感想：小説「発信源グロソフト」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 374巻）

　小説「発信源グロソフト」（宇宙英雄ローダン・シリーズ 374巻）の感想です。

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■データ（公式）
http://www.amazon.co.jp/dp/4150117519/
発信源グロソフト (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-374 宇宙英雄ローダン・シリーズ 374) (文庫)
ハーヴェイ・パットン (著), クルト・マール (著), 工藤稜 (イラスト), 林啓子 (翻訳)
文庫: 272ページ
出版社: 早川書房 (2010/4/5)
ISBN-10: 4150117519
ISBN-13: 978-4150117511

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■宇宙英雄ローダン・シリーズ[374]巻

　日本で発売されている小説では最長を誇るＳＦ「宇宙英雄ローダン･シリーズ」の一冊です。

発売　　＝ 2010/04/09
サイクル＝第12サイクル「アフィリー」

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◆747話　発信源グロソフト（ハーヴェイ・パットン）（訳者：林　啓子）

　グッキーとロイドは未知の救難信号を辿り、未開惑星『グロソフト』に降下するが！？

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　ゲスト作家パットン先生の初めてにして唯一のローダン作品。いかにも、の番外編でした。

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◇748話　謎めいたラファエル（クルト・マール）（訳者：林　啓子）

　地球を含めたメダイロン星系が「喉」に呑み込まれる事が確実となり、独裁者カサルはブルと停戦し、共同で地球脱出用船団の建造に取りかった。ところが何者かがこの計画を妨害し！？

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　長い長いと思っていたアフィリー・サイクルも前半戦の終了が近づき、最後を飾るのは謎の存在ラファエルのエピソード。アフィリーの話は大抵退屈なのですが、この話はなかなか面白かった。ラファエルの正体がバレるシーンは（既に知っていましたが）なかなか読ませてくれましたね。あと序盤での、あるスパイが変装を解く場面は、映画「トータル・リコール」でのシュワルツネッガーの変装を思い出しましたよ。

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★表紙絵

　747話で活躍するグッキー＆ロイドのコンビです。なんだか意味不明のイラストも、747話を読み終えるとすっと理解できます。

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★あとがきにかえて

・東大の独文科で好きな作家名を書かせたら、シェールだのダールトンだのマールだのフォルツだのエーヴェルスだのがごろごろ出てきて、教授が困惑した話。それってどこかで聞いた事有るけどどこだっけ。

・ドイツ人はローダン・シリーズを「アメリカの小説を翻訳して連載している」と思ってる話。それ以前にも有りましたよね。

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★おまけ

　あらすじネタバレ版はこちらへ。