【ゲーム番組】感想:NHK番組「ゲームゲノム シーズン2」第4回「おとなへの階段~ムシキング/ラブandベリー~」(2024年1月31日(水)放送)

ゲームゲノム(NHKオンデマンド)

ゲームゲノム NHK https://www.nhk.jp/p/ts/LJWWVGY6J2/
放送 NHK総合

www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
 

あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!

 

第4回「おとなへの階段~ムシキング/ラブandベリー~」(2024年1月31日(水)放送)

 

内容

ゲームゲノム おとなへの階段~ムシキング/ラブandベリー~
[総合] 2024年01月31日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)


伝説のアーケードゲームムシキング」と「ラブandベリー」が一夜限りの復活!多くの子どもたちが夢中になって遊んだ2作品に込められたメッセージを徹底解析する。


2000年代初期にゲームセンターの光景を一変させた伝説のアーケードゲーム甲虫王者ムシキング」と「オシャレ魔女ラブandベリー」。現在は稼働していないが、当時の鮮烈なプレイ体験は、いまなおプレイヤーたちの心に刻まれている。さまざまなムシの組み合わせとコーディネートの試行錯誤が登らせた“おとなへの階段”とは何だったのか。本作が“自分の原点”と語る森本慎太郎藤田ニコルをゲストに招き徹底解析する。


【司会】三浦大知,【ゲスト】森本慎太郎藤田ニコル,根布谷朋範,近野俊昭,【語り】悠木碧,【実況】2BRO.

 
 今回のお題は2003~2007年ころに稼働していたアーケードゲーム甲虫王者ムシキング」と「オシャレ魔女ラブandベリー」。

 両タイトルで発行されたカードの累計出荷枚数は7億7100万枚という当時の大人気ゲーム。



●KEYWORD 1 「知恵を絞れば 個性が光る」

 「甲虫王者ムシキング」は2003年稼働。甲虫同士を戦わせるというゲーム。お金を入れると筐体から虫のカードが出てきて、それをスキャンし戦わせる。戦いはじゃんけん。虫は小型・中型・大型の三タイプ。大型の方が強いがカードはなかなか出ない。

 筐体から出てくるカードはもう一つ「わざカード」があり、虫にわざを覚えさせるとより強くなる。大型は技を覚え辛く、逆に小型は技を覚えやすいので、体格に勝る相手にも戦えるようになる。



●KEYWORD 2 「不条理が分かつ 勝敗の先」

 しかしいくら工夫しても、結局のところ勝負は「じゃんけん」のため、逆転勝利もあれば、なすすべもなく負けることもある。



●KEYWORD 3 「「自分のオシャレ」と「社会のお洒落」」

 「オシャレ魔女ラブandベリー」は2004年登場。キャラクター二人、キュート系の服が好きなラブか,クール系が好きなベリーか、どちらかを選び,髪型・服・靴の3種類のカードでキャラクターを着せ替え、続いてダンスバトル(リズムゲーム)を戦う。お洒落とダンスの両方の合計点で競う。

 バトルの舞台は六種類あり(ディスコやストリートなど)、舞台に合ったおしゃれをしないと得点が上がらない。またダンスバトルはお洒落の得点が高いほど得点しやすくなる。

 普通の音ゲーならばタイミングを表すゲージが出てくるが、この作品にはない。スタッフは「ダンスバトル」の際、ゲージではなくお洒落を見てほしかったためゲージはつけなかったとのこと。



●KEYWORD 4 「カードを眺める“もう1つ”のプレイ体験」

 「ムシキング」のカードは,ムシたちの生息地や学名、他が記載されていて、カードを集めれば自分だけの昆虫図鑑が完成する。一方の「ラブandベリー」のカードもアイテムの説明と実践できるファッションテクニックが書かれており、集めればオリジナルファッション誌となった。


感想

 こんなのあったねー、という懐かしい響きの二作品。ゲームの内容全く知らなかったので、全てにおいて面白い回でした。
 
 

この番組について


ゲームを“文化”として捉え、名作の魅力を深堀りするNHK初のゲーム教養番組!古今東西の作品を取り上げ、MCの三浦大知や作品愛あふれるゲストがその奥深さに迫る。何がおもしろいのか、なぜ語り継がれるのか…開発者が作品に込めた思いも紐解き、”文化としてのゲーム”に秘められた奥深い世界へといざなう!

 
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