感想:NHK番組「オイコノミア」「マンガとアニメ 熱~い現場の経済学」


「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)

オイコノミア NHK http://www4.nhk.or.jp/oikonomia/
放送 NHK Eテレ

【※以下ネタバレ】
 

“経済学”という学問の、本当の目的を知っていますか?
実は、経済学とは、
「人々がどのように生きれば皆で一緒に幸せになれるのか?」を考える学問です。
社会の荒波にもまれている皆さん! 日常生活のあんなことやこんなこと、
又吉さんと一緒に、経済学の視点から見直してみませんか??
疑問やお悩みが、スッキリ晴れてしまうかも!?

 

マンガとアニメ 熱~い現場の経済学 (2017年5月17日(水)放送)

 

内容

オイコノミア「マンガとアニメ 熱~い現場の経済学」


今、漫画・アニメ業界に新たなブーム到来!そして制作現場にも変革の波が押し寄せている。又吉が見た、衝撃のアニメーター生活とは?さらにアニメの効果を経済学で深掘り!


いまやクールジャパンの代表格、漫画やアニメ。最近は見る側だけでなく作り手側に大変革が起こっている。従来なら製作資金が足りず公開がかなわなかったアニメ作品がクラウドファンディングによって上映が実現したり、ヒットアニメが予想を上回る経済効果を生むなど、あちこちに経済学が潜んでいる。さらに漫画・アニメの現場を支える若手たちの身を削るような生活ぶりに又吉が絶句。その改善に経済学が大いに生かせるという。


【ゲスト】西野亮廣,【出演】又吉直樹,【講師】大阪大学教授…大竹文雄,【語り】朴ろ美

・映画「この世界の片隅に」は、クラウドファンディングで資金を集めて制作。公開すると大ヒット。


・アニメ業界は、製作される本数も市場規模も拡大しているが、若手アニメーターの待遇は底辺レベル。一枚200円で、月産300枚なので、月収6万円にしかならない。過去はそれなりに稼げる仕事だったが、今は絵の密度が過去の3~4倍になっているので、枚数が描けず、まともな収入が得られない。


・アニメ業界に製造業の考えを持ち込んだ経営者がいる。CGアニメを作る際に、普通なら一人がキャラのデザインをしてCGのモデリングをして、と何でもやるのに対し、この会社は

モデリング
リギング(キャラに関節を入れる
ライティング
アニメーション
PCのシステムサポート
etcetc

徹底分業制ににしている。各人が専門性を極めることで、その仕事についての能力が上がり、カイゼンも行われてより効率が上がる。


・映画「君の名は」の劇中で「組みひも」が重要アイテムとして使われている。そのため組みひも業界が今物凄い注文を受けて大儲け状態。また人気作品の「聖地巡礼」で、舞台となった場所に観光客が押し掛ける。

 このように、ある企業の活動で、直接には金銭の取引がない業界が儲かることを「(正の)外部性」と言う。つまりアニメ業界が衰退すれば、観光業とかにもマイナスの影響が出ることも考えられる。とすれば、アニメ業界に補助金を出して支援する、という考え方もありである。「アニメーターが貧しくて食えないから補助する」のではなく、他の業界への波及効果を考えて税金を入れる、という考えもそれはそれで筋が通っている。


感想

 芸人の又吉直樹が大学の先生と経済について話し合う番組。今回はオタ業界がテーマなのでじっくり見てみました。

 組みひも業界の大儲け話とか、アニメとは異なる他業界への経済波及効果話とか、アニメの完全分業体制の話とか、色々面白かったな。


 ところで、この番組は朴ロ美がナレーションなんですね。声優の仕事の頂点と言われるナレーションに、しかもNHKの番組で、たどり着いていたのか。
  
 
「君の名は。」Blu-rayスペシャル・エディション3枚組(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)
 
 

感想:劇場アニメ「劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) 負荷領域のデジャヴ」(2013年)

劇場版 STEINS;GATE シュタインズゲート 負荷領域のデジャヴ [レンタル落ち]

劇場版『STEINS;GATEシュタインズ・ゲート)』公式サイト http://steinsgate-movie.jp/
放送 AT-X。2017年1月1日(日)

【※以下ネタバレ】
 

いくつもの世界線を越えてきた彼らの物語は、ついに劇場へと収束する


「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。秋葉原の片隅、「未来ガジェット研究所」で偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまったことから、彼とその仲間たちは世界規模の大事件に巻き込まれることになる。本作「シュタインズ・ゲート」は、タイムパラドックスにより引き起こされる悲劇と、それに立ち向かう仲間たちの絆を描く物語である。


