アニメ「翠星(すいせい)のガルガンティア」(全13話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)
■「翠星のガルガンティア」アニメ公式サイト
http://gargantia.jp/
第9話 深海の秘密
■あらすじ
ピニオンたちはクジライカの巣がある「霧の海」に分け入り、ついに旧文明の施設にたどり着いた。レドはクジライカを殺しながら施設内に侵入し、残されていた旧文明の記録媒体を見つける。その中に記録されていたのは、太古の地球で、迫り来る氷河期に対応するため人間の遺伝子を改造して進化しようとする勢力と、それに反対する勢力の対立の歴史だった。ヒディアーズとは水中や宇宙で生存するために遺伝子を改変した人間だった。やがて両勢力は凍っていく地球を捨てて宇宙に進出していった。人類銀河同盟は遺伝子改変に反対した勢力の末裔だった。
■感想
ふーん。まあそこそこ満足できたお話でした。この展開を読めていたとは申しません。
しかし…、その前に「レドがタイムスリップして、過去/未来の地球に飛ばされて云々」とか勝手に予想してストーリーのハードルを上げまくっていたので、この程度のストーリーでは、やや拍子抜けだったといわざるを得ませぬ。もっと「ぐぉぉぉぉ、これは予想していなかった…、もう脱帽するしかない…」(ト書き:がっくりと膝を付く)、くらいのお話を見せて欲しかった。
あと、このアニメは心底「レド一人の物語」なんですなぁ。今まで見てきましたが、エイミーもペローズもリジットも、そしてほぼピニオンもいなくても話が成立していますからね。「翠星のガルガンティア」というのはタイトル詐欺というか、ガルガンティアはたまたま立ち寄った場所に過ぎないですよねぇ。まあ「レドとチェインバーの大冒険」ではアニメのタイトルにならないのもわかりますけど。
残り4回。