感想:アニメ「レンタルマギカ」第24話(最終回)(AT−Xの)


 アニメ「レンタルマギカ」の感想です。

■公式サイト(小説も含めた総合サイト)
http://www.kadokawa.co.jp/sneaker/magica/

 CS放送・AT−Xでの視聴です。

第24話(最終回) アストラル


■あらすじ

 穂波はフィンと共にいつきの眼を治すためのケルトの儀式を進め、猫屋敷やアディリシアと敵対する。しかし目覚めたいつきは、自分の眼は穂波だけの責任では無く、幽霊屋敷についていった自分にも責任があると告げる。その言葉に目覚めた穂波は術を解除し、追い詰められたフィンは何処かへ消えた。

 その夜、二人は竜が完全に消える前に会いに行き、いつきは竜に「アストラル」と名付けるのだった。


■感想

 なんというか拍子抜けのアニメでした(なかなかAT−Xで放送されなかった理由が解ったような気がする)。絵はなかなか綺麗で、声優のキャスティングもまずまずなのですが、「なんかイマイチ」という要素が多すぎです。


・人材派遣していない

 アストラルは人材派遣会社ですが、そもそも派遣の仕事を殆どしていません。やれ社員がトラブルに巻き込まれただ、アディリシアがトラブルに巻き込まれただ、そんな身内のゴタゴタの解決ばっか。タイトルに偽りありです。


・世界が見えない

 魔法使いの派遣会社があるのですから、魔法が社会的に認められている世界だと思うのですが、そういう背景設定が全く見えず、この作品では世界はアストラルとゲーティアの関係者しかいないのかと思うくらいでした。


・学校に行ってない

 いつきも穂波もアディリシアも学生なのだから学校の描写も有って良いと思うんですけど、序盤にちょこっと有ったくらい。


・恋の鞘当ても無い

 穂波とアディリシアはいつきを取り合う仲の筈ですが、そーいう描写が殆ど無いし・・・


・そもそも魔法話がつまんない

 毎回の魔法バトルが全く面白くないという・・・、魔法使いが山ほどいるのにカッコイイバトルとかそういう要素は全くなし。毎回淡々と進んで淡々と終る、という感じでした。

 ということで、全てについて踏み込み不足だったという印象です。思うに、第1話の冒頭「アストラル社員が総出で怪物を捕まえる」というあそこが一番面白かったのではないでしょうか。


★まとめ

 と色々くさしていますが、これはアニメが原作を料理しきれなかったのでしょうか、そもそも原作がこの程度だったのでしょうか。誰か教えてください。