Xbox 360用ゲームとして発表された原作は、先の読めない展開と、張り巡らされた様々な伏線が一気に回収されるクライマックスが話題となり、一大ムーブメントを巻き起こした。他機種への移植版やコミック、小説などへのメディアミックスも多数展開され、2011年4月にはTVアニメが放映開始となる。リアルと“想定科学”の入り混じる独特な世界観を鮮烈に描き出し、原作の魅力を最大限に引き出したストーリー構成によって、更なる反響を呼んだ。


そして今回、「シュタインズ・ゲート」は劇場という舞台で、まだ誰も見たことのない結末へと収束する―。制作にあたりTVアニメスタッフが再結集すると共に、原作MAGES.がストーリーを完全監修。本編トゥルーエンドの”その後”に起こる事件を、完全新作で描き出す。劇場版新ビジュアルに描かれた、2人の牧瀬紅莉栖。彼女が胸に抱く白衣と、流す涙の意味は…?すべては2013年春、いま再び、「シュタインズ・ゲート」の世界線が動き出す。

 

あらすじ

 2011年8月。倫太郎が世界線「シュタインズ・ゲート」にたどり着いてから一年が過ぎ、倫太郎たちは相変わらず「未来ガジェット研究所」で益体も無いガラクタをいじくっていた。そんなある日、紅莉栖がアメリカから一年ぶりに帰国し、歓迎のためラボのメンバー+ミスターフラウン父娘によるBBQパーティーが開催される。しかし、倫太郎は過去に体験した世界線のリアルな幻覚に度々見舞われていた。

 翌日、紅莉栖の目の前で倫太郎は姿を消し、しかも最初から倫太郎という人間は居ないことになっていた。さらに、すぐに紅莉栖自身も全てを忘れ、何かがおかしいという漠然とした違和感しか感じなくなってしまう。紅莉栖は、その違和感の原因を突き止めるため、セルンをハッキングして得た情報で、電子レンジと携帯電話を組み合わせ、意識を過去に送るタイムリープマシンを開発する。そして自分の意思を違和感の始まった日の前日へと飛ばす。

 紅莉栖の意識はBBQパーティーの最中に戻り、そこで倫太郎の事を思い出すが、この時点で既に倫太郎は消滅と出現を繰り返していた。さらに紅莉栖は未来からタイムマシンでやってきたという鈴羽と出会い、倫太郎がリーディングシュタイナーの能力のせいで、このシュタインズ・ゲート世界線に隣接するR世界線に移動しようとしていることを伝える。

 やがて二人のところに倫太郎が現れ自分に起きていることを知るが、紅莉栖が未来からやってきたことを知ると、タイムリープマシンを壊して二度と時間移動するなときつく警告する。そして翌日倫太郎は消滅するが、紅莉栖は倫太郎の意思を尊重し、そのまま倫太郎のいない世界を生きることに決める。

 しかし紅莉栖は鈴羽に叱咤されたことで考えを変え、倫太郎を取り戻す決意を固める。そして倫太郎をこの世界線に定着させるため強烈な記憶を与えればいいという事でタイムマシンで2005年に戻るが、紅莉栖が不用意に倫太郎に声をかけたせいで、倫太郎は車にはねられて死んでしまう。

 紅莉栖は改めて過去改変の恐ろしさを思い知り、身動きが取れなくなる。しかし、まゆりやダルたち全員が微かでも倫太郎の事を覚えていると知り、勇気づけられて再度2005年に向かう。そして上手く倫太郎に接触し、倫太郎がまゆりを元気づけるためにマッドサイエンティストキャラを演じるきっかけを作る。かくして倫太郎はシュタインズ・ゲートの世界線に戻ってきた。終わり。


感想

 評価は△。


 2011年4月・7月クールに全24話で放送されたテレビアニメの続編。当時原作ゲームが絶賛の嵐だったのですが、テレビアニメも見てみるとこれがとてつもない面白さで、「この内容なら評価されるのも当然」と納得したものでした。いわゆる「空想科学ADV」シリーズのゲームは全てアニメ化されていますが、これを超える作品は存在しないと断言します(※というか、シュタゲ以外の作品はどれも私には「大外れ」です……)


 さて、本作は「シュタゲの劇場版」という情報しか無くて視聴したので、スタートするまでは「テレビシリーズの総集編(含む新作カット入り)」という映画だと思い込んでいただけに、まさかの「続編」という事に気が付いて、あの素晴らしいラストにどんなストーリーを続けるのかとワクワクしたのですが……

 うーん……、これは「ハズレ」だなぁ……、これこそまさしく蛇足というべきものじゃないでしょうか? 結局テレビアニメで「《倫太郎》が《まゆり》を」取り戻すためにやったことを、映画では「《紅莉栖》が《倫太郎》を」に置き換えただけじゃん。セルンの襲撃もないから、サスペンス要素も無いし。

