先月(7月)発売の号の感想です。
---------------------------------------
表紙=うるし原智志
・翁さい/「おしかけ!我が家の性風俗!」
巻頭カラー4ページ。
一人暮らしの兄は風俗にハマって生活費を使い果たして家の中で遭難寸前。そんな兄を見かねて、妹が白スク水で自宅のお風呂で風俗っぽいことをしてくれることになりました。
白スク水という偉大な(そしてありえない)アイテムを考えたのは誰だろう、と思索にふけってしまう一作。短いのでエロイのエロクないのは評価対象外。
・大和川/「たいへんよくできました?」
新連載1回目。主人公は大学浪人。恋人(女の子)は一足お先に合格してしまい、最近生活がすれ違い気味です。ヒロインは予備校の寮に住んでいる彼氏の部屋を訪れますが、ここでもイマイチかみ合わなくて・・・
正直言いましてエロ度は反応するレベルではないのですが、話も上手いし絵も上手い。本番シーンを外して青年誌で連載したほうがイイのでは?と思いましたね。作者はそろそろ一般誌に移行する時期では?
・柚木N'/「SIS CON! SISTER CONTACT」
幼い頃両親の離婚で別れ別れになった姉弟は、弟の大学進学をきっかけに一緒に住む事になりました。姉はいつでも弟を子ども扱いですが、弟のほうは姉に女性を感じていて・・・
今回はシリアス風味。背徳的な感じのエロがたまりません。
・安藤裕行/「路地裏の猥褻物」
ヒロインは名門法律事務所の代表。普段のお堅い姿とは別に、ストレス発散のため街中で痴女のようなことをしています。しかし今夜声をかけたのは事務所に勤務する部下で・・・
相変わらずの荒っぽい絵柄と下品な感じのエロ。しかし、有無を言わさぬ迫力が有りますな。
・緑のルーペ/「カーテン」
高校時代、廃校寸前の学校で、互いに名も知らない三人の生徒(男×2・女×1)がひたすらエッチを繰り返していました。やがて社会人となった男は、あの時の女性と再会し・・・
どちらかというとロリ系統の絵柄のくせにエッチシーンはやたらと濃厚です。しかしこの絵柄でシリアスかぁ。ちょっと戸惑います。
・木静謙二/「僕とイトコのお姉さんと」
連載3回目。前回、男の子はヒロインの勤務先の女社長にもてあそばれてしまいました。今回社長がお詫びに温泉の宿泊券をくれたので、恋人同士で出かけて楽しくエッチしました。
この人の絵っていつも思うけど、「アフタヌーン」辺りで描いていそうな絵柄だよなぁ。エッチ度? 私は使えないです。
・シャチカマボコ/「えんまさばき☆」
一人エッチの最中にマヌケな理由で死んだ主人公。あの世で出あったエンマ様は幼女でした。エンマさまは主人公がいいことも悪い事もしてないので、「エッチして、中出ししたら地獄行き、外に出したら天国行き」という事にしてエッチを始めますが・・・
まあ予想通りのオチです。あんまりロリはビンビン来ないので評価は低め。
・ナックルカーブ/「八百屋さんに行こう!」
ヒロインは八百屋さんの奥さん。周りの店はバタバタ潰れていますが、この奥さんの店だけは大繁盛です。なぜかというと、奥さんが常連さん(男限定)に「特別奉仕祭」をしているからです。
人妻が、むさくるしいおっさんやら、よく知っている近所の学生さんやらに取り囲まれて散々奉仕して犯られまくるお話。エロイ。
・もりたかたかし/「技ありスパッツ」
柔道部は部員三人とマネージャー一人だけの小さな部。でも、練習の後マネージャーがマッサージ(という名のエッチ)をしてくれます。
スパッツにやたらとこだわったお話。まーまーエッチイ。しかし柔道で「組み手」って言うか?
・ともつか治臣/「としまにあ」
夜の学校。主人公は、部の顧問の先生(メガネ美人)が結婚すると聞き、発作的に襲ってしまいます。
初登場の人ですが、そこそこいい絵柄、柔らかそうな乳、等、今後に期待のもてる作風です。
---------------------------------------
今月号は読むところが一杯で良かった良かった。