

 対立する二勢力が、より強大な敵の出現に対し共闘する、というストーリー、たぶん古き良き西部劇のフォーマットを流用しているのだと思いますが、これが面白くて大盛り上がりでした。ハンニバルが保安官に共闘の意思を確かめるため「あんたの握手は契約書以上と見た」といいつつ手を差し出し、保安官がその手をガッチリ握り返す場面とかしびれましたねぇ。

 今回のクライマックスではアメリカンバイクに乗ったロードギャングたちが大暴れしますが、1980年代前半のドラマなので当然CGではなく、生身のスタントで体を張ったシーンが連発でした。特にすごかったのは「バイクで停車している車の後ろから衝突→運転者はそのままの勢いで車の屋根の上をすっ飛んで行く→その瞬間車が大爆発→両足のすねの辺りに引火して燃えたまま地面に激突」というシーン。これを生身でやっているのが信じられない。着地後に必死で足の火を消していましたが、これ演技じゃなくマジだったと思います。


 今回もAチームのメンバーのオトボケが冴えており、保安官に向かって「自分たちはダンサーで、コングは振付師。客が気難しくて、幕が開いた途端マシンガンを乱射してきた」とかおちょくるシーンがクスッときました。

 あと、ハンニバルが美人女医のサリバン医師と熱いキスをするシーンがありました。ハンニバルのラブシーンなんて珍しい~。


 舞台となったバッドロックの町は保安官事務所や空き家も含めて家が八軒くらいしかなかったのですが、アメリカのド田舎の町ってあんなもんなの? 撮影のため最小限のセットを組んだだけの場所なのか、はたまたアメリカのリアルな田舎町の描写なのか、日本人には見当がつきません……
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。俺たち、特攻野郎Aチーム


【ストーリー】
ベトナム戦争で活躍したクラシック特別奇襲部隊は、当局に罪をなすりつけられ刑務所に送りに。しかし、彼らは逃亡を図り地下へ潜伏。多彩な才能と技術を秘めた4人は、筋の通った仕事なら何でもやる仕事請負人集団“A チーム”を結成!善良な市民達を相手に悪意をむさぼる犯罪者たちをこらしめる!



【出演者】
キャスト:役名(吹替)
ジョージ・ペパード:“ハンニバル”ジョン・スミス(羽佐間道夫
ダーク・ベネディクト:“フェイスマン”テンプルトン・アーサー・ペック(安原義人)※第 1-2 話のみ キャスト:ティム・ダニガン(田中秀幸
ドワイト・シュルツ:“クレイジーモンキー”H・M・マードック富山敬
ミスター・T:“コング”ボスコ・アルバート・バラカス(飯塚昭三


【スタッフ】
製作総指揮:スティーブン・J・キャネル、フランク・ルポ