 さらに紅莉栖の意思がブレブレ過ぎで、

1)倫太郎に説教されたから過去改変はしないことにした
2)鈴羽にビンタされたから、やっぱりタイムマシンで過去を変えることにした
3)少年倫太郎が事故で死んだので、やはり過去改変はしないことにした
4)まゆりたちが倫太郎を覚えていたので、やはりタイムマシンで過去を変えることにした

 って、ふらつき過ぎだろ。


 まあ、全然ダメな映画ではありませんでしたが、わざわざ作るほどの物でもなかったね、という評価です。私の心の中のシュタゲは、テレビシリーズの最終回で綺麗に終わった、という事にしておきます。


劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ


<ストーリー>
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。彼とその仲間たちは偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまう。それが引き起こすのは、何度過去改変(世界線の移動)をしても訪れる、仲間の死という残酷な未来だった…。絶望に打ちひしがれる岡部に差すひとすじの光、それは誰も死ぬことのない未来、「シュタインズ・ゲート」と呼ばれる世界線。時間軸を超えて絡まりあった謎を解き明かし、ついに「シュタインズ・ゲート」に辿り着いた岡部。しかしいくつもの世界線を超えた岡部の脳には、多大な“負荷”がかかり始めていた…。



<スタッフ>
原作:志倉千代丸/MAGES./Nitroplus
総監督:佐藤卓哉浜崎博嗣
監督:若林漢二
シナリオ監修:松原達也・林直孝
脚本:花田十輝
キャラクター原案:huke
キャラクターデザイン・総作画監督坂井久太
アニメーション制作会社:WHITE FOX



<キャスト>
岡部倫太郎:宮野真守
椎名まゆり:花澤香菜
橋田至:関智一
牧瀬紅莉栖:今井麻美
桐生萌郁:後藤沙緒里
漆原るか:小林ゆう
フェイリス・ニャンニャン:桃井はるこ
阿万音鈴羽:田村ゆかり

 
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2017年視聴映画のあらすじ・感想の一覧はこち

2017年視聴映画あらすじ・感想一覧
 
 

感想:NHK番組「驚き!ニッポンの底力 自動車王国物語2」

超重機アスタコNEO ~1/22スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~

驚き!ニッポンの底力 http://www4.nhk.or.jp/P3782/
放送 NHK BSプレミアム。2017年5月20日(土) 21:00~22:30。

【※以下ネタバレ】
 
 

内容

驚き!ニッポンの底力「自動車王国物語2」


日本が世界に誇る“自動車産業”に大注目、今回はその第2弾。前回よりもさらにパワーアップさせ、ニッポンの自動車のものづくりの最新現場に密着します!


近年、安全運転や事故防止に欠かせないツールとなってきた衝突防止システム。その性能を極めようと格闘する日本の技術者の研究現場を大紹介。そして、自動車の軽量化や燃費に多大な貢献をしている日本製の“強くて軽い”究極の鉄・「超ハイテン」の秘密を製造現場から探る。さらに、いま日本で独自の進化をとげているプレミアムバスの魅力や製造過程も大公開。そのほかニッポンの自動車の最新情報を盛りだくさんでお届けする。


【司会】高橋克典,【ゲスト】テリー伊藤,福田彩乃,【リポーター】ハマカーン,【アナウンサー】雨宮萌果

 
●自動ブレーキ

 SUBARUが開発した自動ブレーキ。実は20年前の1997年から作っている。カメラが二つ付いたステレオカメラという物で前を見て、ぶつかりそうになったらブレーキをかける、というシステムの開発を始め、1999年に発売したが、雨の日や夜では上手く機能しないため、さっぱり売れず。

 2003年にはレーダーと組み合わせて精度をあげてみたが、おかげであまりにも高くなりすぎて、買うのはライバル自動車会社と研究機関だけ、という悲惨な結果に、

 それでも粘り強く精度を上げて2016年には百万台売れるヒット商品になりました。そして追突事故が80パーセント減少。しかし研究者は残り20パーセントの事故を無くそうと頑張っています。



●バス

 三菱ふそうの工場を訪問。バスは量産するものではなく個別の注文に対応して作るオーダーメイドのため、一日8台しか作れない。昔はエアコンの機械は車体の下に有ったのですが、「爆買い」対応で大きな荷物室を下に作るため、今はエアコンは屋根に取り付けられています、云々。



●強い鉄「超ハイテン」開発物語

 車には通常の鉄より硬い「ハイテン」という鉄が使われていたが、日産は軽量化のためさらに強い鉄「超ハイテン」の開発を新日鉄に依頼。鉄の冷やし方により硬度があげられると見当がついたものの、目的の硬さを得るために二年間試行錯誤した。

