
ふと思いついて、ウォーゲーム・TRPG雑誌の「タクテクス1990年4月号」を読み返しました。タクテクスはこの号でいったん休刊となってしまった哀しい号なのですが……
●付録ゲーム
付録ゲームが二つ(呪われた海〈HJオリジナル〉、ミューズ河前面の死闘〈TSR/SPI))ついて830円なのは凄く安い。まあ高価な打ち抜きユニットが無ければゲームが一つでも二つでもコストは大差無いでしょうが、最後の大盤振る舞いが嬉しい。
●裏表紙 その一
裏表紙には「タクテクス、新たなる出発」と銘打って「新生タクテクスはウォーゲーム専門誌に戻るので、あんなこともこんなこともやるよ」と希望に満ちた言葉がつづられています。
当時はこれを読んで心躍らせたのですが……、実際の雑誌は……、読んで「あぁ、これはシミュレイター誌に完敗だ」と暗い気持ちになったのでした……、7号で休刊しちゃったのも致し方なし。
●裏表紙 その二
新刊「シミュレーションゲームがよくわかる本」を製作中だと書かれています。筆者はゲームデザイナー大平英樹氏。予科1650円。内容は、ウォーゲームとは?、プレイの実際、ゲームのバリエーションやリスト、入手法、用語索引、など、入門書として凄いものが告知されています。
……、でも発売されなかったんですよね? もし知らないうちに発売されていたなら慌てて入手に走り回らないといけないんですけど……?
●ツクダホビーの広告
ツクダホビーの広告で新作予定として
・銀英伝ゲーム第三弾(5月予定)
・越後の龍(仮称)(6月予定)
・幕末風雲録(仮称)(8月予定)
というタイトルが書かれていました。銀英伝はこのあと色々出たので問題なし、越後の龍は「謙信上洛」で間違いないとして、最後の「幕末風雲録」って結局発売されませんでしたよね? ツクダが幕末テーマでどんなゲームを考えていたのか知りたいよなぁ。