【コミック】感想:漫画「サタニスター」(三家本礼)最終回(ホラーM2008年6月号)

サタニスター (1) (ぶんか社コミックス)

 ホラー漫画誌「ホラーM」の連載「サタニスター」(三家本礼)の感想です。

ぶんか社
http://www.bunkasha.co.jp/top.html

 ホラー漫画誌「ホラーM」で最強の連載だった「サタニスター」(三家本礼)が今月号で完結しました。

あらすじ

 いづみはサタニスターのナックルでバルキリーを瞬殺した。そしてサタニスターの後継者となった。

感想

 ……、なに、この「全ての伏線を消化しきって、やることはすべてやりました」みたいな雰囲気の最終回は……、どう考えても途中打ち切り(もしくは作者がやる気を無くした)で、”最凶殺人鬼決定トーナメント”は途中で放棄、悪魔の壷も独壷幽骸も全て放り出し、サタニスターは(あまり格好良くない形で)殉職、と、腰砕けに終ってしまった漫画のはずなのに。

 「魁!!男塾」の「七牙冥界闘編」と似たような感じのバトル途中放棄で読者が放り出されてしまいましたが、作者はこの漫画に疲れてしまったのでしょうか(雑誌上の掲載位置を見るに、人気が無かったとは思えない)。

 まあ、色々と思うところはあるのですが、しかしながら、それなりに形になった結末だったから、途中経過はともかく、良しとしますかね。
 
 
最終巻
サタニスター (5) (ぶんか社コミックス)