 そしていざ「超ハイテン」が完成したが、今度は硬すぎて上手く部品が作れない。部品工場では、「一気に曲げるのではなく少しづつ曲げることを積み重ねる」とか工夫して部品を作っています。



●車体が布の自動車

 あるベンチャー会社が作った電動ミニ自動車「rimono」(リモノ)は、車体が布製。布は店のひさしに使われる耐久性のあるもの。可愛い自動車を作ろう、という目的でミニ自動車を作り始めて、大企業も興味を持って一枚かんでくれて、夢が実現しました。



●腕が二本ある重機

 アスタコネオという重機は腕が二本あります。それは、左は物をつかむため、右は切るため、と用途が違うから。従来の重機では二台必要な作業が、アスタコネオなら「左で掴んで右で切る」と一台で行えます。なおアスタコとはスペイン語でザリガニのこと。



●水ブル復活物語

 水ブルとは「水陸両用ブルドーザー」の略。無線操作で水深7メートルまでもぐって作業できます。

 2011年の東日本大震災の際、水ブルを使っている工事会社は、すぐに現地で水ブルが必要になると考えたものの、既に生産中止となっており、動いているものも故障が頻発している有様。そこでコマツに修理を依頼したものの、すでに生産していないから部品がない。日本中の会社から昔の図面をもとに部品を作ってもらったものの、形が合わないとか穴が合わないとかいちいち問題があり、全体の98パーセントに手を入れる羽目になりました。

 2013年2月に水ブルが必要な工事が有ったため、コマツの人が頑張って作業して、なんとか工事に間に合うことが出来ました。


感想

 2014年11月放送のパート1 http://perry-r.hatenablog.com/entry/20141103/p1 から二年半ぶりのパート2。自動車は鉄道と違って乗用車から工事車両から色々ネタが広くとれるので、鉄道ネタより面白い気がします。今回も楽しめました。
 
 
アスタコネオ
ハセガワ 1/35 日立建機 双腕仕様機 アスタコNEO クラッシャー/鉄骨カッター仕様機 プラモデル SP361
水ブルの絵本
のっぽのスイブル155
 
 

感想:劇場アニメ「劇場版トリニティセブン 悠久図書館と錬金術少女」(2017年)

「劇場版トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-」 [Blu-ray]

劇場版「トリニティセブン」公式サイト http://movie.trinity-7.com/
放送 AT-X。2017年5月21日(日)

【※以下ネタバレ】
 

トリニティセブン』が新作エピソードとして、劇場に帰還する--!


シリーズ累計300万部突破の大ヒットコミックス『トリニティセブン』(原作:サイトウケンジ奈央晃徳KADOKAWA)が、2014年放映のTVシリーズを経て、待望の劇場版アニメーションとして還ってくる!


「とある科学の禁書目録」シリーズの錦織博(監督)、友岡新平(キャラクターデザイン・総作画監督)、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND(音楽)、セブン・アークス・ピクチャーズ(アニメーション制作)ら、TVシリーズのスタッフが再集結!さらに原作者・サイトウケンジ自らが脚本を担当。


番外編ノベルとして刊行された外伝エピソードとなる「悠久図書館と錬金術少女」を基に書き下した新作エピソードとして、2017年2月、スクリーンを支配する!

 

あらすじ

 ある日、アラタがリリスの魔道書「ヘルメス外典」に触れた途端、魔道書が人間化したため、アラタはその子を「リリム」と名付ける。ところが直後「悠久図書館」という物が出現し、図書館に封印されていた「白き魔王」が、アラタを殺して代わりに自分が魔王になろうとする。アラタとトリニティセブンの七人は総力戦で白き魔王を倒すが、リリムは消えてしまった。おしまい。


感想

 評価は△。

 2014年10月クールで放送されたテレビアニメ「トリニティセブン」の2年ぶりの新作。しかし内容が……、期待させておいてこれは酷過ぎる……


 テレビシリーズは、「魔王級の力を持つ男アラタと、《トリニティセブン》と呼ばれる七人の美少女魔導士がイチャコラしながらバトルする」という超王道級の内容ながら、めっさ面白くてお気に入りの作品でした。ということで新作が劇場版として公開という事で、これは期待せずにはいられなかったのですが……、うぁぁぁぁ。あんまりすぎるぅぅぅ。


 なんといってもいただけないのは、内容がほぼゼロということ。いきなり新キャラの美少女が現れたかと思うと、さらに唐突にライバル魔王(笑)が現れるものの、主人公&美少女軍団の総攻撃の前に「こんなバカなぁぁぁ」とか言いながら滅びてしまう、というどうしようもないスカスカぶりで、もう呆れかえれました。

 またキャラクターたちの顔見世の仕方も全くわざとらしく、義務みたいに決め台詞を決めながら次々と登場してくるだけのため「もっと自然な導入は出来ないのか」とまゆを顰めましたが、その後がまたひどい。いきなり戦闘シーンに突入してしまい、以後女性声優の台詞は戦闘シーンの必殺技の掛け声だけ……、なんだそりゃ。で、みんなで協力して魔王をぶっ倒しておしまい……、えぇぇ。これだけ?


