感想:海外ドラマ「冒険野郎マクガイバー シーズン1」第1話「決死の救出作戦」

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【※以下ネタバレ】

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ハンサムで心優しい男マクガイバーは、人々が危機にさらされているときに登場する現代のナイトである。フェニックス財団のスペシャルエージェントとして、財団本部長でよき友でもあるピーター・ソーントンの依頼を受け、休みなく冒険の旅へと世界中を飛び回るのが彼の仕事であり、また楽しみの一部でもある。フェニックス財団の役割は、世界にはびこる悪事の芽をつみとるため、財力と人員を提供すること。その一端を担っているのがマクガイバーの頭脳と行動力だ。


平和主義者のマクガイバーは、従来のヒーローと違って銃は使わない。彼は一見何の価値もないようなものを、いざというときのためにナップサックに詰め込んでいる。そしてそれら日用品を使って即興で武器や便利なマシンを作り上げ、窮地をしのいでしまうのが“マクガイバリズム”ともいうべき彼の特技なのだ。敵の罠をかいくぐって目的地に潜入し、悪の陰謀を打破するにはもってこいの技である。例えば、ペーパークリップで核ミサイルの発射をくいとめ、キャンディバーで強力な酸の流出を防ぐといった具合。また、時にはサバイバル訓練の途中でチョコレートケーキを作ってしまうなど、陽気な性格の端々をのぞかせる。すべては祖父から教えられた知恵と大学時代にかじった科学知識、そして彼自身の天才的なひらめきによるものなのである。

  

第1話 決死の救出作戦 MacGyver Pilot

 

あらすじ

原因不明の爆発で地下研究所が破壊される。所内に閉じ込められた科学者たち。マクガイバーは彼らを救い出すことができるのか……。


・オープニング前のミニエピソード

 マクガイバー中央アジアに墜落した戦闘機に積まれていたミサイルの部品を回収する任務を受け、現地に潜入する。ミサイルは兵士たちに厳重に守られており、さらにパイロットが生きていることが判明した。マクガイバーはミサイルの部品を取り外し、パイロットと共にパラシュートで脱出した。


・本編

 ニューメキシコの地下でオゾン層の研究をしている政府の研究所で大爆発が起こり、ノーベル賞級の科学者二人が地下の最深部に閉じ込められた。しかも研究所からは硫酸が流れ出ており、これが地下水を通って付近の川に流れ込めば、さらに被害が広がる。硫酸の中和のために苛性ソーダを流し込む必要があり、その期限は5時間後。マクガイバーは救助のため単身地下に向かう。

 マクガイバーは警備用のレーザー光線などを突破し、バーバラという研究者と共に地下へと降りていく。硫酸タンクからの液漏れをチョコレートでふさぎ留め、汚染が広がらないようにした後、さらに地下へと向かう。

 そしてようやく二人の博士と出会うが、その片方が今回の爆発事故の犯人だと解る。博士は政府からオゾン層を破壊する兵器を作れと命令されており、その道の権威である自分ともう一人が死ねば兵器開発が止められると思っていたのだった。

 一方地上では、苛性ソーダ注入のため研究所をモグラミサイルで破壊する時刻が迫っていた。マクガイバーは配電盤を操作し、電灯を点滅させることでモールス信号を送り、自分たちが無事だと知らせる。かくしてミサイル攻撃は中止され、マクガイバーたちは救出された。

感想

 評価は○。

 我らが冒険野郎の物語を30数年ぶりに見たのですが、記憶の通り面白かった~。マクガイバーがどんな状況においても、焦らず騒がず、ひょいっとアイデアを出して手近の物で危機を切り抜けていく様が実にカッコよかった。「マクガイバーとはこういう感じの番組だったよね」というものが一話目から堪能できて、本当の面白かったなぁ。


今回の見どころ

・伸ばしたクリップを回路に突っ込み、ミサイルの爆発を止める
・木から紐で吊り下げたライフルに紙マッチによる簡易導火線を組み合わせ、時間が来ると銃が発射されるようにする
・信号ピストルの発射口を狭くしてロケット噴射代わりにする
・双眼鏡の反射鏡を取り出してレーザー光線を反射する
・消火栓のホースの口をふさいでから水を出し、ジャッキ代わりに使う
・チョコレートで硫酸タンクの裂け目をふさぐ
・カゼ薬のカプセルにナトリウムを詰め、水の入った瓶に落として簡易の爆弾を作る
・配電盤を操作して電気の点滅で信号を送る