 あんまりにも酷いのでシナリオを書いたのが誰かと確認したら、まさかの原作者のサイトウケンジ氏。えええ、原作者自ら筆を取ってこれとは、ファンはやりきれないですよ。また映画のためにでっち上げた話かと思いきや、以前に自身が書いた外伝小説がベースのアニメらしい……、ひでぇ。こんなんでファンから金をむしり取ろうとしたのか……


 いやはや、もう失望しか無かったです。期待していた分反動が酷くて泣けてきそう……


 ところで、ラスボス白き魔王の声は島崎信長だったんですね。てっきり緑川光かと。何故空耳しちゃったのかしらん。


劇場版トリニティセブン -悠久図書館と錬金術少女-



それは、別れを告げる終末(さいご)の戦い


<ストーリー>
再び訪れる、世界崩壊の危機――。


ある日、“魔王因子”を持つ魔王候補・春日アラタが、トリニティセブンの一人・浅見リリスの魔道書『ヘルメス外典』に何の気なしに触れた瞬間、眩い光に包まれ、目の前には謎の少女が姿をあらわす。


リリム」と名付けられ、アラタとリリスを親と慕う少女。
だが、少女の出現と同時に、世界に異変が――。


目覚める禁忌の“悠久図書館”。


そこには、錬金術の究極の産物――
人の手によって造られし”白き魔王“が封じられていた。


“白き魔王”は、真の魔王へ至るため、アラタとトリニティセブンたちの抹殺を企てる。


かつてない強大な力を持つ”白き魔王“を前に、
世界の崩壊と、絶体絶命の危機がアラタたちを襲う――。


アラタとトリニティセブンたちは、この世界を守れるのか?
彼らの最後の戦いが今、始まる――!



<スタッフ>
原作:サイトウケンジ奈央晃徳(KADOKAWA 月刊ドラゴンエイジ連載)
監督:錦織 博
脚本:サイトウケンジ
脚本協力:吉野 弘幸
キャラクターデザイン・総作画監督:友岡 新平
クリーチャーデザイン:森木 靖泰
武器デザイン:大塚 あきら
プロップデザイン:岡戸 智凱
美術監督:大久保 錦一/HIJIRI
色彩設定:西村 薫
撮影監督:榎本 めぐみ
美術設定:泉 寛
特殊効果:福田 直征
3DCG:山口 直人
編集:関 一彦
音響監督:えびな やすのり
音響制作:スタジオマウス
音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズテレビ東京ミュージック
アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
製作:トリニティセブンE.A.製作委員会
配給:エイベックス・ピクチャーズ



<キャスト>
春日アラタ:松岡禎丞
浅見リリス原由実
神無月アリン:内田彩
風間レヴィ:佐倉綾音
山奈ミラ:日笠陽子
不動アキオ:柚木涼香
倉田ユイ:村川梨衣
リーゼロッテ=シャルロック:東山奈央
リリム日高里菜
セリナ=シャルロック:洲崎綾
ソラ:釘宮理恵
春日 聖:諏訪彩花
学園長:三木眞一郎
マスター・リベル:山下七海
ルーグ:福原綾香
イリア:赤﨑千夏
ラスト・トリニティ:島﨑信長
アナスタシア=L:M・A・O
マスター・アカーシャ:南條愛乃

 
トリニティセブン 7人の魔書使い The Novel 悠久図書館と錬金術少女 (ドラゴンコミックスエイジ)
劇場版 トリニティセブン 悠久図書館と錬金術少女 前売り券 特典 オリジナル A3クリアポスター アニメイト ゲーマーズ 限定
劇場版トリニティセブン キャラクターソング「THANKSGIVING ≡ LYRICS」
 
 

2017年視聴映画のあらすじ・感想の一覧はこち

2017年視聴映画あらすじ・感想一覧
 
 

感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第20話「透明惑星の幻人間」

コロムビア・サウンド・アーカイブス キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-

東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第20話 透明惑星の幻人間(まぼろしにんげん) (「透明惑星危機一髪!」より)

 

あらすじ

 「透明惑星危機一髪!」編・第4回(全4回)

 キャプテンフューチャーたちは、謎の偏光現象により物が見えなくなってしまったが、フューチャーはコメット号の計器を指で触って確認することで、なんとかコメット号を透明惑星に着陸させることに成功する。しかしフューチャー一行は、惑星の住民たちに捕まって牢に入れられてしまう。

 直後フューチャーたちを一人の地球人の老人が訪ねてくる。老人はハリス・ヘインズという、40年前に異次元の探検に出かけたまま行方不明となっていた人物だった。ヘインズはクォルンたちの宇宙船で地球に連れ帰ってもらう予定だと言う。フューチャーは強引にヘインズに状況を説明させる。

 実はこの惑星は、大昔は目に見えるごく普通の惑星だった。しかし同じ星系の惑星に住む水棲人から攻撃をたびたび受けるため、ある科学者が「宇宙の宝石」という機械で惑星を透明化させたのだった。住人たちは何も見ることが出来なくなったものの、攻撃を受けるよりはマシと考え、聴覚を発達させて生きる道を選んだ。それから長い年月が経ち、もはや水棲人たちは絶滅していたが、今更透明化を解除しても、目が見えず科学力も発展していない住民たち「幻人間」(まぼろしにんげん)たちは外敵から身を守れないため、透明化を続けているのだった。

 ヘインズは40年前、「宇宙の宝石」目当てでこの惑星にやってきたが、やがて住民たちを気に入り、宇宙船を壊してこの星に永住することを選んだ。しかし歳を取り、命が残りわずかなことを悟ると、望郷の念が耐えがたくなったのだという。

 しかしクォルンはヘインズとの約束を破り、「宇宙の宝石」を奪い去ってそのまま逃走してしまう。置き去りに資されたヘインズはクォルンの船の攻撃で死んでしまった。

 フューチャーは、クォルンの目的は、自分の基地惑星を透明化して外部からの攻撃を受けないようにしてしまう事だと見ぬく。フューチャーたちはクォルンの宇宙船を追跡して乗り込み、クォルンと秘書のヌララは取り逃がすものの、宇宙の宝石は奪還することが出来た。フューチャーたちのおかげで、幻人間は再び透明惑星を取り戻した。すべてが終わり、フューチャーたちは、懐かしの地球へと帰っていった。


脚本:星山博之


感想

 序盤にフューチャーがコメット号の計器をじかに触れることで状況を確かめる、というシーンがあります。原作は多分ここは「計器の針」の振れ具合を確かめているから物が見えなくてもなんとかなる、という事だと思いますが、アニメでは電子機器なので、そのデータを指でどう確かめるというのか、とつい笑ってしまいました。

 このエピソードの一話目から「ハリス・ヘインズという男が異次元宇宙に行ったらしい」と度々説明されるのですが、本人は全然出てこないので、台詞の上だけの存在かと思っていたら、最後にまさかの登場。ちょっと意表を突かれました。

 散々引っ張り続けていた「歴史上最大の宝物」の正体は、惑星透明化装置でした。確かに凄い機械ですが、クォルンが「宝を手にいれた暁には、銀河系を支配できるぜ、フハハハハ」と豪語するような物でも無いような……、そもそもこれ「宝物」か? とキャプテンフューチャーらしいツッコミどころ満載の真相でした。でも、まあまあ面白かったよ。


一言メモ

 原作小説では、クォルンは「太陽系七つの秘宝」「透明惑星危機一髪!」の二作に登場し、「透明~」のラストでお別れとなります。しかし何故かアニメでは作品の放送順が入れ替わっているため、クォルンとヌララはまんまと逃走し、次のエピソード「太陽系~」で再度フューチャーと対決することになります。何故入れ替えたのかなぁ?


キャプテンフューチャー」の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下からどうぞ

アニメ「キャプテンフューチャー」あらすじ・感想まとめ


透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4> (創元SF文庫)
 
 

【プレイバイメイル】Togetterまとめ『PBM「蓬莱学園の冒険!」はなぜいまだにスゴいと囁かれ続けるのか』で懐かしさに震えてしまった

試験に出る蓬莱学園!

PBM「蓬莱学園の冒険!」はなぜいまだにスゴいと囁かれ続けるのか - Togetterまとめ
https://togetter.com/li/1111849

 
 いやはや「蓬莱学園」とは懐かしい(というかそもそもPBMが懐かしい)。個人的には「蓬莱学園」は、1990年代のオタク系コンテンツを振り返るとき、外せないものの一つだと思ってます。PBMから始まって、TRPGと小説とコンピューターゲームへと勢力範囲を広げて一大コンテンツになりましたからね。中村博文氏のイラストもまた懐かしい。
 

そもそも「PBM」って何なのさ?

まずPBMというのが大変説明しにくいんですが、ざっくりいうと「郵便でやりとりするゲーム」で、中でも「1年間くらいかけて数千人で同時に遊ぶRPGタイプの企業運営ゲーム」のことをここでは指します。

 
 今となっては信じがたい話なのですが、PBM(プレイバイメイル)というのは、おおざっぱに言うと「オンラインRPGをコンピューターではなく人力で運営する。連絡は郵便で行う」という感じのゲームでした。

 まず運営会社に『有料で』申し込むと、ゲームを始めるためのスタートブックとでもいうべき冊子が届きます。その中には、このゲームはどんな世界観で、どんなキャラクターが選択できて、プレイヤーは何ができるか、という事が書かれています。また、物語世界のあちこちでは、今こんなこんなことが起きていますよ、といったニュース的な情報も与えられます。

 プレイヤーはまず自分のキャラクター(名前とか所属とかそういうもの)を設定し、続いて取らせたい行動を「ハガキに書いて」(!)送ります。すると運営会社の方で、あなたのキャラクターには何が起きましたよ、と、返信してくれるわけです。


 例えば、ニュースで「XX町の△△ビルには夜な夜な怪しい人影がうろついているのが目撃されている」と書かれていたとします。そしてハガキには選択肢で

「1番 △△ビルを調べる」
「2番 □□新聞社を訪ねる」
「3番 自宅で体力を回復する」
(以下略)

とか書いてあるので、「今回は△△ビルを調べよう」と思えば、おもむろに1番を選択してハガキを返送します。翌月になると、またゲーム世界のニュースを記載した冊子と、キャラクターに何が起きたか、という回答が届きます。ちなみに、自由記入欄もあり、選択肢以外の行動をとりたい場合はそれを文章で書く、という事もできました。


それって面白いの?

 とまあ、すごいゲームシステムなんですよね。やりようによっては、自分のキャラクターが物語世界の重要人物となって、ゲームの流れを左右できるわけです。例のニュース冊子に、自分のキャラクターが活躍したことで爆弾テロが未然に防がれた、とかなんとか書かれる可能性があるんですよね。夢がありますよね。

 ただし……、問題は「可能性」が有っても、現実にはそううまくはいかない、という点でした。先に書きましたが、参加者は「物語世界の情報を得て、適切な行動をとる」の繰り返しです。そして、活躍したいと思えばニュース冊子の情報だけではとても足りず、参加者同士で情報を交換し合い、ゲーム世界で何が起きているかを十二分に把握し、物語の焦点となる局面に参加して、適切な行動をとる必要があります。

 となると……、とにかく参加者同士で何人も何十人ものネットワークを作り、互いに知っている情報を交換し合い、物語の流れを把握し、そのうえで自由記入欄にコレという行動を記入して送る、くらいまですれば面白いのでしょうが、田舎で細々と一人でプレイしているような人間はとてもついていけないんですよね。

 ゲームは半年から一年という単位で展開されるのですが、下手をすると十二か月全て「あなたのキャラクターには何もおきませんでした」で終わってしまうことになります。私が参加したのは「蓬莱学園」のひとつ前に展開された「ネットゲーム88」という物でしたが、キャラクターに何も起きず、世界で何が起こっているのかもわからないまま、で終わってしまいました。

 当時は「PBMという凄く斬新な試み」がどんなものか知りたかったので、払った大金は見物料として割り切れましたが、娯楽にはなってなかったなぁというのが強烈な印象として残っています。

 まあ、逆に言えば、他のプレイヤーとの交流がたやすい都市圏の人には楽しめる娯楽だったんだろうなとは思いますけどね。


蓬莱学園」とは?

蓬莱の設定的な特徴は「巨大学園」であることと「随所にあふれる東洋趣味」だと思います。まず巨大学園。とにかくでかい。10万人の高校生が狭い島に押し込まれている。何が起こるか。混乱と狂騒に決まっています。毎日がコミケみたいなもん。

 全寮制の大人がいない学園物で、学校が一つの都市ほどの規模があり、色々なクラブ活動があって、軍隊すら存在する、とかいう、何でもありの世界観。聞いただけでめちゃくちゃ面白そう。しかもイラストは中村博文氏の魅力一杯の絵。(中村博文氏って今でも有名なんですかね?) 世界設定の勝利でした。

 ゲームは1990年の一年間実施され、ゲーム終了後に総集編(?)みたいな本が発売されて、ゲームで何が起こったかを後追いで読んだのですが、とても楽しそうでした。いや、つまり参加はしてないんですよね。ネットゲーム88で懲りたんで。

 蓬莱学園は、この魅力的世界を終わらせるのはもったいないとばかり、その後、TRPG版が発売され、小説が発売され、ファミコンゲームが発売され、と世界観を猛烈に拡大させました。PBMもその後続編的な物がいくつも展開されましたしね(その頃にはゲーム雑誌というのものが無くなり情報が上手く伝わってこなかったのでよく知らないのですが……)

 という事で個人的には「蓬莱学園」モノは1990年代と密接に結びついているコンテンツなのです。でもまあ、末路は多分作りすぎて飽きられてしまったんじゃないかなぁと推測しているのですが、どーなんでしょうかね?


という事で

 PBMという娯楽がまず懐かしいし(もう30年前の話だよ……)、蓬莱学園というコンテンツも懐かしいし、二重にノスタルジーに襲われて大変でしたよ。個人的にも良い時代でしたしねぇ……、あの頃は自分も若かったよ……


蓬莱学園ワールドツアー
なんでもかんでも蓬莱学園!
 
 

感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第19話「惑星ただ一人」

コロムビア・サウンド・アーカイブス キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-

東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第19話 惑星ただ一人 (「透明惑星危機一髪!」より)

 

あらすじ

 「透明惑星危機一髪!」編・第3回(全4回)

 キャプテンフューチャーはウル・クォルンに正体を見破られ武器を奪われるが、エアロックに逃げこみ、外側の扉を開けることで手出しができない状態に持ち込む。クォルンは近くの氷惑星に着陸し、フューチャーを捕まえようとするが、惑星の夜が明けすぐに氷が解けて大洪水になると気が付き、フューチャーを置き去りにして立ち去ってしまった。

 一方、サイモン教授たちは、異次元宇宙に移動するための装置「次元転換装置」を完成させ、コメット号に取り付けていた。そこになんとか帰還してきたグラッグ&ケン、さらに地球から駆け付けたジョーン&エズラが合流したため、一行は異次元宇宙に旅立った。

 氷惑星に置き去りにされたフューチャーは、宇宙服の装備を流用することで通信機を作り上げ、コメット号が異次元宇宙に来ていることに賭けて通信を送る。そしてコメット号はその通信を辿ってフューチャーを見つけ、見事に再会することが出来た。

 フューチャーたちは、この惑星が属する星系の他の二つの惑星を調べるが、クォルンたちの姿はなかった。フューチャーは、もしかするとこの星系には透明な惑星があるのではと推測するが、コメット号は本当に地球程の重力を持つ見えない惑星を検知する。

脚本:星山博之


感想

 前回グラッグとケンが鍾乳洞の中に置き去りにされて、この二人はどうなるんだろうとヤキモキしていたら、簡単に帰ってきちゃたので笑った。二人は脱出劇を「クォルンの基地にロープとかあったので使用してなんとか脱出した」「途中から暗闇族に出口まで案内してもらった」というセリフで簡単に済ませちゃうんだもんなぁ。確か都市から鍾乳洞がある谷まで300キロは有ったはずなのですが……

 運の強いフューチャーは、異次元の惑星に置き去りにされても、全然困ることなくあっさり合流。まあこのご都合主義展開がキャプテンフューチャーらしいと言えばそうなんですけどね。

 クォルンが狙っている「歴史上最大の宝物」とは何なのか全く覚えていないのですが、結構しようもないものだったような気がする。次回の種明かし編が楽しみです。


キャプテンフューチャー」の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下からどうぞ

アニメ「キャプテンフューチャー」あらすじ・感想まとめ


透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド <キャプテン・フューチャー全集4> (創元SF文庫)

【ウォーゲーム】アウクスブルク同盟戦争キャンペーン物「Nine Years War」のリプレイ発見

ルイ14世期の戦争と芸術――生みだされる王権のイメージ

コンパス社のカードドリブンって、今のところ傑作の森なんでは...(Compass)Nine Years War〔アウクスブルク同盟戦争 1688年 - 1697年〕 : YSGA(横浜シミュレーションゲーム協会) 例会報告
http://ysgapicaro.exblog.jp/26860976/

 
 コンパスゲームズのアウクスブルク同盟戦争キャンペーン物「Nine Years War」のプレイ記録です。


 「アウクスブルク? はぁ? 何それ?」という方はこちらをどうぞ

世界史の窓 ファルツ戦争/アウクスブルク同盟戦争
http://www.y-history.net/appendix/wh1001-101.html

 ヨーロッパで9年も続いた大戦争だけに、今までゲーム化されなかったのが不思議という感じですが、とにかく興味があるテーマなので、内容紹介記事は嬉しいところです。